33 ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。 34 「いったいだれが主の心を知っていたであろうか。だれが主の相談相手であっただろうか。 35 だれがまず主に与えて、/その報いを受けるであろうか。」 36 すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』ローマの信徒への手紙 11章33~36節
1 さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。 2 ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」 3 イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」 4 ニコデモは言った。「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。もう一度母親の胎内に入って生まれることができるでしょうか。」 5 イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。 6 肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。 7 『あなたがたは新たに生まれねばならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。 8 風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである。」 9 するとニコデモは、「どうして、そんなことがありえましょうか」と言った。 10 イエスは答えて言われた。「あなたはイスラエルの教師でありながら、こんなことが分からないのか。 11 はっきり言っておく。わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししているのに、あなたがたはわたしたちの証しを受け入れない。 12 わたしが地上のことを話しても信じないとすれば、天上のことを話したところで、どうして信じるだろう。 13 天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。 14 そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。 15 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』ヨハネによる福音書3章1~15節