はーい、ぼーいざんがーるざんれでぃーざんじぇんとるめん、おとっつあん、おっかさんでぃすいず いーちおーたきーず、ごーごおないあがら。ふおむふぉーてぃーふぁいぶすたじおいんふっさ。
ふぃふさてぃーみにゅーつおんなまんでーみっどないとぅ。
えー,日本二の裏切り男、大瀧詠一の趣味の音楽だけをかけまくる,50分間のゴーゴーナイアガラの時間のタイムがやって参りました。
さて,先週は男性ボーカルを中心にお送りいたしました,いかがでしたでしょうか?
今週は67・8・9年頃のさわやかなサウンドをまとめてお送りしていきたいと思っております。
(ソフィスティケートされた音楽かかる)
くりすもんてーす,ざもらーいしーゆ
(さらに力強いバックの音で同じ曲始まる)
ぴーたーあれん,ざもらいしーゆ。
(高らかなブラスの音がフェードアウト)
ピーター・アレンで「ザ・モア・アイ・シー・ユー」でした。
その前が,クリス・モンテスで「ザ・モア・アイ・シー・ユー」でしたねー。以前,クリス・モンテス,特集しました。去年の11月でしたかね?やりながら,あーこれは,夏にやれば良かったかななんてことを言ったのを記憶してるんですけどもねー。いかがなもんでしたか?夏に聴くのは。
えーと,それからピーター・アレンですけども,これはねー,古くないんですよ。最近ですね。まだ,日本では,日本盤として出てるかどうか分かりませんけども。多分出ると思いますけどもね。
んー,ピーターアレンというねー。A&Mから出てるヤツですけどねー。この「ザ・モア・アイ・シー・ユー」やっております。
コレがねー,なんとこの「ザ・モア・アイ・シー・ユー」のバックアップ・ボーカルを見ますとねー,レスリー・ゴーアの名前が書いてあってね,他の曲でボーカル・ソロをレスリー・ゴーアがとってあったりねー。
えー,それからアビゲイル・ヘイネスって人は,確か,ジョー・ママかなんかに一度いた事がある人だね。
んー,それから後は,バックドアクライングにダスティー・スプリングフィールドがバックグラウンドにいたりとかね,えー,かなり面白いアルバムでした。コレ聴いてみたらね。
それから,今の「ザ・モア・アイ・シー・ユー」。途中で,えー,あれでしょ。トランペットが入ってくるでしょ。コレはさすがにA&M だけあって,ハーブ・アルパートなんですね。それから,ドラムスが久々ジム・ゴードンということもねー。「ザ・モア・アイ・シー・ユー」。
クリス・モンテスとピーター・アレンで聴いてもらいました。
(少し内省的なギターの音流れる)
ちゃどあんじぇれみー,でぃすたんしょーーず。
チャッド・アンド・ジェレミーで「ディスタンショーズ」でした。”ディスタン・ショーズ”ですねー。えー,”遠い渚”ですか。へへ(^_^)。なんかありましたけどもねー。
シャープ・ホークスでしたか,「遠い渚」って言うのがありましたけどもね。んー,それとは違う曲でして,同名異曲といいますかね。
えっと,チャッドとジェレミーの中で,この曲は非常に好きでねー,この辺は作曲がジェームス・ウィリアムス・ガルシオなんですねー。あのバッキンガムスをプロデュースして,それからシカゴをプロデュースしたところのプロデューサーですけどもねー。うんー,なかなかいい曲書いてますねー。向こうは,プロデューサーも作曲家もいろんな事やっちゃいますけどもねー。
さて,このグループのプロデューサーも有名な人ですね。
(明るい畳みかける音楽がかかる)
はーぱすびざーる,かむとぅざさんしゃーいん
(スティールドラムのにぎやかな音が重なり合う)
えっそとりにだっどすてぃーるばん,かむとぅーざさんしゃいん
(最後声がかさなる)
フねー,「カム・トゥー・ザ・サンシャイン」ですねー。
えー。作曲者はご存じヴァン・ダイク・パークスです。アレンジャーもそうですね。エッソ・トゥリニダス・スティール・バンドのプロデューサーもヴァン・ダイク・パークスですね。
