イーストコースト
NY中心のアメリカ東海岸沿いのヒップホップスタイルです。ヒップホップ発祥の地であるNYサウスブロンクス地区も含まれており、ブレイクビーツ、サンプリング、ライミングなどが東海岸により完成し、クール・DJ・ハークやアフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュ等の出身地でもあり、いわゆるルーツなるところであります。70年代（ヒップホップ発祥当時）はブロック・パーティーのためのダンスミュージックでした。80年代に入ると黒人の人権を守り、また高揚するための社会運動などを誘発するためのリリックなどが主になり、ハード・コアな路線がみられるようになります。90年代になるとネイティヴ・タン（ア・トライブ・コールド・クエストやデ・ラ・ソウル、ジャングル・ブラザーズら）などが巻き起こしたニュースクール・ムーブメントが発生します。93年になるとウータン・クランの出現によりハード・コア路線が復活します。90年代中期の「バッド・ボーイ」の大ネタ使いのポップな路線、後期になると西海岸ギャングスタ・ラップのようなスタイルをとったアーティストも登場します。00年に入ると地域性の特徴はほとんど見られないスタイルとなっています。
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