第22回アラブ大賞典


第22回アラブ大賞典[重賞] アラ・オープン ダ2500m
10月17日(日)  盛岡競馬場  10R 左回り   9頭 良馬場
賞金  1着800万円  2着240万円  3着136万円  4着104万円  5着80万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
155 マーキュリサンダー 小林俊彦  451(-6)  2.47.4          6131    1700
266 ヒナナマーチ    小嶋久輝  470(+3)  2.47.6  1        550     852
333 メグミダイオー   関本浩司  500(+5)  2.47.8  1        660     541
489 マルイシヒーロー  阿部英俊  449(+4)  2.47.8  頭       181     168
544 ナスノセイコウ   村上忍   474(±0) 2.48.1  1.1/2    236     270
622 ビクターリベロ   三野宮通  455(-2)  2.48.2  1/2      120     317
788 イムラッドシンゲキ 菅原勲   471(-1)  2.48.3  3/4      886     723
877 タービュレンス   佐藤雅彦  506(+7)  2.51.7  大差    2201     891
911 トライバルボナンザ 伊藤康浩  485(-4)  2.52.7  5         65      79

□払い戻し

 単勝式      5   140円
 複勝式      5   110円
          6   150円
          3   190円
 枠番連勝複式 5−6   770円
 馬番連勝複式 5−6   800円

□コメント

 アラブ最強ステイヤー決定戦のアラブ大賞典。岩手山、早池峰山に初冠雪が見られ
るなど冬シーズン近しを思わせる寒い一日となった。東北アラブチャンピオン馬マー
キュリサンダーが断然の1番人気、一昨年の年度代表馬タービュレンスが2番人気、
菅原勲イムラッドシンゲキが3番人気となった。

 向正面中間地点からのスタート。このところ控える競馬で好結果を出していたトラ
イバルボナンザが久々に逃げを打つ。2番手メグミダイオー、3番手タービュレンス。
少し離れてイムラッドシンゲキ、マーキュリサンダー、ビクターリベロが固まり、マ
ルイシヒーローは後方3番手。離れてヒナナマーチ、ナスノセイコウが最後方といっ
た態勢。スタート直後は縦長になりかけたが、1周目のスタンド前では馬群が固まっ
てくる。トライバルボナンザのペースでレースは進み、3コーナーでようやくメグミ
ダイオーとタービュレンスが先頭に並び掛ける。これをイムラッドシンゲキ、マーキ
ュリサンダー、ヒナナマーチが追う。4コーナー手前で外から一気にナスノセイコウ
が先行集団に並び掛ける。4コーナーではメグミダイオーが単騎先頭。前半をリード
したトライバルボナンザ、タービュレンスが脱落。内を掬ったマーキュリサンダーが
抜け出す。メグミダイオーは一杯となり、マルイシヒーローとナスノセイコウが外か
ら追い込んで来るがここまで。代わって一気に外から伸びてきたヒナナマーチだが、
マーキュリサンダーに1馬身まで迫ったところがゴール。

 マーキュリサンダーが東北アラブチャンピオンに続き岩手重賞2勝目。勝ち方にあ
まり余裕を感じなかったが、本質的にはステイヤーではないのだろう。4歳馬ヒナナ
マーチはかなり力を付けてきた印象。コンスタントに勝つというタイプでは無いが、
頂点は近い。メグミダイオーも意外と距離はこなすようだ。マルイシヒーローはこの
馬なりに伸びているが最後は決め手の差か。ナスノセイコウはまだまだ本調子には無
い感じだったが、完調ならば完全に差し切れたと思う内容。タービュレンスは距離の
壁に泣いた感じでこの馬には珍しい惨敗。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    マーキュリサンダー
 性齢    牡6
 毛色    鹿毛
 父     トライバルセンプー
 母     マーキュリクイン
 母の父   マルゼンスキー
 騎手    小林俊彦
 厩舎    盛岡・熊谷昇
 馬主    西森鶴氏
 生産者   新冠・村田牧場
 通算成績  39戦15勝、2着14回、3着3回
 主な勝ち鞍 重賞:97年度菊水賞           園田・ダ1800
       重賞:99年度東北アラブチャンピオン   新盛岡ダ1800
       重賞:99年度アラブ大賞典        新盛岡ダ2500