microWAVE XT デザインの変遷 |
日本ではまずありえないことだけど、ドイツ産のシンセサイザーは製造時期によって部品の形状やカラーリングのバリエーションが数多く存在する。 しかもそれは戦略的なものではなくて、「部品が高いからこっちの安いのにしようぜ」とか「今回出た新しいシンセのつまみと共通にしちゃえば仕入れも楽」とか「飽きた」などという理由で何の予告もなく変更されていたりする。 XTに関していえば、リリース当初はデザイン画に忠実な円筒形の寸胴ツマミ(あのTheWaveと同じ!)を採用していたのが、ある時期から先細りでラバー加工されたグレーのものに変わり(ここでつまみの径に合わせて天板の金型も変更されている)、そのうち(おそらくコストの関係で)これまで赤くてカッコ良かったCutoffとWavetableのつまみが全部グレーの共通部品になり、後にQ/microQが発売されるともうすっかりめんどくさくなったのか、透明プラにラバー加工がなされた後期Q用のつまみに統一(XTkの末期モデルなど)されてしまった。 その他にもたまーーに見かけるQイエローと同一のカラーモデルやオフィシャルアナウンスされた限定のブラックモデル、ディスプレイ保護用のプラカバーの有無、マットなネクステル仕上げではないツルツル塗装…などなど無数のバリエーションが存在するようなので、中古などで入手の際には十分注意して望むように! ドイツ人ってそういうところで案外いい加減なのね。 |
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