第20回IAT杯ダイヤモンドC


第20回IAT杯ダイヤモンドC[重賞] サラ4歳OP ダ1600m
5月14日(日)  盛岡競馬場  12R 左回り  12頭 不良馬場
賞金  1着600.0万円  2着180.0万円  3着102.0万円  4着78.0万円  5着60.0万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
1710 トニージェント   村上忍   481(-4)  1.38.6           750     803
244 ホマレコマンダー  菅原勲   460(-3)  1.38.6  鼻       917     395
333 ハッピーランド   三野宮通  471(+1)  1.40.3  10        47      42
367 ウエストユメキタル 小林俊彦  447(-18) 1.40.3  同着    3135    2080
579 トウケイクラウン  西康志   446(+4)  1.40.5  1        101     109
611 ショウリノスター  山本裕次郎 440(-1)  1.40.5  頭       370     288
756 ゲートウェーミラー 沢田盛夫利 441(-4)  1.40.7  1.1/4    134     250
855 ピスカリアンジュ  南郷家全  436(-4)  1.40.9  1        399     346
968 バラード      草地保隆  455(-3)  1.41.0  3/4       98     136
10811 セイントピアス   村松学   386(-14) 1.41.1  首       242     342
11812 サマーセット    佐藤雅彦  460(+5)  1.41.5  2.1/2     65      36
1222 ピアノタッチ    菅原雅文  407(+1)  1.41.5  首        35      21

□払い戻し

 単勝式      10   620円
 複勝式      10   110円
           4   150円
           3   750円
           7   100円
 枠番連勝複式  4−7  1200円
 馬番連勝複式  4−10 1250円
 馬番連勝単式 10−4  2810円

□コメント

 雨の盛岡競馬場で春の4歳マイル王決定戦ダイヤモンドCが行われた。レース直前
に雨足が強くなり、前日ほどでは無いが所々水の浮く不良馬場。南部駒賞2着馬ウエ
ストユメキタルが断然の1番人気、初音特別2着ホマレコマンダーが2番人気、初音
特別の勝ち馬トニージェントが3番人気となった。尚、ピアノタッチの小野寺功騎手
は風邪のため菅原雅文騎手に乗り替わった。

 2コーナーポケット最奥からのスタート。1番人気ウエストユメキタルが僅かに出
遅れる。ピスカリアンジュとトウケイクラウン、この2頭がまず先頭に立ち、トニー
ジェント、サマーセットも続くが、先行争いはあまり激しくはならない。58kピス
カリアンジュが先頭、2番手にトウケイクラウン、3番手トニージェント。4番手の
内にホマレコマンダー、外サマーセット。セイントピアスはその直後。さらに差が無
く3頭並んで、内ハッピーランド、中ゲートウェーミラー、外ウエストユメキタル。
少し離れてバラード、最後方の内ピアノタッチ、外ショウリノスター。詰まった馬群
となる。3コーナーをピスカリアンジュが先頭で回り、トウケイクラウン、ホマレコ
マンダー、トニージェントが続く。このあたりウエストユメキタルも上がってくる。
4コーナーで内ピスカリアンジュ、中ホマレコマンダー、外トニージェントの3頭が
並ぶ。これをハッピーランド、セイントピアス、トウケイクラウン、ウエストユメキ
タルの4頭が並んで追う。直線半ばでピスカリアンジュが脱落。トニージェントとホ
マレコマンダーが抜け出し、ウエストユメキタルは伸びない。内ホマレコマンダー、
外トニージェントの息詰まる激しいデッドヒート。初音特別の再戦。僅かにトニージ
ェント有利の態勢も、ホマレコマンダーの菅原勲騎手も最後の意地、ゴール版のとこ
ろで首を一杯に伸ばしてピッタリと鼻先を揃えてゴール。長い長い写真判定の結果、
トニージェントに凱歌が上がる。1番人気ウエストユメキタルは大幅な馬体減もあっ
てハッピーランドと同着の3着。

 トニージェントは3歳のデビュー戦を快勝後、半年間戦線を離脱。復帰後はいずれ
も3着と精彩を欠いたが、今年初戦のB2級で2勝目、初音特別はホマレコマンダー
と大接戦の末特別初制覇、そして3連勝で重賞初制覇となった。ホマレコマンダーと
共に今年の4歳戦線の主役に躍り出た。鞍上の村上忍騎手は7年目の重賞初制覇。デ
ビュー週にいきなり早池峰賞2着、デビュー年に特別2勝、2年目には全日本新人王
争覇戦を勝ち、毎年着実に勝ち星を伸ばしていった。今年は菅原勲騎手に次ぐリーデ
ィング第2位と活躍中。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    トニージェント
 性齢    牡4
 毛色    鹿
 父     パークリージェント
 母     タキノトニー
 母の父   ハビトニー
 兄弟    半姉ツガルレディー
 クロス   Victoriana 4*4父系
 騎手    村上忍
 厩舎    水沢・村上実
 馬主    千葉浩氏
 生産者   門別・滝本健二氏
 通算成績  6戦4勝、3着2回
 主な勝ち鞍 特別:2000年度初音特別     水沢・ダ1600
       重賞:2000年度ダイヤモンドC  新盛岡ダ1600