第30回岩鷲賞


第30回岩鷲賞[特別]  アラ4歳 ダ1600m
 4月11日(土)  水沢競馬場  10R 右回り  10頭  稍重馬場
賞金  1着300万円  2着90万円  3着51万円  4着39万円  5着30万円

□結果

着枠馬  馬名                騎手       馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
111 ライジングトウザイ 菅原勲   480(-2)  1.45.1          1745    1442
278 イムラッドシンゲキ 佐藤雅彦  458(-3)  1.45.7  3        159     274
3810 マツノホープ    渡辺正彦  432(±0) 1.46.3  3       5332     850
489 ルシナ       三野宮通  450(-10) 1.46.4  3/4      615     410
522 ビソウセイハ    阿部英俊  500(+29) 1.46.8  2        394     487
655 ラストボーイ    千田知幸  425(+4)  1.47.5  4         68      65
766 リコレクトシャドウ 関本浩司  406(-1)  1.48.1  3         86     108
833 キタジマオージャ  村上忍   500(+6)  1.48.1  首        38      82
944 メグミダイオー   西康志   484(-5)  1.48.3  1         84     241
1077 スマノハピネス   小林俊彦  453(±0) 1.48.9  3        130      99

□払い戻し

 単勝       1   370円
 複勝       1   100円
          8   210円
         10   120円
 枠番連勝複式 1−7  1420円
 馬番連勝複式 1−8  1690円

□コメント

 ちょっと風が強いが好天に恵まれた水沢競馬場。一昨日の雨の影響で馬場コンディ
ションは稍重。97年NARグランプリ最優秀アラブ3歳馬マツノホープが単勝支持
率61%を集める断然の1番人気、東北3歳No.2ライジングトウザイが2番人気、
牝馬No.1ルシナが3番人気となった。

 4コーナーポケットからのスタート。大外枠マツノホープが飛び出し楽々と先頭に
立ち、少し元気が良過ぎるぐらいの逃げを打つ。4馬身ほど離れて2番手にライジン
グトウザイ。3番手の内ビソウセイハ、外にルシナ。直後の内ラストボーイ、外イム
ラッドシンゲキ。さらにリコレクトシャドウが続き、その直後の内メグミダイオー、
外スマノハピネス。最後方にキタジマオージャといった態勢。マツノホープを除く9
頭はさほど差がなく続く。マツノホープが快調に逃げほとんど態勢変わらずの隊列で
レースは進む。3コーナー付近でようやくライジングトウザイがマツノホープの直後
に迫り、イムラッドシンゲキが3番手進出。4コーナーでライジングトウザイがマツ
ノホープに並び掛ける。直線に入るとマツノホープに伸びが見られずライジングトウ
ザイがあっと言う間に抜け出す。さらにイムラッドシンゲキがマツノホープを交わし
て2番手に上がるが、ライジングトウザイが3馬身の差を付ける圧勝。マツノホープ
は3着に敗れた。

 ライジングトウザイは大器と騒がれながらもジュニアCがルシナの2着、東北アラ
ブ3歳チャンピオン、白雪賞、金杯がいずれもマツノホープの2着と惜敗が続いてい
たが、待望の特別初制覇となった。このまま一気に王道を突き進んで欲しい逸材。是
非とも楠賞全日本アラブ優駿にも挑戦して欲しい。

 一方、3着に敗れたマツノホープは前半やや飛ばし過ぎた感もあるが成長感も今一
つ。2着イムラッドシンゲキは馬体に身が入った感じで今後が楽しみ。4着ルシナは
3コーナーで置かれ気味だったが直線少し盛り返しての4着。次走に期待。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    ライジングトウザイ
 性齢    牡4
 毛色    鹿毛
 父     キタノトウザイ
 母     マルゼンタカラ2
 母の父   マルゼンスキー
 兄弟    半兄マルゼンショウハイ
 騎手    菅原勲
 厩舎    盛岡・城地藤男
 馬主    伊藤昭次氏
 生産者   浦河・木村牧場
 通算成績  9戦4勝、2着4回
 主な勝ち鞍 特別:98年度岩鷲賞  水沢・ダ1600