「ダルビッシュ」って「DARVISH」だったんすね！(。。)φメモメモ
ダルビッシュが“松坂超え”だ！ 日本ハムのドラフト１巡目、ダルビッシュ有投手（１８）＝宮城・東北高＝が２０日、スポーツメーカー『ナイキジャパン』から、将来のアドバイザリー契約を見据えた用具提供のオファーを受けた。これまで同社ではプロ４年目だった西武・松坂との契約が最短で、高卒１年目での契約となれば初。この日、ダルビッシュは札幌市内のホテルで行われた入団会見で新人王を宣言するなど“ダル様・フィーバー”はとどまるところを知らない。〔写真右：初めてユニホームに袖を通した日本ハムのダルビッシュ。う〜ん、実にお似合いです。同下：北海道の星となれ！！ 後列左から橋本、工藤、鵜久森、中村、菊地、市川、ダルビッシュ。前列は今井球団社長（左）と高田ＧＭ＝撮影ともに・高橋茂夫〕
初めて日本ハムのユニホームに袖を通した黄金ルーキー。テレビカメラ１４台、計４３社、１５０人の報道陣が、背番号１１に注目する。派手な男に派手なフラッシュ。そんなダルビッシュが、日本のエース・松坂（西武）超えも達成だ。
この日、入団会見に合わせるようにスポーツメーカーのナイキジャパンからオファーが届いた。同社史上、高卒１年目としては初の快挙。グラブ、スパイクなど来季の用具提供に関するオファーだった。
同社で最も早かった“青田買い”は、高卒４年目の松坂（別項）＝写真下＝。このときには、契約料が発生するアドバイザリー契約を結んだ。今回、ダルビッシュに提示した条件は、将来のアドバイザリー契約を見据えた用具提供の段階だが、来季の活躍次第では、高卒史上初となる１年目からのアドバイザリー契約の可能性も出てきた。
実は、ダルビッシュは高３からナイキ製の野球用品を使用。「今年１年間は、ずっとナイキを使ってきた。ナイキはいい会社だと思っています」と相思相愛の仲。ナイキは上原（巨人）、松坂とも契約しており、ダルビッシュにとってもあこがれだった。
同社関係者も「（ダルビッシュが）即戦力かどうか、微妙な問題もある。ただ、将来性は十分だし、オファーは出しました」と、看板選手になることを期待。この日、早速スパイクなどの用具を提供していた。
周囲のヒートアップに応えるかのように、入団会見では高卒ルーキーとしては異例の“新人王宣言”だ。
「来年の目標は…難しいと思うけど、新人王を狙っていきたい。まずは一軍に上がることが先ですけど」
甲子園の申し子、ＭＡＸ１５０キロの高校最高右腕が、さわやかに、そして力強くプロの門をたたいた。松坂に追いつけ、追い越せ。“ダルビッシュ伝説”が、北の大地でスタートした。
（大塚功）
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★ダルビッシュ一問一答
−−今の心境は？
ダルビッシュ「１日でも早く北海道（一軍）でプレーできるように頑張りたいです」
−−セールスポイントは？
「ストレートではなく、変化球の多さとコントロールです」
−−対戦したい打者は？
「（日本ハムＤ８巡目の）鵜久森。高校時代に打たれているので、紅白戦ではしっかり投げたい」（笑い）
−−ファンには
「自分が投げる試合では絶対勝つ投手になりたい。あと、サインもできる限りやりたい」
−−将来、新庄シートのようなファンサービスも？
「一流になれたら、やってみたい」
−−北海道の寒さは？
「仙台に３年間いたので寒さは感じない。でも道がすべりますね」
−−小さいころのプロ野球の思い出は？
「巨人とどっかがやってて、篠塚さんが打ったサヨナラホームランを覚えてます」
−−ユニホームは？
「カッコいいと思う。ただ自分はちょっと似合ってない。ずっと縦ジマだったんで…」
−−キャンプまでの課題は
「体を大きくしたい。今の８５キロから９０キロにしたい。意識して多めに食べて、ドンブリ飯３杯は食べていこうと思う」
| ■西武・松坂の場合 プロ４年目の平成１４年にナイキ社と専属契約。１年目はアドバイザリー契約のみだが、２年目からＣＭ契約が加わる５年契約。同社と契約している巨人・清原は３年契約。５年契約はゴルフのタイガー・ウッズ（米国）ら世界のスーパースターと並ぶ大型契約となった。 |
| ■巨人・野間口の場合 平成１６年１２月、ナイキ社から用具提供を受けることが決まった。入団１年目からグラブ、ウエア、シューズとほぼ全身ナイキで統一。巨人のルーキーで同社からサポートを受けるのは初で、本人も「ナイキはかっこいいです。松坂さんも使っていますから」とご満悦。 |
| ■ダルには負けない 日本テレビ系で１９日に全国放映された新庄の生い立ちなどを探った「波乱万丈スペシャル」が、ビデオリサーチの調べで北海道地区では平均２８パーセントの視聴率を記録したことがわかった。日曜日の午前中としては異例の高数字で人気の高さを証明。ちなみに関東地区では１２・３パーセント。ダルビッシュもプリンスの前では、まだまだ『はなタレ・パシリ』？ |