それから,今の歌,歌っていたのがねー,ダーリング・ダイアンカンパニーって書いてあります。これは,ダーリング・ダンっていうのが,あのー,ダニー・ハットンのことですねー。スリー・ドッグ・ナイトの。んー,面白いですね。あの辺も非常に,なんかつながりがありますね。みんなロスのミュージシャンで,なんと言いますか。
ヴァン・ダイクパークスの作るのを聴いてますと,やっぱりあの,ブライアン・ウィルソンとこう,表裏一体をなしてるというか,出来てる曲は同じような気がしますね。同じウェストコースとの非常に明るいサウンドで,ブライアンはわりとどちらかというとストレート派といいますかねー。単刀直入にやっちゃうというか。えー,ヴァンダイク・パークスはこう,ひねりにひねるというかね。それでも,なんか出来てるもんは,んー,あの表(おもて)面は違い,あの,表面は違いますけどもねー,中はそんなに違わないような気がしますけどもね。
ハーパス・ビザールの聴くと僕は非常に安心するのは,僕のレコードなんかよりも数倍,ボーカルがオフになってますね(^_^)。
あの辺が非常に安心するのであります。
(ちょっと切れてました,今度キキトリ予定)
さんしゃいんかんぱにーで,るっくひあーざさんしゃいんでした。
えー,いわゆる,フラワーサウンド・ムーブメントってなことがありましてね,その頃のかなり重要なグループでしたね。えー,「バック・オン・ザ・ストリート・アゲイン」とかですね,他には「ハッピー」とかいろいろありました。
えー,サンシャイン・カンパニーね。このドラムとベースが現在のロギンズ・メッシーナのねー,ドラムとベースなんですね。末期にドラムとベース入ってますけどもね。なかなか面白いですね。やっぱり,あの辺に活躍していた連中が今のウェストコースとの主流をなしていますね。実に。
さて,これは大ヒット曲でした。
(重たいギターがなる。)
じあそっしえーしょん,ねばまいらぶ
(跳ねるドラムが小さくなる。)
アソシエーションで「ネバー・マイ・ラブ」でした。
これは,非常に当時,大ヒットしましたけども,なんか僕シングル盤もってないから分かりませんけど,なんかコレ,LPかけてんですけど,エンディングがちょっとシングル盤と違ったような気が一瞬,今,したんですけどもね。どんなもんでしたかね。
烽ネかなかいいんじゃないっすか。
(マイナー調の叩くピアノが入る)
ざすーこー,たーんだんでー。
(イッツァ・ターンダーンデーイ♪と大瀧さんがハミングして終わる)
サークルで「ターン・ダーン・デイ」でした。前に「レッド・ラバー・ボール」かけましたけれどね。これもまた,続いてヒットした曲ですよね。非常にいい曲ですよね。「ターン・ダーン・デイ」でした。
さて,サークルですけれどもね。えー,非常にいいグループで,僕は大好きなんですけどもね,うーん,前にアルバムっていうのがありましてねー,『レッド・ラバー・ボール』のアルバムの前か後か,後なのかな?『ネオン』っていうアルバムが出たんですよね。
えーと,前にも言ったかもしれません。プロデューサーがジョン・サイモンで。えーと,いろいろやってるんですけれども。その『ネオン』の中に非常にいい曲がありましてね,その中からシングルカッとされたんですが,ソレを聴いてみたいと思います。
びじっとぅ
(粛々としたボサのリズムが静かにフェイドアウト)
ザ・サークルで「ビジット」でした。えーー,いい曲ですね。大体今日はねー。あのー,そうですね。昼寝でもしながら聴いてるってなカンジで聴いてもらうと丁度いいんじゃないかなと思うんですけどもね。
んーと,このシングルは,日本でも一応きられましたね。日コロからでてました。全然関係ないタイトルで,,「君住む街角」じゃないし,,「君去りしなんだったか・・・」えー,でも,この日本盤の曲をササキで見つけましてねー。ササキのお姉さん聴いてますか?
