トップページへ

Second Color


この曲は、最初に原曲を聴いたのはだいぶ前だ。WAJINさんから送られてきたCD-Rに入っていた。最初の印象は、“Jazzやなぁ”だった。ただし、独特の旋律と和声で出来ており、しかもリズムとフレーズに整合性がある。ドラム、ベースはよくグルーヴしておりFunkっぽくもある。音楽的な分析は出来なかったが、おもしろい作品と思っていた。

本人も分析しきれていなかったようで(才能)、プロの方にたずねたら“ポリモード”で出来ているらしいことがわかった−とのこと。ふたつのモード(旋法)が同時に鳴っているらしい。こういうときは、難しく考えてしまったら八方ふさがりになる。中心音はE。これだけで十分だっはっは・・・(汗)。


まず、元のMIDIデータでは品のあるややフュージョンぽい音像だったので、音色と定位を変える。ひとつのセクションだったホーンは、右端にトロンボーン、左端にトランペットとした。中央のサックスのコーラス(システムエフェクト)も値を0にする。元のベースはチョッパー系だったが、あえてアコースティックベースのブンブンいうやつに変える。

16ビートのファンクといえば、チョッパーかフレットレスを選択しがち?だが、オレはミスマッチが好きなもんで、これはアコベだぁ!と迷わず決めた。
(ちなみに、チョッパーバシバシのファンクにフルアコのギターがソロをとったりするとカッコイイと思う。ハードロックにフルートのソロもよいだろう)

WAJINさんの作った絶妙のアンサンブルにさらにメリハリがついてきて、しかも適度に品がなくなった。満足♪ グルーヴィー!好みの音像が出来たわい。これでおしまい!

ではちょとマズイ・・・。オレのフレーズはどうする?困った困った。悩みながらピアノソロのところのさりげないクローズドハイハットを加えつつ、これだ!とひらめいた。

4ビートで遊んでしまえ!\(^v^)/

というわけで、4ビートのインタープレイを挿入(KeyはD)。この間、サックス奏者は奥に引っ込んでタバコを吸っていることにした。我が強そうなサックスの人がたぶんメインのバンドだから、彼がいなくなった開放感で、みんなウキウキし始めたようだ。世の中、そんなもんである。

強引な展開でちょっと心配したが、原作者様からOKが出て、ほっと胸をなでおろした。その後、WAJINさんの方で最終ミックス。ナチュラルな空気感を演出していただいた。詳しくはWAJINさんの関連ページへどうぞ。↓

2002.3.30

WAJINさんの関連ページ
HIRO版ウンダラ制作記録へもどる
トップまでもどりたい