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第7話
巨大宇宙都市出現!

 月の前方に全長約32km、幅約8kmにおよぶ巨大な宇宙船が現れた。ダリアというその船から救助を求める通信を受信したコーニッグ達は、ヘレナ,教授,モロー,カーター,ローリーとともにイーグルでダリアへ向かった。ところがダリア宇宙船に近づくとイーグルは強力な引力(今のSFでは当たり前になった牽引ビームのはしりでしょうか?)に捕らわれ、宇宙船内に引き込まれた。
 宇宙船の中は巨大な都市となっていたが、廃墟であった。微弱な放射線も検出される。かつて大きな原子炉事故があったようである。微弱な放射線のため、コーニッグ達はアルファとの連絡もとれない。ヘレナとローリーをイーグルに残し、コーニッグと教授、カーターとモローの2チームでダリア探索に向かった。
 コーニッグと教授は謎の宇宙服の2人に突然撃たれ、意識を失ってしまった。同じ頃、ヘレナは隠し部屋を見つけそこにはいるが、追われる2人の小人と中世時代の兵士(第7文明人)に出会い、第7文明人に捕らわれてしまう。
 カーターとモローがイーグルに戻ってきたとき、船内にいたのはあやうく難を逃れた小人の1人であった。
 そのころ意識を取り戻したコーニッグはダリア人カラに出会っていた。カラはダリア宇宙船が処女惑星に向かう移民船であること、900年前に原子炉事故を起こし、5万人の内14人だけが生き残ったこと。救助信号は900年前から出続けていることなどを語った。
 ダリア人の指導者ニーマンは、アルファのメンバーも共に処女惑星に向かい、共に文明を築かないかと提案する。コーニッグは調査が必要だと即答を避けた。
 調査の結果、ダリア人は放射線の影響で文明を退化させたダリア人(第7文明人)を食料にしていることを発見する。
 そのころ、ローリーは第7文明人に捕らわれ、ヘレナも神ニーマンへの生け贄として捧げられようとしていた。カーターとモローはヘレナを救出しようとするが、ダリア人に連れ去られる。カーターはニーマンらの嘘を暴き、第7文明人とともにダリア人の元へ向かった。モローはヘレナを追うが間に合わず、すでにヘレナは息絶えていた。怒るコーニッグ。しかし、ダリア人カラは生命を移植する技術でヘレナを救った。ダリア人も放射線に冒されており、子孫が作れなくなっていた。彼らは第7文明人の生命を移植して生き延びていたのだ。彼らの希望は放射線汚染前のDNAであった。処女惑星についた暁には、健康なダリア人が蘇るのだ。
 そこへカーターに導かれた第7文明人が乗り込んできた。だましていたニーマンを責める彼ら。怒りに達した彼らはニーマンごとDNAを破壊した。
 第7文明人は文明を失っていたが、子孫を増やすことができた。コーニッグはダリア人に、第7文明人こそダリアの希望であると語る。彼らにダリアの文化を伝えることがダリア人の生きる道だと・・・。(この他の文明に働きかける様は、スタートレックと共通するものを感じました)


原題:Mission of the Darians
本国では第22話
脚本:ジョニー・バーン Johnny Byrne
監督:レイ・オースティン Ray Austin
ゲスト出演
 カラ : ジョーン・コリンズ Joan Collins
 ニーマン : デニス・バージェス Dennis Burgress
 ビル・ローリー : ポール・アントリム Paul Antrim
 ダリア人(男) : ジェラルド・スタッデン
 ダリア人(女) : ジャッキー・ホートン
宇宙