2003年7月23日(C'est la vie発売日) 6:00開場 6:30開演 曲目リスト
*レポートの本文は 西宮の慶さん、それに来場者の感想をまじえて構成しています。また、レポートの校正・編集はしのぶさんにご協力いただきました
開場時間より、用心してちょっと早めに着いたので、向いの喫茶店で休みながら覗いてたら、たちまち人が集まりだしたので、バナナ前にダッシュ!!まだCDCの顔なじみさんは誰も来てなくて、CDC以外にもこんなに沢山のファンズがいるのだと感動!!
バナナホールの周辺は、盛り場で、風俗店も多く、待ってる間、「小悪魔の部屋」の宣伝カーが、ウロウロ。(苦笑)
間もなく、顔なじみも続々到着。夏らしく浴衣姿の女性もおられました。 6時ほぼジャスト開場。私は最前列真ん中席、ちゃっかりキープ(^^ゞ
テーブルが4列、途中段差が2つあり、一番後ろの席も決して舞台から遠くなく、それどころか正面から見れるような配置になっており、なかなかイイ感じ。 心配していた集客も、ほぼ満席、約120名の入り。観客は子供からご年配の方まで。女性客が多かったものの男性客けっこう来てた。ドミニクファンの層は厚い!!
全体的にゆったりとした机配置、会場全体の雰囲気が、アメリカのカントリーとか、ブルーグラスとかやってる屋外会場みたい。天井高いと開放感があってよい。
会場全体があたたかい雰囲気だと感じました。世代的にも幅が広かったように思いました。
7時ほぼジャスト、客電落ちてメンバー登場。ドラムのスッコト・レイサムさん、ギターの久保田邦夫さん、ピアノの黒木千波留さん、、そしてフリューゲルホルン、キーボード、タバサ、ヴォーカル、MC、何でも万能のパトリック・ヌジェさん。ドミニクは〜?
拍手と、「ワ〜ッ!!!」という歓声に迎えられて、我らのドミニク登場!!
あらら?CDジャケットにあわせて私はブルーを着てきたのにドミは光沢のあるワインカラーのブルゾン風topに黒いスカーフ、黒パンツという シックな装い。これがまた、決まってるんじゃぁぁぁ!!!(O_o)WAO!!!
ノリのいい曲La Foule、C'est la vie a Paris。2曲続いて始まり、最初のMC。
「日本語まだぺらぺらじゃないけどがんばります」と、ドミニクの日本語もほほえましく、ヌジェさんの「今日はドミニクが主なのでアコーディオンを置いてきました」とサポートも嬉しい。
3曲目は、Tout n'est pas ecrit。「日本語のタイトルは・・・」、ここで、ドミニク、舞台の袖に向かっていきなり「Yuko!」。後ろの席の御婦人は「え、ゆうこって誰?」。マネージャーゆうこさん、ドミニクに代わって「未来は書けない」と邦題紹介。
この曲の渋い曲調は大好きです。超かっこよかった!ノリノリで聴いていました。途中で入るセリフの部分もカッコイイ。ドミニクには、こんなかっこいい曲をこれからも書いてほしい!と思える曲。
続いてSyracuse。「フランス語会話でやった曲、アンリ・サルバトールの曲」と一曲ずつ簡単な解説を日本語でやってくれてとても親切!私と同席の、友達に連れてこられて、最初「ドミニクって、誰?」と言ってた子も、このあたりから既に
contagieux(感染)状態(^_-)v
(注:パトリス・ルロワがアルバム宣伝用チラシに、「ドミニクを聞いたら手を洗ってね!感染(contagieux)するよ!」というメッセージを寄せています。)
「ポルナレフ、ミッシェル・ポルナレフ知ってる?」のドミニクの問いかけに、観客、声をそろえての「Oui!」......に混じって「誰や?」、「Non!」のボケかましのreponce。さすが大阪、絶妙のリアクションにすっかり会場は一体化!
「Love me ・・・」と、曲紹介するやいなや、「わぁ〜(歌ってくれるのねぇ)!!!」という観客からの期待の歓声!
このLove me ,please love me、ポルナレフ版とはちょっと違う、と思ったら、「夏だから、ジャマイカヴァージョン!!」。
(そして、オリジナル・ヴァージョンは「アンコールで、もし望んでくれたらやります」と嬉しいお約束。)
ジャマイカヴァージョン、「踊って下さい!」とドミニクに言われたけど、まだ5曲目では立って踊ったら後ろの人の邪魔になるし・・・(最前列のど真ん中で見てたし・・・)、後半までのスタミナの配分を考えて、座ったまま身体揺らして踊るにとどまりました。
ドミニクが踊れと言うなら踊りましょう!と、イスを片づけ、壁際で遠慮なく踊りまくるぶりさんと私。
楽すぅぃぃいいいいいいいいいいい!!!
