リトミック研究センター東京第一支局の設立15周年記念行事に参加してきました。、9時半から18時半まで、盛りだくさんの内容で充実した一日でした。
指導者を対象にしたピアノ即興の公開レッスン、子どもの公開レッスン、発表会のためのアイデア、作曲家北爪道夫氏のリズムに関しての講演・および作品演奏・・・などなどこれでもかという内容。
中でも、研究センター会長の岩崎先生の子どもたちへの公開レッスンを見させていただいたのは、貴重な機会でした。
内容もさることながら、初めて会った幼稚園児をあっというまにとりこにしてしまい、もっともっとという気持ちに持っていく先生のアプローチは、まるで手品を見ているようでした。
それに続く岩崎先生の講演も、自分の使命を再度考えさせられる内容でした。
リトミック教育の大きな2つの目的、「基礎的音楽教育」そして「人間形成の援助としての教育」をあらためて心に刻みました。
リトミックの効用の一つにコミュニケーション能力を高めるというのがあります。
コミュニケーション能力が高いとどんな人になれるでしょう?という問いかけに、はたと考えました。答えは「幸せになれる」のだそうです。
もう10年程前、養成校の入学式の記念講演で、岩崎会長が「人を教えるには、自分が幸せじゃないといけないよ。」と話してくださいました。
リトミックの目的を聞かれて「しあわせになるために」なんて答えるのはあまりにも概念的、抽象的だとひかれちゃうかもしれないけれど、指導する私たちは、いつもそれを心に置いていなきゃと思いました。
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