音  階  


ここでは12平均律での長音階(長調の音階)と短音階(短調の音階)を取り上げます。




長音階
 テトラコードの秩序を基に構成されている音階です

テトラコード
音階の隣の音との関係が
【長2度】-【長2度】-【短2度】
にあるのを
テトラコードと言います

長音階の構成
 音階中間部の長2度の関係を挟んで前半と後半にテトラコードを持った
 構成が長音階です。



個々の音の名称
 音階それぞれの役割に応じた名称があります。



長調の発生
 長音階は主音が変わってもテトラコードの秩序は守りますから主音それぞ
 れの名前を取った調名が生じます。


ト長調(G dur) ト音(G音、ソの音)を主音とする長音階




短音階
 短音階は、自然短音階 和声短音階 旋律短音階の3種類あります。




自然短音階
 調号のまま使用します。


 イ短調(a moll)   調号のままの短音階です。                   




和声短音階


 イ短調(a moll)  第7音を臨時に半音上げる短音階です。           




旋律短音階


イ短調(a moll)  上行形は第6音と第7音を臨時に半音上げ、下行系は自然短音階
 を用います。上行形と下行形一組で旋律短音階です。