開場:18:30 開演19:30 曲目リスト
バックステージ・アルバム
スコットレイサムさんのHPに、スコットさんとマネージャーさんが、携帯で撮影したリハーサルの様子などが紹介されています。こちらもあわせてご覧下さい。
レポートの本文
SNOOPYさんに、来場者の感想をまじえて構成していただきました。 なお、補足のために ぶりが注をつけているところもあります。
(協力いただいた方は、たまさん、machiさん、akiさん、mykonosさん、かばごんさん。
そして、BBSには登場されていませんが、まきんこさん(SNOOPYさんのお友達で、SNOOPYさんに誘われ、すっかりドミニクの虜になってしまったそうです)、ピカさん(たまさんのお友達で、6.19のマンダラレポートにも少し登場しています)にご協力いただきました。ありがとうございました。)
まだ蒸し暑い18:20・・・・・
入口には、当日券を求める20人ほどの列。開場するとあっという間に席がなくなるほど。 ラジオ出演やCD発売の影響か、前回のマンダラライブ(2003.6.19)よりも、ぐっと観客が増えているのがすぐわかりました!いい席を確保するのは至難の業かも。
胸が高鳴る19:20・・・・・・
会場には、やはり若い女性が目立ちますが、スーツ姿の男性もいましたし、男の子のグループ、カップルのお客さん、品のいいマダム風の方も。ドミニクへの期待が高まる中で、会場の気温も上がっていくようです。汗が出てきました・・・。暑いー!
19:30、さあライブの幕開けです!
メンバーが次々と登場。パトリックさん、ドラムのスコットさん、ギターの久保田さん、ピアノの黒木さん、そしてワインレッドのシャツと黒のパンツでシックにきめたドミニク。パリコレのごとく秋を先取りですね。(^^)
今回はNHKのテレビクルーがライブの様子を撮影していました。(NHKフランス語会話で、10月ごろに放送されるようです。)そのせいでしょうか、ドミニクもカメラを意識して、緊張気味?
にこやかにメンバー紹介。あれ?パトリックの紹介は?ドミニクはいたずらっぽく笑って紹介を飛ばして、1.La fouleに入ってしまいました!
でも大丈夫。曲が終わるとちゃーんとパトリックさんを紹介しましたよ。パトリックさんは担当する、たくさんの楽器、キーボード、フリューゲルホルン、パーッカションなどなど、ちょこっとずつ演奏しながら自己紹介。なぜかフランス国歌を1フレーズ演奏したり。かなりテンション上がってます!
さてつづいて、2.C'est la vie a Paris。
アルバムの中で特に好きな歌のひとつなので、ぜひ生で歌っているのを聴いてみたい!と思っていました。聴けて一番嬉しかった曲です。
セリフの部分が色っぽい3.Tout n'est pas ecrit、そして、4.Syracuse。
パトリックさんが「シラキューズってどこにあるか知ってる?」と観客に質問。私(SNOOPY)は「アメリカかな?」と、見当はずれなことを考えていたら、正解は「イタリアの"チチリア"(「シチリア」の発音がいつもこうなってしまうのが面白い!)」
( 注:シラキューズはシチリアのシラクサという町のことです。フランス語読みだとシラキューズになります。)
ドミニクの声質がいい歌系、しっとり系とでもいうような、ボサノバ風なこの曲にとても合っていると思う。
夏っぽく、5.Love me please love me(ジャマイカバージョン)で決めたところで、6.Six nuits sans dormir。サビの部分になると、皆で大合唱。もちろん、みんなバッチリ!「Six nuits sans dormir〜♪」。やっぱりこの曲がなくっちゃ!!数曲を連続して歌って、ドミニクたちも汗びっしょり。ほっと一息のMC。
マンダラがツアー最終日だったということで、「Sante!」と皆で水で乾杯してました。ワインでもシャンパンでもないとこが面白かったです(^_^)。
ムードががらりと変わって、Stingの7.Fragile。歌詞もメロディも心を打ちますね。
8.Conffessions lunaries。今回はピアノ伴奏のみのバージョン。ドミニクもベースを置き、深い息をつきます・・・流れるピアノの前奏・・・・・
顔を見てると照れちゃうので、目をつぶって聞きました。曲と声が合っていて、心にしみわたる感じがして、すごい。
ピアノだけってことで、この曲のもつ繊細さがよく表現されていたような気がします。ウットリ、まさに夢の中って感じでした。
ピアノ伴奏だけで歌ったということで、ドミニクの生声をよりよく聴くことができました。特に、「Tellement bell...」と繰り返すところが印象的でした。
ドミニクの切ない歌声はまさに 「Tellement bell!」(なんと美しいのだろう!)
