Music
DTM講座/マニアへの道
  


 

No.3
<打ち込みのコツ/初級2>

 
今回は打ち込みでは一番難しいというか、ボロが出てしまうギターものです。しかもアコギ1本でどこまで再現出来るのか?というものです。

 まずはM_DEMO_02.MIDをあなたのディスクトップにダウンロードしてください(SaveThisLinkAs)。「サイモンとガーファンクル」の名曲「EmilyEmily」です。まずは聴いてみて下さい。
(同じく再マップしてください。)



1)Track名の「A1-EX」(M-1ch)がセットアップです。ギター(M-3ch)が1本しか入ってないのに、ちゃんとステレオで聴こえるでしょ?これはここのディレイ設定で逆サイドにふっているのです。これはレコーディングでは定番のワザで、それを再現したものです。原曲もこうなってます。




2)そしてギターTrack(M-3ch)のEXで、どれくらいディレイ等をエフェクターに送るかを決めます。今回のようにギター1本だとPANを振りすぎると、定位が中抜けしますから注意。アンサンブルの中ではLRどちらかにいっぱいに振って、逆サイドに送るというのが定番です。




3)ギターのグラフックウインドウです。ベロシティーとエクスプレッションだけで抑揚を出しています。ギタ−の場合アンサンブルの中でなら弦3本分(高い方ならトップ3本分、低い方ならボトム2本分ほど)くらいでいいのですが、この手の曲はやはり6本分全て打ち込まないとアコギの感じが出ません。




4)そして隠し技!M-5chのデータだけを聴いてみてください。何の音か分かりますか?、、、これはポジションチェンジの時、アコギの弦がこすれる音(ノイズ)です。ギタ−系はこの手の音を入れるだけで、一気に空気感が増します。凄い人なんかは「ボディーの鳴り」の音まで再現して入れてます(^^;

 さて、マニアな人向けに「EmilyEmily」LIVEバージョンも用意してみました。この曲実は、、、なんと「カポタスト」を使ってたりします、、、そこまで再現しましょう。似てるでしょ?(^^;

 参考になったでしょうか?次はページは、さらにもう少し凝ってみます。


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