Q1:トム・ウェイツって、何をしている人ですか?
トム・ウェイツ(1949年12月7日誕生、本名トーマス・アラン・ウェイツ)は、アメリカのシンガー・ソングライターです。
その独特のしゃがれ声とムードから"酔いどれ詩人"と呼ばれていましたが、本人は、このイメージに縛られることを嫌っているようです。
彼は1973年、アサイラム・レコードからのファースト・アルバム"Closing Time"でデビューしてから現在に到るまで多くのアルバムを発表しています。
また、一方で映画俳優としても活躍、多くの作品に出演しています。
その独特の個性は、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズをはじめ、多くのアーティストに影響を与えており、ボブ・ディランは「僕のシークレット・ヒーローの1人」と称賛しています。
来日公演は、1977年、78年の2回行っていますが、その後は全くありません。
現在も新作を発表し、時にコンサートを行うなど精力的に活動しており、2011年にはロックの殿堂入りを果たしています。
Q2:お薦めのアルバムは?
好みにもよるかもしれませんが、ファースト・アルバム"Closing Time"(1973年)は、お薦めです。
イーグルスもカヴァーした"Ol' 55"から静かなインストゥルメンタル・ソング"Closing Time"まで、夜の酒場のムードたっぷりな名盤です。
ファーストが気に入ったら、セカンド、サード・・・と発表された順番で聴くのが良いと思います。
尚、この人、順番に聴いていくと分かりますが、どんどん声が変化していきます。(しゃがれていきます)
ファーストを聴いた直後に、最近の作品の声を聴いて引っくり返らないように・・・(笑)
Q3:お薦めの映画は?
これも好みによりけりですが、ジム・ジャームッシュ監督の"ダウン・バイ・ロー"(1986年)は、名作です。
トムの初主演映画で、後に"ライフ・イズ・ビューティフル"を生み出すロベルト・ベニーニ、サックス奏者のジョン・ルーリーも出演しています。
また、1995年の名作"スモーク"では、(トム自身は出演していませんが)彼の曲が効果的に使われていてオススメです。
Filmographyをいずれ作成予定。
Q4:インターネットでトムについてもっと知るためには?
英語ですが、海外には、トムに関するサイトが沢山有ります。
詳しくは、Tom
Waits Linkにまとめてありますので参考にして下さい。
Q5:トムについて書かれた本は?
"Book
In Japan"のコーナーを参照にして下さい。
Q6:もう、これからトムの来日公演は実現しないの?
現在の状況から考えると、当分無さそうです・・。
ただ、2011年のインタビューで33年間も来日が実現していないことを知ると、ひとしきり大笑いしたあと「長い間音信不通で申し訳ない。もの凄い量の仕事に埋もれていたんだ。日本にはまた行きたいと思っている。いつになるかはわからないが、俺のゴールは日本にまた行くことだ」と語ったそうです。
過去の来日公演を観れなかったファンの為に、どうにかして再び来日して欲しい!!というわけで、当サイトでは、トム・ウェイツ来日公演希望に関する署名とアンケートを募ります。
"署名していいよ"という方は、こちらを御覧下さい。