アーカイブでの後説だけキキトリしました。
それではどうぞ。
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えー、お送りいたしましたのは、1976年、今から25年前の
3月29日に放送されました、「Japanese Oldies」をお送りしました。
聞き直してみますと、この後に分母分子論とか、(ポップス)普動説を発表いたしますけれども、
それの骨格がこの頃にはすでに出来上がっていたな、
と、いうふうに自分で思います。
このときは、ゴーゴーナイアガラは50分間の放送でしたので、
これから7,8分ありますので、
付け足しの放送をしてみたいというふうに思いますけれども。
この1曲目にかけましたところの、藤山一郎の「東京ラプソディー」が
実はオリジナルのバージョンではありませんでして。
んー、当時はたぶん、この音源しか無かったんだと思いますし、
また、日本の歌謡曲に対しての理解度が、まあ、せいぜい”この程度”だったんだろうなぁ、
という未熟なところも感じさせるトコロもありましたので、
本日はその藤山一郎さんの「東京ラプソディー」、古賀政男さんが、メロディが先に出来て、
それに詞をつけてもらったという、古賀政男さんの中でも珍しいタイプの曲だと思いますけれど、
それのオリジナルバージョンの「東京ラプソディ」を聴いて頂きましょう。
(「東京ラプソディー」藤山一郎 )
えー、お送りいたしましたのは、「東京ラプソディー」。
藤山一郎 さんのオリジナルバージョンをお送りいたしました。
さて、続きましては、この中で、
渡辺はま子さんと霧島昇さんの「蘇州夜曲」をかけましたけれども、
このあとでですね、李香蘭さんのバージョンをわたしは聞きまして、
これに非常に感銘を受けまして、それも聞いて頂こうと思います。
「蘇州夜曲」李香蘭。
(「蘇州夜曲」李香蘭)
えー、お送りいたしましたのは、
「蘇州夜曲」李香蘭さんのバージョンでお送りいたしました。
えー、名曲ですね〜。
服部さんは、本当に、戦争がなければ、
中村八大さんの前に国際的に認められた作曲家になったのだろう
と、いう風につくづく思いますね、
戦争があるというのは、本当に良くないことですねぇ。
音楽がそういう風に、正当に評価されないということになってしまいますからね。
で、服部さんの素晴らしいところは、
日本ではあまり、編曲までもやるという人が少なかったんですが、
それを全部自分でやったというところだとおもいます。
で、戦後、敗戦後に進駐軍がやって参りまして、
楽団がいっぱい来るわけですけれども、
そこで、その編曲のすばらしさとか、
そういうようなモノを直接、聞いたりすることになって、
それが戦後のジャズブームということになる訳ですけれども、
その戦後にやって参りました、ジョニー・ワトソン楽団という、
その楽団の中から、服部さんメロディ、服部メロディの「カンカン娘マーチ」というのがあります。
これを最初に聞いたときに、米山(正夫)さんの「365歩のマーチ」は
これから来ているかな?というふうに思いましたけれども。
まあ、他にもこういうタイプのモノがあるのかもしれないですけれどもね。
えー、ジョニー・ワトソン楽団の「カンカン娘マーチ」を
それではお時間まで聞いて頂きたいと思います。
(外人さんの炭坑節)