ネに影響されて曲作ってましたが,あまり深いことは追求せずにまた,昼寝にすごいいい音楽をかけてみましょう。
(鳥の啼き音もさわやかな曲始まる)
やんぐらすかるず,ぐるーびん
ヤング・ラスカルズで「グルーヴィン」でした。
えーと,昼寝にいいでしょ。この曲最初,僕分かんなくてほんとにあのー,夏の暑いときに昼寝して聴いてたら,良かったんですよねー。なもんで,昼寝が出てくるんです。
さて,えーと,この番組には初登場ですね。スプーンフル。ラヴィン・スプーンフルですねー。今までどうして出てきませんでしたかね?初登場でございます。
何だと思いますか?「デイ・ドリーム」ではありませんぞ。
(アコースティックなサウンドが一面に広がる)
れいのんざるーふ,ばい,すぷーんふる
(そのまま,ボサのリズムでベースの響く心地よい曲始まる)
くりたーーず,
(やわらかな音が遠のいていく)
「ミスター・ダイングリー・サッド」でした。クリッターズといいますと・・あ,その前が,スプーン・フルで「レイン・オン・ザ・ルーフ」でしたけどもね。
クリッターズといいますと,「♪やーんががーる,ふひーははひほふ はー」っていうのがありましたねー。当然これもスプーンフルの曲でね。セバスチャンがかいてましたけども。それがデビュー曲で,このクリッターズが出てきたんですけれどもねー。その第2弾が,この「ミスター ♪ダ〜イングリ〜〜サッードゥ」でしたけども。何ともはや夏の午後ってカンジするでしょ?
ちょっとクドイかな?
さーて,これはねー,スプーンフルはカマストラっていうレコード会社でしたね。それから,このクリッターズも,キャップではありましたけれども,横ちょのほうにカマストラのマークを書いておりましてね。
さて,カマストラというと,このグループは,カマストラの中心グループでしたね。その当時は。
(魔法の玉手箱を開けたようなドリーミーな音楽流れる)
Here!とれどうぃんず
まいんどえくすかしょん,ばい,とれどうぃんずでした。
えー。アンダーズ&ポンシアという有名なコンビですけどもねー。作曲家の。かれら,フィルスペクターの,まあ,愛弟子とでもいいますかね。ロネッツの末期の曲は彼らの曲が多いですね。
それから,えー,布谷さんの「悲しき夏バテ」というバラードがありますけども,えー,アレのオリジナルがガネット・ミムズの「ワン・ウーマン」という曲なんですが,あの「ワン・ウーマン」を作ったのも,この,アンダースン&ポンシアなんですね。これが,どういうわけか,因縁とでもいいますか。
さて,カマストラにはこのグループもいましたね。
(弦をピチカートする様子=(弦をはじく音)が流れる)
いのせんす ぜあがっととぅびあわーど。
(甘いメロディが終わりかけて,)
イノセンスで。「ゼア・ガット・トゥ・ビー・ア・ワード」ですね。これはなんだ?「ステキな言葉」だ。えー,そういうタイトルがついてました。
さて,さっき,アンダースン・アンド・ポンシアと同じ様にね,フィル・スペクターには弟子がいましてねー。そのなかで,ジェリー・リオペルという人がいまして,その人が作ったグループでございまして,これまた,スペクターレコードの音の音源には書かせないところの人であります,トコロのリオン・ラッセルがアレンジしております,この曲でございます。
ぱれーどぅ,あいきゃんしーらぶ。
(Dr.カップランオフィスがかかる)
はーい,いかがでしたでしょうか?今週の「ゴーゴーナイアガラ」は,67・8・9年のさわやかなサウンドをまとめてお送りいたしました。
えー,どんなモンだったでしょうかね?もう,眠くなって途中で寝たなんて人もいるかもしれませんね。
えー,そのままお休みください。
えー,さてと,来週はコレといってまた決めていませんが,もうすぐ今週の土曜日ですね。28日には渋谷公会堂で,えー,来た方とはお会いしなければいけませんが,また,クドイようですけれども演奏はありませんので,期待しないでください(^_^)。
もう何度目かね?こういうの。それではまた来週。バイバイ!
(Dr.Kaplan Office Fade OUt)
ゴーゴーナイアガラ63回”67・8・9年頃のさわやかサウンド”曲目リスト
1.CHRIS MONTEZ / THE MORE I SEE YOU
2.PETER ALLEN / THE MORE I SEE YOU
3.CHAD & JEREMY / DISTANT SHORES
4.HARPERS BIZARRE / COME TO THE SUNSHINE
5.ESSO TRINIDAD STEEL BAND / COME TO THE SUNSHINE
6.SUNSHINE CO. / LOOK HERE COMES THE SUN
7.ASSOCIATION / NEVER MY LOVE
8.CYRCLE / TURN DOWN DAY
9.CYRCLE /VISIT
10.YOUNG RASCALS / GROOVIN'
11.LOVIN'SPOONFUL / RAIN ON THE ROOF
12.CRITTERS / MR.DIEINGLY SAD
13.TRADEWINDS / MIND EXCURSION
14.INNOCENSE / THERE'S GOT TO BE A WORD
15.PARADE / I CAN'T SEE LOVE