第1転回形【機能と進行】


◎ 第1転回形の機能
   第1転回形の和音も基本形の和音と同じように3種類の機能(性格)
   があり、それぞれ基本形と同じ機能を持ちます。


和音 機能
T(トニック)
D(ドミナント)
S(サブドミナント)




◎ 第1転回形の進行(基本形を含む)
   第1転回形の進行も3種類のカデンツァを守らなければならない。
★ 3種類のカデンツァ
第1カデンツァ T(トニック)→D(ドミナント)→T(トニック)
第2カデンツァ T(トニック)→S(サブドミナント)→D(ドミナント)→T(トニック)
第3カデンツァ T(トニック)→S(サブドミナント)→T(トニック)


第1転回形を含んだカデンツァの例




 の次にはしか進行できない。
    のバスは導音であるため、次には必ず主音へ進行します。(シ→ド)
     従ってしか進行でできない。は不可