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アルファに正体不明の青い発光体が迫っていた。それがエネルギーセクションにせまった瞬間、アルファ内の時間が静止した。そのときエネルギーセクションにいたゾレフ技師は、意識を失ってしまう。 ゾレフは検査を受けるが異常は見つからない。ただそのとき熱を発していたモニターが消えてしまっていた。 妻が止めるのも聞かず、ゾレフは仕事を続けに行くが謎の悪寒におそわれる。彼が握ると熱いコーヒーも凍ってしまった。そして、ふらつくゾレフを支えようとしたマークも凍りついてしまった。 異変を感じた妻のエバは夫を医局へ行くよう勧めるがその医局でもゾレフは医局員を凍死させてしまう。 この頃バーグマン教授は、ゾレフの体内に謎のエネルギー体が住み着き、それが周囲のエネルギーを奪っているのを発見した。 一度はゾレフはとらえられるが、すでにゾレフの心は謎のエネルギー体に支配されつつあった。ゾレフは脱走し、次々と周囲のエネルギーをそれが物であろうが、人間であろうがかまわず奪っていく。 力をつけてきたエネルギー体がねらったのはエネルギーセクションそのものであった。このままではアルファ全体が危ない。コーニッグは全エネルギーの基地への供給をストップする。しかし、それは基地の全員はもちろんのこと、特に危篤状態の患者にとって非常に危険な状態であった。 様々な手を打つが、ゾレフはついにエネルギーセクションにたどり着いてしまった。最後の賭でコーニッグはエネルギーセクションを爆破する。しかし、謎の発光体は爆発のエネルギーすら吸収してしまう。しかし、その直後謎の発光体は宇宙の彼方へ飛び去ってしまった。 コーニッグはふと思った。あれはこれから星になろうとしている生命であったのではと。 原題:Force of Life 本国では第9話 脚本:ジョニー・バーン Jonny Byrne 監督:デビット・トンブリン David Tomblin ゲスト出演 アントン・ゾレフ : イアン・マックシェーン Ian Mcshane エバ・ゾレフ : ガイ・ハミルトン Gay Hamilton |