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20040720(火) 巨×中 第二戦@ナゴヤドーム&岩隈連勝ストップ(゚Д゚;)

一夜でリベンジ!ローズ31号、小久保29号、二岡V弾
 (セ・リーグ、中日7−9巨人、15回戦、巨人8勝7敗、20日、ナゴヤドーム)“憎き球”を豪快にたたきのめした。五回二死一、三塁で、プロ初先発の2年目左腕・長峰の初球の外角直球を強振。打球はバックスクリーン右へと一直線。2試合連続の31号3ランに、ローズが分厚い胸をぐっとそらした。
 「最初からストライクは狙っていったよ。飛ばないボール? コクボさんも打っているし、しっかりとらえれば飛ぶということ」

 前日(19日)からナゴヤドームで使用される公式球がM社からS社のものに。その当日の試合では本拠地・東京ドームなら本塁打性のあたりが、フェンス直前でおじぎする現象が頻繁に見られたが、ローズは違う悩みを抱えていた。「実は調子が悪い。肩の開きが少し早くなって、外角のボールが遠く見えるんだ」。19日の試合前、打撃練習を終えるとすぐに淡口打撃コーチに約5分間、徹底チェックをあおいだ。用意周到な準備をした大砲は、ボールの“ハンディ”など吹き飛ばした。

 さらに、19日の試合から7番から8番に降格した二岡も発奮。同点に追いつかれた直後の六回一死一、二塁で、岡本の内角直球を左翼ポール際に運ぶ3号3ラン。一回の小久保の29号ソロも含めて、この日チーム3本目のアーチで勝利をたぐり寄せた。

 「距離は届くと思いましたけど、切れるんじゃないかと思って、見ちゃいました」と照れ笑い。二岡の一発でチームは今季168本塁打。『史上最強打線』が、65本の中日に100本以上の差をつける脅威の破壊力をみせつけた。

 「(ローズの本塁打は)二死からでしょ。うちの持ち味が出たね。野球はツーアウトからって言うし、相手のダメージが大きいでしょ」。3発に加え、先発全員の12安打の波状攻撃に、須藤ヘッドコーチも満足げ。21日の首位決戦第3ラウンド。夏の夜空はあおげなくとも、風物詩の“花火”を連発すれば、竜の尻尾も見えてくる。
(林 健太郎)

 ◆3安打で今季13度目の猛打賞の巨人・清水 「つなぎ役? とにかく勝ってよかったですよ」

 ◆六回に勝ち越しの口火となる左前打の巨人・江藤 「昨日がダメ(4タコ)だったから、何とかしたいという気持ちでしたね」

★小久保が同点29号ソロ
 小久保が二回、左翼席中段に同点29号ソロを放った。「完璧(かんぺき)。打った瞬間行くと思ったよ。初めて対戦するピッチャーなので、最初が肝心と思って打席に入ったんだ」。プロ初先発の先発・長峰に加えて、飛ばないボールも克服。納得の表情だった。

★林が5回途中5失点KO
 先発の林は五回途中で5失点KO。「立ち上がりからボールが先行していたし、内容はあまり良くなかった。特に勝ち越してもらった後の回は何としても抑えないといけないのに…。情けないです」と猛省。堀内監督も「林はピッチングになってない。ただ放っているだけ」と手厳しかった。

 ◆ふがいない投手陣に巨人・堀内監督 「どうなってるんだ。昨日よりきょうの方がダメ。(九回は)あれなら最初から久保を出すべきだった。出し惜しみした。二岡の(一発)が大きかった。点を取られた後に突き放したんだから」

 ◆6月に日本ハムから移籍し、2年ぶり、移籍後初となる勝ち星を挙げた巨人・中村 「堀内監督に期待されている分を返したいという気持ちで投げている」

★仁志が美技を披露
 名手・仁志が美技を披露。同点に追いつかれ、なおも二死一、二塁の五回、柳沢の右前に抜けそうな打球を横っ飛びでキャッチ。ピンチを救い、六回の勝ち越し劇を呼んだ。「ギリギリだったよ。こういう試合だから、1点でも少なくって考えるしかないから。それにしても疲れた」とホッ。

■データBOX
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 巨人の今季チーム本塁打数が168本となった。現在のペース(83試合目)を維持すると、最終的にはシーズン283本に達する。セ・リーグ記録(阪神の219本=昭和60年)はもちろん、プロ野球最多記録(近鉄の239本=昭和55年)も更新する勢いだ。
 なお、31号本塁打を放ったローズは、シーズン52本ペース。

一応試合は横になって見てましたが、体調が悪いのでいつの間にか寝てました。

> 近鉄岩隈が負けた、開幕連勝12で止まる
> <ロッテ9−3近鉄>◇20日◇大阪ドーム
>  今季16試合目のマウンドで近鉄岩隈に初黒星がついた。開幕から続けてきた連勝は12でストップ。7回8安打6失点で降りた。
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>  初回から苦しい投球が続いた。連続四球で無死一、二塁とされた後、福浦に右中間に運ばれる二塁打を浴び、続くベニーに左犠飛を許した。「初回の2点で(試合に)ガッと入っていけなかった。後半戦初めてでリズムに乗り切れずに崩れてしまった」。
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>  5番李を迎えると、したたる汗が鼻からこぼれ落ちる。空調が効くドームにしては異常な量の汗。「そんなことない」と否定したが、球宴、五輪壮行試合に続けて出場した影響が、後半戦最初の登板に表れてしまった。
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>  もともと立ち上がりは良くない。今季連勝中は試合中に修正してきたが、この日はそれができなかった。中盤まで4失点で踏ん張るが、7回に連続三塁打を浴びるなどで2失点。8被安打中6本が長打だった。
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>  梨田監督は「フォークが浮いていたね。ずっと勝ち続けるのは難しい」と細腕エースをかばった。試合後、岩隈は「1つひとつ、いくだけ。(気持ちを)切り替えていくだけです」とサバサバした表情だった。
> [2004/7/21/08:49 紙面から]

い、岩隈…

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