5 互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。 6 キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、 7 かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、 8 へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。 9 このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。 10 こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、 11 すべての舌が、「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』 フィリピの信徒への手紙2章5~11節
23わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、 24 感謝の祈りをささげてそれを裂き、「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。 25 また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。 26 だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。 27 従って、ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。 28 だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。 29 主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです。 30 そのため、あなたがたの間に弱い者や病人がたくさんおり、多くの者が死んだのです。 31 わたしたちは、自分をわきまえていれば、裁かれはしません。 32 裁かれるとすれば、それは、わたしたちが世と共に罪に定められることがないようにするための、主の懲らしめなのです。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』 コリントの信徒への手紙一 11章23~32節
1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山沿いのベトファゲに来たとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、 2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、わたしのところに引いて来なさい。 3 もし、だれかが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐ渡してくれる。」 4 それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。 5 「シオンの娘に告げよ。『見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、/柔和な方で、ろばに乗り、/荷を負うろばの子、子ろばに乗って。』」 6 弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、 7 ろばと子ろばを引いて来て、その上に服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。 8 大勢の群衆が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。 9 そして群衆は、イエスの前を行く者も後に従う者も叫んだ。「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』 マタイによる福音書21章1~9節