この時期になると毎年、あちこちのテクノ系サイトや掲示板で出る話題ですが、本年度を振り返ってみてのベストパーティ・ベストDJ・ベストトラックなどなど…。僕なりに選んでみました。あ、ちなみにかなり独断と偏見入ってます。反論は受け付けておりません(笑)
まずはベストパーティから…
・2002/08/10 ゼロシキ@難波CAFE BLUE 〜SPECIAL GUEST DJ DIEGO〜
もうこれ以外には考えられません!! この日は最高でした。あの、憧れのDIEGOのDJを聴いただけじゃなく、話をして、一緒に飯食って、酒まで酌み交わして…本当に最高でした。こんな機会を作ってくれた大阪の友人達、そしてゼロシキオーガナイザーのZ氏にただただ感謝!!
続いてベストDJ。
・DJ SLIP (2002/02/22 難波ROCKETS)
他にも印象に残ったDJ、良かったDJはたくさんいたのだけど(↑のDIEGOとかWIRE02のMONIKA姐とか)、でもインパクトでこの人の勝ち。なんつーか、テクノDJの概念とかをすべてぶっ壊されるDJっぷりで、踊ってるこっちもトビました。変態プレイしてたにも関わらず素顔はイイ人だったし(手渡しでレコードくれたしね>喜)
それからベストトラック。
・ORNAMENTS/HEIKO LAUX(KANZLERAMT)
初めて聴いた時は鳥肌が立ちました、この曲。キックの太さとか上音の鳴りとか、基本フォーマットはクラブ向けテクノのそれなのに、なのにそこへ絡む生のサックス・フルート…。テクノにフューチャージャズの要素を上手く融合し、全く新しい音楽を創り上げてしまった恐るべき作品。KANZLERAMTというレーベルの、そしてテクノと言う音楽の新しい可能性を示した傑作。
ちなみにこのレーベルからは今年もう一曲、ALL I GOT TO KNOW/ALEXANDER KOWALSKIと言う佳曲も出てましたね。こっちはこっちで、コワルスキーさんが歌モノハウスと言う新しいジャンルに挑戦。結構いろんなジャンルのDJにもヒットしたみたいで、↑の[ORNAMENTS]とはまた違った意味で、ここのレーベルの可能性を広げたと言えるでしょう。
最後に、ベスト・アルバム。これは1位〜3位まで3枚を。
1位 PROGRESS/ALEXANDER KOWALSKI(KANZLERAMT)
確か今年初のレビューで、「早くも今年のベスト作候補…」みたいなコト書いたんですが…本当にそうなってしまいました(笑)
だって本当に素晴らしいんだからしょうがない。お得意のディープなミニマルだけでなく、デトロイトな雰囲気漂う流麗なトラックや渋系テクノ、果ては歌モノ…と、新しい試みに挑戦しつつもアルバムとしてのまとまり・完成度が尋常じゃない出来。この人、来年あたり本当にブレイクしちゃうのでは??(個人的にはKANZLERAMTで一番才能のある人だと思っとります)
2位 ORNAMENTS/HEIKO LAUX(KANZLERAMT)
自分の中では、↑の[PROGRESS]とかなり競っていました。同立一位でも良かったくらい。でも…本当に微妙な差でこっちが2位。このアルバムはとにかく、5曲目の表題曲[ORNAMENTS]がただただ圧巻。レーベルオーナーとしての意地を見せ付けられたって感じです。最初から最後まで、アルバム前編通して、分厚いシンセの上モノ漂う流麗なトラックでまとめられてます。そういう音が好きな人なら是非!!
3位 GESTERN HEUTE MORGEN/SENDER BERLIN(TRESOR)
このアルバム、最初に聴いた時は「おっ、なかなかイイなぁ…」くらいの印象だったのが、聴き込むうちに段々と「あれ?
もしかしてかなりイイ…??」「て言うかこれ、思いっきりヤバいじゃん!!」と評価が上がっていった一枚。上2作と比べて派手さはないのですがその分、じわりじわりと来ます。何度も味わううちにその深さが次第に解ってくる、誠に通好みなアルバム。渋い。
ちなみに、AUDIO SPONGE/SKETCHSHOWは選外とします。まあ純粋なテクノアルバムじゃないからってのもあるけど、何より思い入れが強過ぎるので…。て言うかこれ入れたら、間違いなく1位取っちゃいますし(笑)
とまあ、こんなところでした。しかしまあ何と言うか…思いっきりKANZLERAMTに偏ってるのが分かります。でもまあ、好きなんで仕方がないですよね(笑)
何はともあれ、来年はどんな[音]にめぐり合えるのか…とても楽しみです。 |