★ダルビッシュ、初札幌ドーム
入団会見前に札幌ドームの施設見学を行ったダルビッシュ。グラウンドではマウンドに立ち、シャドーピッチングを２度行うなど、初体験の感触を楽しんだ。「札幌ドームは広くて、メチャメチャいい球場でした」と笑顔。将来、自分が快投するイメージはバッチリ？
★８巡目の鵜久森が３冠王宣言
新入団会見では、ビザ取得で来日が遅れている４巡目・マイケル中村（前ブルージェイズ）を除く７選手が"決意表明"。ダルビッシュと並ぶイケメン、８巡目の鵜久森（済美高）は「涌井（西武の１巡目）と対戦してみたい。将来は３冠王を目指します」と大目標を掲げた。ファンとの混乱を避けるため、ホテル内に２０人の警備員を配置して行われた。
日本ハムのドラフト１巡目ダルビッシュ有投手（１８＝東北）ら７人の新入団発表が２０日、札幌市内のホテルで行われた。ダルビッシュはカメラ１４台、約１５０人の報道陣、そして地元テレビ局の生放送の前で「やっぱり難しいですけど新人王を狙って行きたい」と、はにかみながらも「新人王宣言」した。
会見後、新人王宣言について「チームの人は全員がライバルだと思ってます。まず、１軍に上がることが先ですね」と話した。会見で頼もしい発言を聞いた高田ＧＭは「下半身にまだ不安があるが、ヒルマン監督が使いたがるんじゃないかな。僕が止めないとだめかもしれないね」と目を細めた。
そんなダルビッシュにこの日、破格のオファーが舞い込んだ。スポーツ用具メーカーのナイキジャパンが来季の用具提供などを提案した。西武松坂、巨人上原ら球界を代表する投手がアドバイザリー契約しているが、高卒ルーキーへの契約申し出は、同社では初。松坂でさえ２年目だった。「年内までに話し合いを詰めたい」と担当者。実現すれば、まずは「松坂超え」となる。【上野耕太郎】
［2004/12/21/08:26 紙面から］
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契約後、札幌ドームのマウンドで投球フォームを披露したダルビッシュ |
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日本ハムの新入団発表が２０日、札幌市内のホテルで行われ、ドラフト１巡目の東北・ダルビッシュ有投手（１８）が新人王獲りを宣言した。また、西武・松坂もプロ２年目からだった、ナイキからの用具提供契約も内定。巨人・上原、オリックス・中村、メッツ・松井稼らに並ぶ超一流選手としてのお墨付きを得た形だ。
会見場は人であふれ、１つ上のフロアでは制服姿の女子高生が待ち受ける。警察官、警備員ら警備スタッフは３０人を投入。マスコミ４３社、報道陣１５０人、テレビカメラは１４台と、球団史上最大規模の入団発表だ。しかし、フラッシュの嵐を浴びながら、ダルビッシュは落ち着き払っていた。
「１日でも早く（１軍の）北海道の方でプレーできるよう頑張る。自分の投げる試合は全部勝ちたい。難しいと思うけど新人王を狙っていきたい」
注目するのは、メディアだけではない。巨人・上原、西武・松坂、メッツ・松井稼らスーパースターが用具提供を受けているナイキジャパン社の関係者がこの日、グラブ、スパイクなどすべての用具提供を申し出た。松坂もナイキからの用具提供は２年目からで、高卒新人では極めて異例。担当者は「（契約の）詳細はこれからですけど大丈夫だと思います」と好感触を得ており、活躍次第では１年目からのアドバイザリー契約も検討している。
１メートル９５、８５キロのスリムな長身が特徴だが、故障の危険がつきまとうのも事実。今後は「とりあえず体を大きくしないと。丼２杯を３杯にするくらい多めに食べて、９０キロくらいにしたい」と“自主トレ”の第一歩として増量計画にチャレンジする。「超一流」の道具を手にし、ひと回り大きくなる怪物。決して新人王獲得は「難しいと思う」ことではない。
≪鵜久森は３冠王目標≫高校通算４７本塁打男・鵜久森（済美）はビッグな目標を掲げた。「将来３冠王を獲りたい。テーマ曲？自分の（オリジナルの）曲をつくってほしい」ときっぱり。ダルビッシュと同様、端正な顔立ちのため、山田編成部ディレクターは「今年はうちの選手がゴレンジャーのマスクをして話題になりましたが、今回の新人はマスクのいらないイケメンばかり」と冷やかしていた。
