1 慰めよ、わたしの民を慰めよと/あなたたちの神は言われる。 2 エルサレムの心に語りかけ/彼女に呼びかけよ/苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。罪のすべてに倍する報いを/主の御手から受けた、と。 3 呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備え/わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。 4 谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。 5 主の栄光がこうして現れるのを/肉なる者は共に見る。主の口がこう宣言される。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 旧約聖書』 イザヤ書40章1~5節
57 さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。 58 近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。 59 八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。 60 ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。 61 しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、 62 父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手振りで尋ねた。 63 父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。 64 すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。 65 近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。 66 聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。 67 父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。 68 「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。主はその民を訪れて解放し、 69 我らのために救いの角を、/僕ダビデの家から起こされた。 70 昔から聖なる預言者たちの口を通して/語られたとおりに。 71 それは、我らの敵、/すべて我らを憎む者の手からの救い。 72 主は我らの先祖を憐れみ、/その聖なる契約を覚えていてくださる。 73 これは我らの父アブラハムに立てられた誓い。こうして我らは、 74 敵の手から救われ、/恐れなく主に仕える、 75 生涯、主の御前に清く正しく。 76 幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、 77 主の民に罪の赦しによる救いを/知らせるからである。 78 これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、/高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、 79 暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、/我らの歩みを平和の道に導く。」 80 幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。
出典 : 日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』 ルカによる福音書1章57~80節