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Blue-spec

jan.05.2009

ニューアルバムのリリースが延期され、どうやら春過ぎになる様子。コンテンツ保護というよりは高音質を意識して ?か(リスナー層もそれなりの世代だし)SACDになるということでした。で、どうよ、SACD(^_^;)流通してからそろそろ10年になるというのに今だそれなに?といわれるし。それゆえなのかここへ来て素材や周辺技術の進化を応用してCDを高音質化する試みも出てきた。

既存のCDでもかなり音質は変わってきている。音圧に関してはかなり進歩している。1990年台前半の新譜ですら今では結構ショボク感じるものもある。同じ盤素材のCDですらこれだけ違うなら素材やプレスの技術が更新されれば随分変わる。ここに来て、ユニバーサルからSHM-CD、一方Sony MusicはどうやらBlue-specを押している様子。

素性というか基本的なスペックからすればSACDは圧倒的で素材をどうしようがCDの規格の上に作られたものは太刀打ちは出来ない。にも拘らずここへ来てのCDの改良。ほんとにこれが主流になって、次はブルーレイ規格のオーディオになる?

世間の流れはメディア・サイズ全てではないし基本性能の高さでもないらしい。VHSにS-VHSが登場したときこれは標準になるな、と思ったし特に3倍速で使うならこれしかないと思ったにもかかわらず-なぜか浸透しなかった。デッキの価格もたいした差がなくなっても一般化しなかった。うーむ、不思議。今や使用料の関係でS-VHSのテープはビクターのみ。メディアサイズは同じなのにねぇ。NTSCアナログ(256x2)では良い勝負のDVDはなぜか席捲。で規格ではブルー・レイが出るまで圧倒的だったD-VHSは知る人ぞ知るという様。

役に立たないもののたとえに使われる「猫の手」。でもその手を借りて-たまを駅長さんにしたら売り上げ大幅アップ。なかなか難しい。登場時はかなりの救世主的な扱いを受けそれなりの携帯型ラジオにすら搭載されたAM-Stereo。確かに上手く受信するのが難しいとはいえTBSや文化放送はなかなか楽しめた。それが今やAM-Stereo搭載ラジオ(チューナー)はかなり限定される。新しい技術が必ずしも受け入れられるとは限らない。

というわけで、Blue-specでも新譜を出していくというSony Music。話題性などで取り上げられる可能性を考えるとニューアルバム、リリースの時期次第ではBlue-specで、という可能性もあるかな。

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