第26回金杯


第26回金杯[重賞] サラ4歳 ダ1600m
1月2日(日)  水沢競馬場   9R 右回り   9頭 不良馬場
賞金  1着450万円  2着135万円  3着76.5万円  4着58.5万円  5着45万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
122Jガッサンヒカリ   菅原勲   430(+6)  1.43.5          4543    1221
289Jピスカリアンジュ  南郷家全  433(-4)  1.43.8  1.1/2    207     228
333Jバラード      小林俊彦  465(-3)  1.43.9  1/2     1990    1124
411 ジュリオシーザー  阿部英俊  470(±0) 1.44.0  3/4     1430    1278
566Jサマーセット    佐藤雅彦  463(+4)  1.44.2  1        444     585
655Jゲートウェーミラー 関本浩司  438(-10) 1.45.1  5        204     175
744 スタータイマー   畠山信一  465(-5)  1.45.2  首       348     501
888Jワンダークリール  村松学   440(-7)  1.46.0  4        118      93
977 ライトアンビシャス 三野宮通  392(+2)  1.46.4  2        695     723

   JはJRA認定競走勝ち馬

□払い戻し

 単勝式      2  170円
 複勝式      2  150円
          9  440円
          3  150円
 枠番連勝複式 2−8 3230円
 馬番連勝複式 2−9 3670円

□コメント

 2000年最初の重賞競走金杯が好天の水沢競馬場で行われた。ここ暫く降雪も無
く、所々水が浮く程度の不良馬場。注目の外国産馬ガッサンヒカリが1番人気、白菊
賞馬バラードが2番人気、白菊賞2着ジュリオシーザーが3番人気となった。

 4コーナーポケットからのスタート。快速馬ピスカリアンジュを制してガッサンヒ
カリが逃げる。抑えがきかずとても持ちそうもないペースでの逃げ。ピスカリアンジ
ュが離れて追走。さらに離れてバラード、スタータイマーと続き、5番手の内サマー
セット、外ライトアンビシャス。ゲートウェーミラーはその直後。離れてジュリーシ
ーザー、さらに離れた最後方からワンダークリールと続く縦に長い態勢。向正面に入
りようやくペースが落ち着き、ピスカリアンジュ、バラードが先頭との差を詰める。
さらにライトアンビシャスも競り掛けていく。4コーナーでは内からガッサンヒカリ、
ピスカリアンジュ、バラード、ライトアンビシャスの4頭が並ぶ。直線の攻防で再び
ガッサンヒカリが前に出る。ピスカリアンジュ、バラードも懸命に追うが逆に差は開
く。ジュリオシーザーがようやく追い込んで来るが届きそうにない。結局、ガッサン
ヒカリが見事に逃げ切る。

 ガッサンヒカリが新馬戦→JRA特別→重賞の3連勝を達成。2000年最大の期
待馬がまず重賞タイトルを獲得。通常では考えられないペースでの逃げ脚は魅力だが、
もう少し抑える競馬も経験しないとダート良馬場では撃沈しそうだ。しかし、そんな
常識を軽々と超えて欲しい逸材でもある。今後の動向には大いに注目したい。

 2着ピスカリアンジュはこれまでもいいスピードを見せていた馬。距離への対応に
も目処を付けた感じで、牝馬路線では期待出来そう。このピスカリアンジュを前走退
けているトウケイニセイ産駒トウケイベストとガッサンヒカリの対決を是非見てみた
い。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    ガッサンヒカリ
 性齢    牡4
 毛色    栗毛
 父     ミスワキ
 母     ワインダリア
 母の父   シアトルスルー
 兄弟    半兄ゼンノベローチェ
 クロス   Native Dancer 4x5, Nasrullah 5*5父系
 騎手    菅原勲
 厩舎    盛岡・桜田浩三
 馬主    西村専次氏
 生産者   米国・Eパブリッシュ氏
 通算成績  3戦3勝
 主な勝ち鞍 特別:99年度黒松賞  中山・芝1200
       重賞:99年度金杯   水沢・ダ1600