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◆後援会、テレビ出演ダメ「一人前になるまでは」 ダルビッシュの父・ファルサさん（４４）は２０日、１軍初勝利を挙げるまでは、後援会の設立やテレビ出演を封印することを宣言した。まずは、本人が野球に集中できる環境づくりを優先。「甲子園のとき以上」という周囲の盛り上がりに、待ったをかけた。 ファルサさんは「後援会？ 地元（大阪・羽曳野）で、そういう話はして頂いているんですが、今はお断りしています。初勝利でも挙げた後に、やってもらえるとありがたいです」と時期尚早という考えを明かした。テレビ出演についても「一人前になるまではと、球団にも止めておきました」と説明。直接の出演依頼もすべて断っている。 中学時代から注目を集めていたダルビッシュだが、人前に出ることはあまり得意ではない。「少しゆっくりさせてあげたい」と、親心から出た“禁止令”だ。それでも、かぶり物については「あまりそういうのは得意じゃないと思うんですけど、（ファンに）盛り上がってもらえるのなら、いいんじゃないですか」と笑顔で話していた。 |
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日本ハムの新入団選手発表が２０日、札幌市内のホテルで行われた。注目のドラフト１巡目ダルビッシュ有投手（１８）＝東北高＝の登場に、テレビカメラ１４台、報道陣４３社１５０人の大フィーバーとなったが、そんな怪物ルーキーに強敵が出現。北海道でイラン人の父ファルサさん（４４）の人気が沸騰し、ファンにサイン攻めに遭う珍現象が発生した。 まだまだ息子には負けられない？ルーキーの家族を乗せたバスにファンから、「ダルパパ〜！」とコールが起こる。歓迎会会場や、ホテル前ではファンが待ち構え、サインをおねだり。怪腕ダルビッシュもビックリ。“ダルパパ”が、北の大地で大ブレーク中だ。 入団会見と球団施設の見学のため、札幌を訪れたファルサさん。元サッカー選手で、１８０センチを超える長身。口ひげをたくわえ、ダンディーにダークスーツを着こなすかと思えば、流ちょうな日本語で「まだテレビの出演依頼がないですねえ。寂しいなあ〜」と、とぼけたトークで笑いもとる。ダルビッシュがドラフト指名された後、ファルサさんは地元テレビなどに出演したことで、北の大地で息子に負けない有名人になっていた。 ファルサさんは高校、大学時代に母国イランから米国に留学。そこでダルビッシュの母・郁代さん（４６）と出会い、８２年に日本に移住。現在は大阪で英会話学校を経営している。ダルビッシュの中学時代は「プロになりたい」と言う息子と一緒に、車で仙台から広島まで野球強豪高校を見学する旅に出た。息子がメジャー志向を口にすれば、自らメジャー５球団と接触。そんな行動派の一面もある。 ただ、今回は人生初の札幌とあり“ススキノ見学”にも興味があったが…。顔が知れ渡ってしまったため「話題になるのでヤメときます」と苦笑していた。 |
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日本ハムの８巡目ルーキー鵜久森（済美）は入団会見で「将来は三冠王を獲りたい」とぶち上げた。今夏の甲子園で３本塁打を放ったスラッガーは、この日、札幌ドームを見学。打席に立ち「フェンスが高いですね」と打球の放物線を思い描くように左翼スタンドを見つめていた。 |
 ボールを手に笑顔のダルビッシュ有投手＝札幌市中央区のホテルで |
早くも「ダルビッシュ・フィーバー」が吹き荒れた。日本ハムは２０日、札幌市内のホテルで新入団選手８人の入団発表を行ったが、ドラフト１巡目指名の東北高・ダルビッシュ有投手（１８）を取材するため報道陣が殺到。ダルビッシュ一色に染まった。
集まった報道陣の数が黄金ルーキーの注目度を物語っていた。新聞、ラジオ、雑誌などマスコミ各社は合わせて４５社１５０人で、テレビカメラも１４台を数えた。さらに地元ローカルテレビ局３社は、夕方のニュースで入団発表を生中継した。会場の受付係も「こんなの見たことない。昨年は７０人ほだったかな。ダルビッシュ君がいるだけでこんなに違うんですね」と驚きを隠せなかった。
日本ハムは００年に桐生一から正田、昨年は浦和学院から須永と甲子園で大活躍した投手を獲得した。それでも、ここまでの注目はなかった。
まさに球団史上最高の注目度で入団したダルビッシュ。そんな周りの空気を察知してか、「新人王を狙いたい。自分が投げる試合は絶対に勝ってチームに貢献したい」とキッパリ。今年は新庄フィーバーに沸いた日本ハム。０５年もダルビッシュで熱くなりそうだ。 （谷野哲郎）
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昭和６１年８月１６日、大阪府羽曳野市生まれ、１８歳。小学２年で野球を始める。東北高では１年秋からエース。４季連続甲子園出場を果たし、２年夏に準優勝、今春の選抜１回戦では熊本工高を相手にノーヒットノーランを達成。１メートル９５、８５キロ。右投げ右打ち。血液型はＡ。家族はイラン人の父・ファルサさん（４４）＝英会話教室主宰、母・郁代さん（４６）、弟２人。契約金１億円、来季年俸１５００万円。背番号１１。
