第25回若草賞


第25回若草賞[特別] アラ3歳A級  ダ1400m
 8月 3日(日)  盛岡競馬場  10R 左回り   7頭  良馬場
賞金  1着300万円  2着90万円  3着51万円  4着39万円  5着30万円

□結果

着枠馬  馬名                騎手       馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
166 モデル             菅原勲   459(-1)  1.28.6          3566    3014
244 グリーンマスク    晴山幹也  503(-2)  1.29.3  4        114     111
355 ライトジュピロ     千田知幸  421(-5)  1.30.3  5        292     409
477 カネサイシルバ   小嶋久輝  428(-4)  1.30.9  3        130     196
511 スマノオウジャー  三野宮通  424(-5)  1.30.9  首       873     658
622 オフィシャル    佐藤雅彦  466(-4)  1.30.9  鼻        85     139
−33 カナンランド    草地保隆  440(-15) 競走除外        (990)  (3497)

□払い戻し

 単勝式      6     110円
 複勝式      6    100円
          4    540円
 枠番連勝複式 4−6     960円

□コメント

 晴れ時々曇りで、一転良馬場となった蒸し暑いオーロパーク。強い内容で2連勝の
モデルが断然の1番人気で、そのレースぶりに注目が集まった。

 向正面1400m地点からのスタート。ゲート入りが完了しようとした瞬間、カナ
ンランドがゲートをくぐる。幸い出たところをすかさず厩務員が捕まえ、逸走は免れ
たが、馬体検査の結果競走除外となった。仕切り直しで6頭立てとなってのスタート。
大外カネサイシルバが好スタートもグリーンマスクが先頭。人気のモデルが直後2番
手、その内スマノオウジャー、差無くライトジュピロ、カネサイシルバ、オフィシャ
ルが続く。ペースが落ち着き各馬折り合いに苦労したのもつかの間、残り800mで
ペースが上がり各馬おっつけ気味。3コーナーを過ぎて、グリーンマスクの半馬身外
にモデルが並びかける、さらに外からライトジュピロも並んできて、3頭が先団を形
成。3馬身後ろには内ぴったりのスマノオウジャーで4コーナーを回っていく。直線
に向いて、3番手ライトジュピロは付いていけず、グリーンマスクと半馬身後れを取
ったモデルの一騎打ちの様相。残り200m手前、懸命に追うグリーンマスクを尻目
に、2頭分離れた外を進むモデルの菅原勲が左鞭に持ち替え鞭一発、内外離れたまま
並びかけ、さらにじわっと先頭に立つ。残り100mを切ると、さらに加速を増しあ
っと言う間に後続を突き放し、2着頑張ったグリーンマスクに4馬身の差を付け圧勝。

 勝ちタイムの1分28秒6は平凡も、ゴール前は軽く流した圧勝で、素晴らしい勝
ち方だった。少なくとも去年のルシナより、スピードと素質は上と感じられる。2着
のグリーンマスクは使われつつ良くなるとともに、先行ペースの流れを自ら作った。
3着ライトジュピロは3〜4コーナー外を捲くったが、直線脚色が鈍った。外々脚を
使い勝ちきるまでの力はないが、一杯になりながらの頑張りは善戦といえよう。また
盛岡コースは走るようだ。

 モデルはこれで3戦3勝、デビュー戦はレコード、2戦目は武豊を鞍上と、華々し
い戦績で、今回初の特別を制した。鞍上も千葉淳→武豊→菅原勲と一戦ごとに替わっ
てきたがこれからは勲でいくのだろう。

                            Written by フェアゲイル

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    モデル
 性齢    牝3
 毛色    鹿毛
 父     キタノトウザイ
 母     アフェクトダンサー
 母の父   ダンディダイドウ
 兄弟    プレシジョン、ペルターブレーブ
 騎手    菅原勲
 厩舎    盛岡・田村光則
 馬主    山本武司氏
 生産者   三石・斎藤S
 通算成績  3戦3勝
 主な勝ち鞍 特別:98年度若草賞        新盛岡ダ1400
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