[STORY]
ほんの少し昔、仙台の話。とある谷に一匹の狼、とある泉に一匹の鶴がいました。
二匹は一緒に音楽を奏でて楽しく過ごしていました。
そんなある日、鶴が突然「東京で音楽隊に入る」そう言い出しました。
狼は唖然とし「そんなのどうやって?」と言いました。
しかし、鶴はそんな言葉もよそに東京へ飛んでいきました。
何年かが過ぎた後、残された狼は車を作り、その車で東京の鶴を尋ねました。
そして「一緒に音楽隊をやろう。僕がギターを弾いて歌うから君はまたドラムをやってくれ」と言いました。
鶴はそれまでやっていた音楽隊を辞め、狼の車に乗りました。
車をしばらく走らせると小さな沢で一匹の大きな鷹に出会いました。
大きな鷹は「音楽隊に入ろうと何年も前からメンバーを探している。今日見つからなかったらあきらめようと思う。」
そう話しました。
「それなら僕らとやろう。君はベースをやってくれ」と二匹は言いました。
二匹は自分達の車に大きな鷹を乗せました。
三匹は音楽隊の練習をして小さな会場で演奏して過ごしました。
そんなある日、三匹はある音楽隊の解散の演奏会に誘われ見に行きました。
そこにはどこか寂しげにギターを弾く一匹の蛇がいました。
鶴はそんな寂しそうな蛇に話しかけました。
「どうして君はそんなに寂しそうなんだい?」すると「僕はもうギターを弾けないんだ。すごく寂しいんだ」そう蛇は言いました。
「君みたいにうまいのに解散はもったいないよ。僕らの音楽隊でギターを弾けばいい」鶴はそう言いました。
寂しそうな蛇は笑顔を取り戻し、狼の作った車に乗ることにしました。
こうして四匹は車に乗り込み、色んな会場を回って演奏をしているのです。
この物語はまだまだ終わりません。一日一日と続いていくのです・・・。
[CAST]
WOLF・THE・BOONETS/チバユウキ
CRANE・THE・BONNETS/ヤマカワダイスケ
HAWK・THE・BONNETS/ウチコシヒロユキ
WOLF,CRANE,HAWK,SNAKE,に関わったすべての人、そして関わっていくすべての人
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