C R E W
【 山元/YAMAGEN：カリンバ＆バンスリー 】
ロックバンドにてギターを担当し都内ライブハウスなどで多々出演していたが一時、音楽活動を休止。数年のブランクを経てインディアン・フルート・バンスリー＆カリンバを携え、その独特の表現力で様々な情景を観せる。ソロでの演奏や他アーティストとの共演、即興演奏集団・鼓水にて展開。
【 柏原晋平/KASHIHARA SHINPEI：ベース & ピアノ 】
10代の頃より独学で始めたピアノ、ベースなどでグランジロックバンドやバンドサポートを始め、都内ライブハウスなどに出演。その後、アートワークへ移行するが2002年頃より即興演奏の機会が増え、仕事の傍ら鼓水を展開。またベースをまったく別解釈した奏法など様々な表現を見せる。
【 シン/SINGH：ドラム＆パーカッション 】
東京・渋谷を中心にストリートやクラブ、ライブハウスなどで活動していた某ジャムバンドにて10年間、ドラムを担当する。仙台ジャズフェスや海外JAMアーティストのオープニングアクトなども勤めたがその後、バンドから脱退。現在はタブラ、鉄クズなど様々なモチーフによる演奏表現をし、ソロ、鼓水、他バンドサポートなどをしている。
【 フィルリズミック/PHIL RHYTHMIC：エンジニア&リミックス 】
エンジニアとして鼓水音源の編集やリミックスも手がける。また、ベース・コントラバス・パーカッション・etc..リズム音器奏者としての活躍や映画などの楽曲制作もこなすプロミュージシャン。「 I
am Japanese Bass Player,called Philrhythmic. I play the bass with a Samurai
spirit. 」
【 他、現在までのコンセプト参加者 -THANKS TO- 】
沖・石森なこ・ヒラヤマサトル・良・芳賀則夫・かぼ |
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【 Cosui-improvisation's - 鼓水 - 】
水は雨にも霧にも津波にも…雲ですら水による現象で、
そのつかみ所のない形に惹かれパッと゛水゛という字が浮かんだ。
テーマに応じて以前は鼓雲（つづみぐも）と名乗る事もあったのだけれど、
現在では「水打ち鳴らすごとし」鼓水として展開している。
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2000年中頃、その日暮しの某音楽スタジオスタッフをしつつ
柏原と山元は別のベクトルで音楽活動を展開していた。
当時、互いに興味も組む事もなく世間話をする程度だった。
一時期それぞれが参加していたバンドや仕事から、
柏原は水墨画アートワークと編集社での仕事に追われ、
山元は販売業と何かを創りたい思いを絵本などに残そうとし、
それぞれ音楽から遠ざかり続ける日々を送っていた。
2002年、秋。都内某スタジオにて決まりや説明や意味を持たない
山元と柏原による即興演奏セッションが二時間ほど行われる。
ただその日は時間が互いにたまたま空いていただけだった。
2003年5月、柏原の水墨画アートワークにて都内ライブハウスの
空間プロデュースとライブドローイングの依頼が舞い込み、
時折、無言のスタジオセッションをしていた山元とライブで
共演する事になりアート＆サウンドドローイングユニットとして-鼓雲-となる。
その後、柏原も筆だけでなく置き去りにしていた楽器を弾くようになり
山元が受けるライブブッキングに参加し始める。
またゲストに東京、新宿・渋谷のクラブ・ストリートシーンで
展開中のジャムドラマーSINGHが参加するようになる。
それぞれがリハーサルも作曲も予定もない無規則の内に鳴らし続け、
日常を即興に託す場がいつしか主宰を持たず生まれる。
少しずつ出演依頼が舞い込むようになり、ジャムドラマーSINGHが
レギュラー参加する。その日、その瞬間、鳴らせる者だけが集まり展開した。
鹿児島の南、与論島の若者オキやナコ、コマーシャルや
映画音楽を制作している石川龍太郎氏、芳賀紀夫氏、
前衛舞踏家の池田ユリヤ氏とのコラボレート、エンジニア・フィル、
そしてたまたま訪れたリスナーが参加するなど
即興演壇ならではの偶発と様々な音が
それぞれに流れ合う中に私達は存在している。
これは主軸や統制の無いその場所の名前のようなもので
水は雲にも霧にも運河にも津波にもなる。
それらを鼓打つ心を音楽に託していきたいと想う。
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