それまで、比較的正面しか見ていなかったような感じのドミニクだが、さすがにうちらが目立ったのか、目が合った!(妄想ではない(笑))
ドミニクもうちらが「めっちゃ、楽しいで〜!!」って思ってるのを感じてくれたに違いない!絶対!
いよいよ、お待ちかね!!<6>Six nuits sans dormir」!!!
ドミ:次はNHKの去年のエンディングの曲。タイトルはぁ?
観客:Six nuits sans dormir !!
ドミ:日本語で?
観客:六夜眠れず!!
当然、全員正解!
生で聞く「六夜」は、もぉぉぉ、ゾクゾク、ウルウル、しびれまくりぃぃぃぃ
やはり一番ドミニクの曲で耳馴染みがあるので、好きな曲です。
これは名曲ですよね。生で聴けて感激しました。もっと長くてもいいのに!って思いました。
続いて、Stingのcover、<7>Fragile。英語じゃないとずいぶん感じ違うなぁ〜、静かだけど胸にしみる。
(スティングのフラジャイルは、アイルランドのテロリズムに対して作られた曲です。)
一番印象に残った曲は"FRAGILE"。:Stingが好きなので、あの曲の、印象的なイントロが始まったときは本当に驚いた。同じくベーシストでそして歌い手でもあるドミニクにとって、Stingとは一体どういう存在にうつるのだろう?
スティングの歌い方はもっと渋いけれど、ドミニクが歌うと、ものすごく優しいから、かえってせつなく響く。ドミニクが英語で歌ったあと、パトリックがフランス語で歌う。そして、その後、二人でフランス語で一緒に歌う。この流れが、ものすごく美しく響いて感動もの。
つぎは、オリジナル曲、Confessions lunaires。作詞は、2002年NHKで、6 nuits や
Belle で共演してたマルク・マリアン氏。
(金髪サラサラロンゲの方です。CDCのTopが、マルク・ソックリ似顔絵(par Shinobu)だったこともあります。)
ドミニクは、「今日、初めて歌います。ドキドキしてる」。大阪が世界初演!名誉なこっちゃ〜!!
ピアノ1本での伴奏がドミニクのヴォーカルをとても映えさせていて、酔いしれられるこれまた美しいバラード。なんともロマンティック・・・
「ダバダバダ♪、知ってる?」と問いかけるドミニク。
観客は「Un homme et une femme!」<9>と、即、リアクション!満足げなドミニク。さて、われら関西人のフラ語の発音は?ヌジェさんから「Pas
mal」(悪くないね)と、まずまずの評価(笑)
勿論、サビの部分は観客も一緒にダバダバダの大合唱です!
フランス語会話、2003年4月の曲、La Feteは、ヌジェさんに、ヴォーカル交替して。ヌジェさん、歌唱力抜群ですねぇ、やっぱり。
始まりました!噂の、Couleur cafe!ジェーン・バーキン(セルジュ・ゲンズブール作曲)のカバー曲です。
ライブの数週間前よりBBSでみんなで大合唱しよう!と盛り上がっていた曲です。。
みんなで歌うには、まず、練習。指導はヌジェ先生。
先生:「Couleur、ハイ」
観客:「くーらー」
先生:「cafe、ハイ」
観客:「きゃふぇぇ〜」
と、歌詞を短く切りながら、ヌジェ先生、根気強く、繰り返しの指導。
「くーら〜・かふぇぇぇ〜・く じぇむ た・くーらー〜かふぇ♪ くら〜・きゃふぇぇぇ〜・く じぇむ た・くーらー・きゃふぇ♪・・・」
慣れたところで、しだいに曲が始まり・・・・ハイ、サビで大合唱!
「Couleur cafe que j'aime ta Couleur cafe♪・・・」
はじめは控えめだったみんなの声が繰り返すにつれ、徐々に大きくなり盛り上がっていく。ええ感じ〜!
初めて聴くことができて、楽しかったです。みんなで歌ってるとき、ウチらが、一番後ろで曲にあわせて手をあげていたら、ヌジェさんが気づいてくれたっぽくて、それから会場に向かって、「お手振り」付きで、「♪く〜ら〜 かふぇ〜…」って歌ってましたよ。
Moulin de mon coeur(風のささやき)は、歌だけでなくドミニクのベース・ソロ演奏も素晴らしく、大拍手と「ホ〜」の絶賛のリアクション。ドミニクも嬉しそうに「Merci!」えくぼが、たまんな〜い(はぁと)
ミスターサマータイムのヒットで有名な、ミッシェル・フュガンのChante, comme si tu devais mourir demain。アルバムに入ってるアレンジ。
これも曲調、アレンジが大好き。渋く、かつ切なく、ドミニクにピッタリだと思う曲。ドミニクによるこの曲を聴くと、なんだか胸が熱くなります。
Dilutionでは、ドミニクの ファルセットの美しさにメロメロ。「パトリスの曲です。」に爆笑!(^^ゞ パトリスって、多才ですごいですねぇ!
