和声における禁則




連続1度 5度 8度

先行音程と後続音程においてどちらも完全1度 完全5度 完全8度をなす関係を
それぞれ
連続1度 連続5度 連続8度と言い。和音の進行において禁じられます

☆ 連続の進行では不快な和音の響きが生まれるので
連続は禁じられます


上行によってできる 連続1、5、8度の例
連続1度 連続5度 連続8度
先行音程から上行して後続
音程に進行し共に完全1度
である進行を
連続1度と言う。
先行音程から上行して後続
音程に進行し共に完全5度
である進行を
連続5度と言う。
先行音程から上行して後続
音程に進行し共に完全8度
である進行を
連続8度と言う。



下行によってできる 連続1、5、8度の例
連続1度 連続5度 連続8度
先行音程から下行して後続
音程に進行し共に完全1度
である進行を
連続1度と言う。
先行音程から下行して後続
音程に進行し共に完全5度
である進行を
連続5度と言う。
先行音程から下行して後続
音程に進行し共に完全8度
である進行を
連続8度と言う。


これも連続です
連続 連続5度
先行音程から後続音程に一見
反行に見えるが共に完全音程
をなし
連続の進行となる。
先行音程から後続音程に一見
反行に見えるが共に完全5度を
なしているので
連続5度となる。


この進行は許されます。
連続5度でも後続和音が減5度となる
連続5度は許されます。




並達5度 並達8度(直行5度 直行8度)


禁  則
並達5度(直行5度) 並達8度(直行8度)について
◎ 外声間でできていること(ソプラノとバス)
◎ ソプラノが跳躍進行していること
◎ 並行(上行 下行)して5度 8度に達していること


並達8度(直行8度) 並達5度(直行5度)
外声(ソプラノ バス間)において
先行音程から下行して
後続音程が
8度
を形成し、しかもソプラノが跳躍
進行
している。
外声(ソプラノ バス間)において
先行音程から上行して
後続音程が
5度
を形成し、しかもソプラノが跳躍
進行
している。


並達8度ではない 並達5度ではない
外声(ソプラノ バス間)において
先行音程から上行して
後続音程が
8度
を形成しているが、ソプラノが
次進行している(跳躍していない)
ので
禁則の並達8度ではない。
並行(下行)して後続音程が5度を
形成しているが、ソプラノとアルト(
外声と内声間)に生じているため

則の並達5度ではない。