発表年Buffalo Springfield Album List
1966Buffalo Springfield
1967Buffalo Springfield Again
1968Last Time Around
1969The Best of Buffalo Springfield Retrospective
1973Buffalo Springfield [Collection]
2000Buffalo Springfield (4CD Box Set)


「伝説のバンド」といわれたり「早すぎたバンド」といわれたりするバッファロー・スプリングフィールド。オリジナルメンバーは次の通りです。

STEPHEN STILLSgtr, vo, key
NEIL YOUNGgtr, vo, hrmnca
RITCHIE FURAYgtr, vo
DEWEY MARTINdrms, vo
BRUCE PALMERbs

『船頭多くして船山に登る』ということわざがあります。
このアメリカ人2人(スティルス、フューレイ)と、カナダ人3人(ヤング、パーマー、デューイ)の5人編成のバンド、 バッファロー・スプリングフィールドはまさしくそんなバンドだったと思います。
あのビートルズでさえ、リーダーといえるのはジョン・レノンとポール・マッカートニーの2人でした。
しかし、バッファロー・スプリングフィールドはというと、スティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイと3人もいました。
後半(3rd:Last Time Around)になるとジム・メシーナも加わるので、4人ということになります。
こんなちゃんこ鍋みたいな状態でグループが続くわけありません。
案の定、約2年半で空中分解してしまいます。
原因は、メンバーそれぞれのエゴが増大したとか、ニール・ヤングがグループの脱退・再加入を繰り返した事や、ブルース・パーマーがドラッグで国外追放になったなど、数えたらキリがないほどあります。

しかし、こんな短期間で解散したにもかかわらず、ロック界では歴史的なイベントとして今でも語られるモンタレー・ポップ・フェスティバルにも参加しています。
何故あまりこの事実が語られないかというと、やはりニール・ヤングが参加しなかったからでしょう。
その代役に同じくモンタレー・ポップ・フェスティバルに参加していたバーズから、助っ人でデヴィット・クロスビーがギタリストとして参加しています。
これがご縁で、後にクロスビー・スティルス・アンド・ナッシュを結成する事になったそうです。
ちなみにわかっている範囲でセットリストを書くと

Monterey Pop Festival : Set List
1.For What It's Worth
2.Nowadays Clancy Can't Even Sing
3.Rock and Roll Woman
4.Bluebird
5.A Child's Claim to Fame
6.Pretty Girl why

こんな感じだったそうです。
私が所有しているbootlegだと 3 〜 4 はメドレーで、5 はなし。6 は途中で切れています。
聞いてみると「やはりニール・ヤングがいた方が・・・」と思ったりするわけです。^^;

2000年になると、ニール・ヤングのアーカイブ・プロジェクトの一環ということでしょうか、突如CD4枚組BOXセットが発売されます。
私は、このBOXセットのおかげ(?)で、バッファロー・スプリングフィールド=スティーヴン・スティルスのファンとして飲めり込む形になりました・・・
しかし、ディープなファンの方の話によると、このBOXセットは2〜3年前から発売されるという噂はあったそうです。


Buffalo Springfield [Revisited] / Live In Concert (2000)
Buffalo Springfield [Revisited] / Live In Concert
WOODHAVEN 47025
1.On The Way Home
2.I Am A Child
3.Special Care
4.Hung Upside Down
5.Rock & Roll Woman
6.Down To The Wire
7.A Thousand Dreams
8.A Child's Claim To Fame
9.For What It's Worth
10.Bluebird
11.Mr.Soul
12.Let It Shine
13.Four Days Gone

バッファローの名を冠して、自らを Revisited(再遊、再訪)と名乗っているこのバンドは、スティルスもヤングもいません。それにフューレイもいないし、ジム・メッシーナもいません。
そうです。バッファローから巣立って、70年代に華々しい活躍をしたこの4人がいないのです。(ジム・メッシーナはちょっと違うかな?)

このバンドにいるオリジナル・メンバーは、ディユーイ・マーティンとブルース・パーマーの二人だけです。
リンゴ・スターとクラウス・フォアマンの二人で「俺たちはビートルズだ!」と血迷った事を言っているのと同じです。何とも閉口してしまうグループです。^^;

そしてこのバンドではマーティンがリーダーのようで、メンバーは先のオリジナル・メンバー二人とBob Frederickson , Stan Endersby , Frank Wilks , Harlan Specter の6人です。
このライヴでのボーカルはFrank Wilksが担当しています。別に内容は書かなくてもいいかな(笑)
あ、そうそう。このFrank Wilksという人は現在(2002年6月)自らのバンドを率いて活動しているようです。

Intermedia Video ProductsというところからビデオとDVDが発売されていますが、勿論アマゾンをはじめネット通販で買うことができます。
注意しないといけないのが、やはりDVDのリージョンでしょうか。日本版は発売されていないので、リージョンフリーのディスクを買うか、マルチ・リージョンのDVDプレイヤーが必要になります。
手に入れたい場合は、店に確認するか無難にビデオを買った方がいいかもしれません。
「いらねぇーよ!」とか言わないで下さい(笑)

HPの作成が一段落したら加筆致します。。 m(._.)m

もどる