「体に稲妻が走る」ってこのことかって、思いました。初めて経験しました。
サビのあの高音、ドミんの澄んだ声は、ナマで聴くべきですね!クレッシェンドをかけられるたびに、吸い込まれそうになります…(照)
歌が終わり、「コレは、ボクのオリジナルです。詞は、パトリスがツクリマシタ」と言った後、会場は「ややウケ」でした(笑)
やっぱり、「フランス語会話」でドミニクを知った方が大半なんやな〜と思った瞬間でした。
Je te regarde の繰り返しが非常に印象的で、ファルセットが美しく、ドミニクが切々と歌っていた姿が忘れられない1曲。
後でこの歌詞の対訳を読んで歌詞の世界にも打たれました。(パトリス、やるなぁ〜!)
儚く甘いドミニクの歌声に胸が痛くなるほど。
「最後の曲です」のドミニクの声に、過去2回の大阪でのライブで刷り込み済みの「え"〜〜」の「笑っていいとも」風リアクションもばっちり決まって、Tout
Tout pour ma Cherie」
もちろん、今回はドミニク・アレンジ・ヴァージョン!
ワシら(しのぶさんとぶり)は、リズミックなポルナレフにまたも立ち上がり、サル・バナーヌだからというわけでもないがモンキーダンス風に頭も振り乱しながら踊っておった!!トゥ!トゥ!プ・マシェリ!マ・シェリ!
(注:サル・バナーヌ(Salle Banane)=バナナ・ホール(Banana Hall)のフランス語読み。ライブ前にBBSでこの呼び名が流行した。)
本家本元も大好きだが、ドミニクのアレンジは更にノリもよく、当然ながらCD以上にノリノリの演奏である。
"Tout Tout pour ma Cherie, ma Cherie・・・"の繰り返しで、徐々にキーが上がっていくにつれ、こちらの興奮も高まるかのようだ。
本編最後のこの曲が終わった時、「えぇい!もう一曲ぐらい踊らせろ!」とひそかに思うのだった。
そして、アンコールに期待・・・
アンコール拍手に、すぐに出てきて、本編で約束済みのLove me ,please love me・オリジナル・ヴァージョン。ダンサブルなジャマイカヴァージョンもいいけど、オリジナルヴァージョンは、絶品!!とろけます。
お客さんからアンコールの求めがあって出てきたとき、ドミニク曰く「(アンコールがあって)よかったぁ〜」。本当に心配していたんだ、初々しいなあって、思いました。
ラストは、BBSで数週間前より自主トレが命じられ、「ジャントンルルー・・・」と、にわかフラ語ラップ講座が展開されていた(!)Manauのカバー曲、"Mais
qui est la belette?(誰がいたちなんや)"。
「立ってくださぁい」とドミニク。
もうこれで今夜は終わりだもんね、最後だから立ってもいいもんね!とDanse! ダンス!踊る踊る!同席の方々と舞台のすぐ前のスペースに出て、一緒に踊りまくりました。
ライブの一番最後の曲だということで、皆総立ちになり、一緒になって手を振ったり、声を出したりできてすごくよかったです。
アンコールの一番最後の曲、今回、ウチ的にストライクゾーンでした。ずっと立ちっぱなしで踊ってました(笑)
なんせ、普段はタテノリなHIP HOP系ライブの方が多いので、思いっきりはっちゃけました。
RAPってのが意外やったし、好みやから余計に印象に残りました。
みんな「ジャンタンルルールるナーレラブレット」と、歌って踊って1時間30分の楽しいライヴは終わりに....
終了後、サイン&握手会。 ライブの余韻を感じつつ、来られたほとんどの方が並び、長い行列なのに、ドミニクは一人一人に名前を聞いて、CDジャケットに〔Pour ** Dominique Chagnon〕と書いて、目を見て握手。 また、写真撮影にも気軽応じてくれていた。優しい・・
多くの人だったのに、それに疲れているだろうに、いやな顔せずサインしたり、写真に収まったり、ドミニク偉いなぁ。
「さぁ、そろそろ並ぼか」と思った瞬間、ドミんが客席に現れ、歩いているじゃぁあ〜りませんか!(チャーリー浜風)
ちょうど私の横を通ったので、手を振りながら
「ドミん、(いっぱい歌って楽しませてくれて)ありがとうな!」と声をかけたら、
なんと!あろうことか、向こうから握手してくれました!くうぅっ!なんて優しい人なんや!ええヤツなんや!
