こんな冬がほしい

        阿部 照子 原詩     
              立命館大学若者 補作詩、曲   
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  私は冬がきらいだ
  父ちゃんのいない冬が
  楽しいことがあっても 半分しか楽しめない
  悲しいことがあっても 半分しか悲しめない
  笑い声も しゃべり声も 少ない私の冬の家


  私は冬がきらいだ
  父ちゃんのいない冬が
  仕事もうまくはかどらず ばあちゃんと母ちゃん口げんか
  わたしはいつもそんな時 さいばんかんになる
  こんな調子が半年近くも 続くわたしの冬の家


  私は冬がきらいだ
  父ちゃんのいない冬が
  父ちゃん元気でいるかな なんで出稼ぎに行くんだろ
  母ちゃん一人で苦しそう なんで出稼ぎに行くんだろ
  こたつかこんで父ちゃん一緒の そんな冬がほしい


  こんな冬がほしい
  父ちゃんといっしょの冬が
  楽しいときはみんなでおもいっきり楽しみ
  悲しいときは みんなでいっしょに悲しみ
  わらうときにはみんなで笑う こんな冬がほしい









「婦人のための安保問題」に中学2年生の話がのっていました。
わらべうたのような感じで子どもの率直な気持ちをあらわしたいと思います。
「若者」の団中ではもうほとんどの人が知っています。
冬の間うたい広めていこうと思います。
                                         創作曲集 より 








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