9.Un homme et une femme。今回はドミニクとパトリックさんのデュエット。「男と男」でも素敵!
"ダバダバダ ダバダバダ"です。むかしCMで流れていた曲のイメージとは違って、とってもポップでおしゃれな感じでした。
( 注:この曲はいろいろなCMで使われているのですが、akiさんが言っているのは、おそらくネスカフェのCMではないかと思います。)
10.Couleur cafe。ライブでのプチフランス語講座はすっかり定番に!
( 注:以前のライブでも、この曲のリフレインの部分を練習して、合唱している。また、ライブ前にBBSでも話題に上っていた)
「クーラ〜、カフェ〜、クジェムタクラ〜、カフェ〜♪」。大阪ライブ同様、パトリックさんがゆっくり発音した後に、観客がリピートして練習。
BBSで話題になっていた「クーラー・カフェ」と「誰がイタチなんや」をメモっておき、いつくるかと用意していました。CDCを見て「歌うぞー!」と準備万全の人が多いのか、本番も発声・タイミングはバッチリ!ドミニクも嬉しそう!
11.L'ami cacaouette。私(SNOOPY)にとっては、お初の曲です!プチフランス語講座第2弾!(笑)ドミニクは歌をお休みして、歌もパトリックさんです。
パトリックさんは画用紙にフランス語と日本語の歌詞を大きく書いたカンペを用意!まずはパトリックさんが掲げるカンペを見ながら、練習。
パト:「カ〜カウェット♪ハイ!」
観客:「(笑)カ〜カウェット♪」
ズンチャズンチャ♪と楽しげなラテンのリズム。パトリックさんに合わせてカンペが上がると皆で合唱!なーんと、カンペは1、2枚どころでなかった!
「カーノエ!」「カーラメル!」等、パトリックさんの手元からカンペが出るわ出るわ・・・その数10枚以上!やられた!みんな大ウケ!会場が一気に盛り上がります!
( 注:このときの写真がスコットレイサムさんのHPのバックステージアルバムに紹介されていますのでご覧下さい)
フランス語の分からない人たちにもいっしょに楽しんでもらおうという配慮ですよね。フランス語がわからない私にとっては救いの紙?(神)でした。
ナイスアイデア!毎回1度はこういうのをやってほしいなあ。
Couleur cafeや.L'ami caouetteのようにその場でみんなで練習して一緒に歌ったのが、より一層一体感を味わえて、音楽、ライブってとっても楽しいな〜と心から思いました。
12.Les Moulin de mon coeur(風のささやき)。ドミニクのベースソロが光ります。非常に長く、集中力を要するこのパートの時はドミも鋭い眼差しに変わります。観客もその素晴らしさに感嘆。
ベースがとにかく上手いなぁ、と思ってました。ベースがよい意味で目立っていたと思います。
ドミニクの歌声にベースの音が、耳だけでなく、床から足へと響いてくるのも感じました。
以前のライブでも、この曲がインストゥルメンタル(楽器のみ)で演奏されたのですが、そのとき会場で配られたアンケートで、「今度は歌詞付きで歌ってほしい」とリクエストしたところ、ちゃんとその通りに歌ってくれて嬉しかったです。
13.une belle histoire。サーカスが歌って有名な「ミスターサマータイム」のオリジナル曲です。「枯葉」とか「私の彼」等々、フランスの歌をカバーした日本語の曲は意外と多いんですねえ。とはいえ、歌詞の内容が日本語とフランス語では、全然違ったりするのが面白いところ。
14.Chante Comme Si Tu Devais Mourir Demain。パトリックさんのフリューゲルホルン演奏がカッコイイ!この曲を聴くと数日間、「シャ〜ンテ〜ラヴィシャンテ〜♪」が頭の中をぐーるぐる回って離れないのは私(SNOOPY)だけでしょうか・・・・頭に強く残るメロディーなんですよね。
15.Dilution。ドミニク「パトリスが作詞しました。」、観客「!!(笑)」。この解説は、これまでのライブでもすっかりお約束となっているけれど、それでも毎回なんだか「へぇ〜」と驚き(某テレビ番組ではありませんが)、と可笑しくなってしまうのが、パトリス・ルロワ氏の持つキャラクターのすごいところ。
青暗い照明がドミニクの彫りの深い顔に重く影を落としているのが、曲の内容とドミニクの声にもマッチしていたので、「いい仕事してるなあ」と感動しました。ドミニクは歌っている時に、その曲の雰囲気に、とても自然になりきっているところがすごいと思います。
16.Tout tout pour ma cherie。「最後の曲になりました・・」とドミニク。観客:「エ〜!」とお約束の反応(笑)。この時、脇の方で見ていたベルゴンゾさんが冗談めかして、女声で「ヤダー?」と言っていたのを聞き逃しませんでしたぞ。ほんとに愉快な人です!