歌もうまいし、こんな1ファンでさえ大事にしてくれる…。
「ドミん最高〜!」
私が野犬なら、絶対に、崖っぷちで、満月をバックに、そう遠吠えしてると思った(笑)
ドミニクがサインと握手で手一杯の間、ヌジェさんはサインの列のお客さん達が退屈しないように、話しかけたり、写真撮影に応じるサーヴィスぶり。私も、ヌジェさんとのツーショット写真 取って貰っちゃいました(^_-))
最後に、ライブってどんな雰囲気なんだろう、行きたいけど、どうしようかな〜と、迷ってるみなさんにHELENさんの感想をご紹介!
会場に着くまで、どんな客層か、お客さんの服装もどんなんか(=カジュアルすぎるウチらが浮いてないか・・・)。普段、ジャンルのライブではないので、そんな疑問がグルグル頭の中を回っていました。
「シャンソン」と聞いただけで、イメージとして、ナンか構えてしまうって言うか。イメージ的に、女性のファッションは、デニムじゃなくて、雑誌で言うと(私の年齢・25歳位なら)「with」とか「MORE」系でないと浮くんちゃうかな?と思ったり。
でも、会場に入って、そんなイメージや、しょうもない疑問なんて、どうでもよくなりました。女性が多かったですが、友人同士、母・娘、夫婦、恋人同士だったり、オンリー隊の方もいたり。(私の横は、オンリー隊のオジサマでした)
皆それぞれ、音楽に「聴き入ってる」って感じでした。(そら、そうやわな…ライブなんやし)
素直に「こんな雰囲気もエエなぁ♪」と思いました。
私は当日、お手伝いを頼まれて、CD販売の補助をさせていただきました。CDは、70枚ほど売れましたよ!(アルバム発売日のライブということで、前日、幸運にもCDゲットできた人もいたけど、当日開場で入手された方が大半でした。)
当日、CDを販売されていたのは大阪・十三の商店街の入り口、マクドのとなりのCDショップ、恵比須堂さんです。(とてもsympaな方で、「ドミニクに、『雪が降る』なんかを、歌って欲しいな〜」と言うてはりました。)
また、当日会場では、NASHさん、Perce-neigeさん、しのぶさんなどは、率先して椅子のないお客さまに椅子を出してあげたり、トイレの場所を案内してあげたりと、ドミニク修道会修道士の鑑!という感じでした!
CDCに来ている方も、そうでない方もライブや、ドミニクをきっかけとして、こうして小さな輪がひろがっていったら、本当に素晴らしいですね!
CD買われたお客さまで、ライブのことは全く知らなかったけれど、たまたま当日近所を歩いていたら、ばったりドミニクに会い、「今日コンサートなんだよ」と言われて、「じゃあ行く!」って感じで、来場されたという方がいらっしゃいました。なんか、良い話ですね〜。
私たちに席のことやトイレの場所を尋ねてきた方がおられたのは、CD売場のそばでいつのまにか「いらっしゃいませ」、「CDいかがですか?」、「サイン会もございます」等とスタッフのように振舞っていたせいかもしれません。
ちなみに私の売り言葉(?)は、「私、昨日もう聴いたんですけど、いいです!絶対買いです、コレは!」でした。これでご購入いただいたお客さん、ね、買いだったでしょ?!
さて、そんな私たちのCD販売やお客さんへの対応を見ていたCDショップ恵比須堂のオジさまが、「ドミニクはこんないいファンがいてくれて幸せだねぇ」と言ってくださいました。
もちろん、誰に誉められるためにやっていたわけでもないことですが、非常にうれしい一言でした。
私たちファンはいつもドミニクに楽しさや喜びや元気をもらって「幸せ」を感じているけど、オジさまの発言に、私たちファンの存在や行動がドミニクにある種の「幸せ」を感じさせていたらうれしいなぁと感じました。
**恵比須堂HP http://www.ebisudo.net
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十三(じゅうそう)行ったら、ぜひ恵比須堂をよろしく!!
スコットレイサムさんのHPに、スコットさん自らが、携帯で撮影したリハーサルの様子などが紹介されています。
ぶりもお手伝いの関係で、リハをちょっと見てたのですが、バンドメンバー全員がとても仲がよく、とてもいい雰囲気でした。 とくに、スコットさんとドミニクはまるで兄弟のようないい関係でしたよ!
(右の写真は撮影するスコットさん)
(左の写真は収録のひとコマ)
大阪市北東部(淀川区・東淀川区・北区・都島区・旭区・城東区・鶴見区・中央区・東成区)をエリアとするケーブルTV、OCCNで、ドミニクのライブを放送!
放送は8月11〜15日の間の毎日
朝8:30〜9:00、昼3:00〜3:30、夕方8:00〜8:30 の一日三回放送!(放送はすでに終了しています)
詳しくはOCCN http://www.occntv.co.jp