Expose


GREATEST HITS


1995 Arista/BMG
1. Come Go With Me
2. Point Of No Return
3. Let Me Be The One
4. I'll Say Good-Bye For The Two Of Us
5. What You Don't Know
6. Tell Me Why
7. Seasons Change
8. I'll Never Get Over You Getting Over Me
9. Exposed To Love
10. I Specialize In Love - (remix)
11. End Of The World
12. When I Looked At Him
13. Your Baby Never Looked Good In Blue
14. Come Go With Me - (remix)
15. Point Of No Return - (remix)


 「ヒットナンバーてんこ盛り! これがエクスポゼのダンス・ワールド!!」


 日本盤のオビタタキである。惜しい。ダンス・ワールドではない。正しくは『ダンス・パラダイス』でなくてはならない。もちろん5曲目に収録の "What You Don't Know" の邦題にちなんでのことだ。

 Lewis A. Martinee のプロジェクトとしてスタートしたラテン/ヒップホップ系のガールズ・グループだが、雨後の筍の如く出現した同類グループたち、例えば Cover Girls, (New York's) Sweet Sensation, Seduction らと比較しても、やはり格が全然違う。もとより En Vogue のようにヴォーカルの巧さで聴かせるグループではないから、このベスト盤においても、初期のハイエナジーなダンスビートに乗るコーラスの弾け具合や、徐々に目立ち始める Diane Warren のバラードにおける初々しいハモり具合などをほどほどに楽しむのが正解。

 よくまとまったベスト盤ではあるが、残念ながら、この選曲には満点をつけることができない。92年リリースの3rdアルバム "EXPOSE" に収録のヒット曲 "I Wish The Phone Would Ring" が漏れているからだ。これぞ名曲!なのに、未収録なのはやや納得がいかないところ。そんなわけで、個人的にはこの『愛のテレフォン・コール』をぜひ聴いていただきたいことから、ベスト盤とあわせて力作の "EXPOSE" アルバムも拾っていただくことをオススメしたい。なに、中古市場じゃ300円も出せばゴロゴロ転がってますって…

 ブックレットには各アルバムリリース時の頃の写真が順番に掲載されている。時代を感じさせる若い80年代から、上のジャケットの落ち着いたアダルトな姿に至るまで、サウンドとルックスの変化ぶりを追いかけるのもベスト盤ならではの楽しみ。ついでに15曲目収録の "Point of No Return" は Tony Moran 先生のリミックス、ファンなら要チェックです。


お気に入りベスト3
1. What You Don't Know
2. Seasons Change
3. Point of No Return

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