観客のみなさんも本当に楽しそうに、リズムに乗ってました!ブラボー!
歌が終わって、いったんステージを出ひきあげようとすると、ファンの方たちが花束をドミニクに渡そうと何人も駆け寄ります。
花束やプレゼントの数がすごかった!みんな頑張ってるなあ〜。ドミニクも人気者になっちゃったんだなと、嬉しいような寂しいような気持ちに。
花をたくさんもらっている姿がほんとにうれしそうでした。最後には髪型がライオンっぽくなっちゃったけど、あまりの熱唱ぶりにワックスがもたなかったのかな?
もちろん、アンコールの拍手は鳴り止まず、再びドミニク達が姿を現します。アンコール一曲目は、En1.Love me plese love me(オリジナルバージョン)。
今回、オリジナルも聴けたのは感激でした。涙がこぼれてきちゃうほどオリジナルバージョンが好きなんです。
ドミニクのアルバムの方を聴いたときは、アレンジがとても新鮮に感じました。だけど、ドミニクがoriginal versionで歌ってるのも、このライブで初めて聴けたので、またまた新鮮でした。ドミニクが歌うとやっぱり、爽やかな感じがするな〜と思いました。
En2.Mais Qui Est La Belette?ドミニクが「立って!」とコール!イントロが始まると、「待ってましたあ〜!」とばかりに皆踊り始めます!ドミニクに合わせて、左右に手をフリフリ!
このライブで初めて聴いたので、とっても新鮮でした。ラッパードミニクもかっこよかった。
最後の曲が「誰がイタチなんや?」だったとは知らなかったのですが、ドミニクも会場もノリノリで一番楽しかったです!
BBSで以前に話題になったときから、ぜひ聴いてみたいと思っていたので、「もしかして、これが噂の曲じゃないの?」と、わくわくしてしまいました。確かにとってもノリのいい曲で、他の曲とは全く雰囲気が違うので、これまで私がライブで見ていたドミニクとは違った感じが見れてとてもよかったです。
大盛り上がりでCD発売ツアーを締めくくったマンダラライブでした!その他の感想を紹介します。
フランス語のMCが全部は分からなかったことが、何だか悔しくて「フランス語をもっと勉強しなくちゃ!」と思ってしまいました(^_^;)
ドミニクの意気込みのようなものを感じることができました。前に行ったライブは、ドミニクがメインのものではなかったせいか、ちょっと抑え気味でしたが、今回は「今日は思いっきりうたうぜ!!みんなしっかりついてこ〜いっ!!!」という感じでした。とても嬉しそうに、楽しそうに、気持ちよさそうに歌ってました。
一体感を感じました。ドミニク、パトリックさんとお客さんたちとの掛け合いなど、演奏者だけが楽しもうというのではなく、みんなでいっしょに楽しもうよという感じが受け取れました。
盛り上がろうよ、楽しもうよ!って笑顔を投げかけてくれるのでみんな笑顔だった気がします。
CDの曲がたくさんでしたので、全て楽しめました!CDとはまた、間などがすこしずつ違っていたりして、"生"を感じました。
そして、ライブ後の握手&サイン会・・・・・・
ステージのある地下から出入口につながる、らせん階段には、サインを求める長―――い列!
ドミニクは暑さとライブ後の興奮からか、顔は真っ赤で、汗びっしょり。
しかし、疲れも気にせず、ファン一人一人に対して笑顔で挨拶し、サインと握手をしていました。
サインをもらう時、ドミニクに「お久しぶり!」といってもらえたのがとても嬉しいですね!そういう素直な言葉を発してもらえるのがファンにとっては最高に幸せです。ますます応援したくなります!
ライブの日は私の誕生日だったので、そのことをフランス語で言いかけたら、耳を傾けて一生懸命聞き取ろうとしてくれた様子も目に焼き付いています。
ベルゴンゾさんやパトリックさんもファンの方々と楽しげに話していました。
「ベルゴンゾさんは何歳なの?」「僕?92歳!」と冗談で笑わせてくれます。
ライブ中は、ベルゴンゾさんが奥まったところで全く見えませんでした〜。でも終了後見かけて「あら?TVより随分カッコイイ」とときめいちゃいました。
ピアノの黒木さんもステキ。ますますファンになりました!
( 注:黒木さんのHPは結構面白いです。めっちゃ笑いの分かるひとやと思います。以前BBSにちょっと登場してくださったこともありました。)
サイン&握手会が終わっても、ドミニクは始終笑顔で、最後に大きく手を振って「バーイ!」と爽やかに去っていきました。日本各地をドミニク感染状態(笑)にしたこのツアー。次回にも期待したいですね!