第10回 祭りその1
BarTHIRDSTONE開店5周年記念「サードストーン祭り」当日がやってきた。
流石はBIGCAT、サウンドチェックも本格的であった。
次第に出演者の方々も楽屋入りし始め否が応でも祭りの始まり感に支配された。
しかし午後4時に開演し6時間も続く長丁場で仕切らんといかん事も多い。
こんな時、主催者である我らがマスターが大活躍。。。と云いたい所だが、固まってしまって殆ど機能しない。
こりゃいかん、と私とベースのサニーが司会から出演者への段取りやチケットの取り置きまで奔走した。
いよいよ開演時間、まだお客さんはまばらだがこちらのアドレナリンは出まくっている。
AZUMIさん、QUNCHO&CHUJIさんとステージは進む。
QCさんはアンプの調子が今一つだったのだがそれを感じさせない実に見事なステージで
通のお客さんから絶賛を浴びた。
UnitedSoulHonezさんにはウチのバンドの切り札MACOちゃんが
「バーバラ野村」なる変名でゲスト出演し喝采を浴びた。
楽屋で聞いてくれていたQCさんが「あの子スゴく上手いね」と誉めてくれたのは我が事のようにうれしかった。
この後がお笑いコーナー。当日昼間の学園祭余興をこなし南海キャンディーズが駆けつけてくれた。
既に観客も300人を超え、満員状態。
そこで彼らは1ヶ月後のM−1で世間をアッと云わせる事になる伝説の医者ネタを披露した。
「火を怖がるサイ」を見た観客のウケる事ウケる事。
後で山ちゃんが「僕の突き飛ばされ方も上手になったでしょ」と言ってきたのを覚えている。
この辺りから祭りも盛り上がり、ゴトウゆうぞうバンドの面白カッコいいステージも好評。
いい感じで進行していた。
そこにビッグゲストがやってきてくれた。安田大サーカスである。
団長とは売れる前からの知り合いで出演してくれたらとは思っていたが、
スケジュール的に無理だろうと殆ど諦めていた。
男気のある団長は合間を縫って駆けつけてくれたのだ。本当に有り難かった。
ネタも本息の素晴らしいものでいつものオチの赤ふんどしをわざと忘れるという
TVではとても見れないパフォーマンスもあって、会場はスゴい雰囲気になって来た。
そしていよいよ大トリ、サードストーンバンドの登場の時間がやってきたのである。
(続く)第11回 祭りその2へ













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