31話目 (4,7) ”まじでやばいまじでやばい”

泥棒に入られたこともあってもう一つ鍵をつけてもらったのですが、今日外から家に帰って来ると、以前の鍵が開けられていました、どうやら泥棒は僕の家で生活する気満々のようです。 本当に僕の一人暮らしはどうなってしまうのでしょうか、それとも、これは泥棒と二人暮しをしろという神様からのお告げなのでしょうか。

その神は間違いなく疫病神です。



32話目 (4,8) ”今日で休みは終わりです”

男たるもの自分の身は自分で守るのがかっこいい世の中とされていますが、僕には無理です、普通の無理とかじゃなくて、あれです、圧倒的に無理ってやつです、誰か助けてやって下さい。 

今日も夕食の準備をしているときに、ついうっかりと包丁で指を切ってしまったのですが、その切れ方といったら恐ろしいもので、包丁が親指の先から1cm程埋まりました、もちろん爪ごと一刀両断です、誰か助けてやって下さい。 

傷口からはものすごい量の血が吹き出して、まな板の近くに置いてあったサラダが真紅に染まっていきます。 しかし、真紅のサラダというものはなんとも言えぬ美しさを秘めていて、僕は思わずそのサラダに心を吸い込まれてしまい、傷の治療も忘れて真紅のサラダをもしゃりもしゃりと頬張りました、ほのかな塩味が利いていてなかなか美味しかったです。


こんな心の病んだ人間を助ける人の気が知れません。



33話目 (4,14) ”黄泉の国からこんにちは”

僕は九日から外科学研究室というところに入室したわけなのですが、忙しさが度を越しているために更新もおちおちできなかったのです。 どのくらい忙しいかというと、朝6時半に起きて研究室で仕事をし、9時からは通常の授業を受け、家に帰るのは夜の1時という殺人的なハードスケジュールです。

忙しさだけならまだしも、僕が一生懸命当番をやっているにも関わらず、先輩は僕の仕事が全然なっていないと怒鳴り散らすのです、怒られた僕の涙は桜をはらはらと散らすのです嘘です。 それでもなんとか一週間は頑張ってきたのですが、さすがに今日はプツンときてしまい、手に持った解剖刀をぶるんぶるんと振り回して研究室生を皆殺しにしちゃいました。

僕という人間はとても頭が良いために、生存者が僕1人だけではさすがに怪しまれると気付き、死体を山に捨てに行こうと考えたのですが、僕という人間はとても頭が良いために、学校の近くには山など存在しないと気付き、何もかもに嫌気が差したので首を掻き切って死んだ。

3秒後、僕以外のみんなが息を吹き返したところで終劇。



タクマさんが復活しました。 まったり仲間が増えて嬉しいのですが、タクマさんは基本的に変態の香りがするのでお尻の穴を手で抑えてにげろー!



34話目 (4,15) ”かなしいおはなし”

僕には大学でとても好きな人がいるのですが、なんとその人が僕と同じ研究室に入ったのですよ。 ここ数日、毎朝一緒に当番をして、一緒にご飯を食べ、一緒に帰るという幸せな暮らしを続けていたのですが、今日の当番中に研究室で飼っているビーグルが、その人の足めがけてうんこをひねり出し、それを見た僕はもうげんなり。 その人はうんこに気付かずに、ニコニコしながら僕の方に歩いてきたので 「えんがちょー」 と言って逃げ出しました、傷心の旅に出ますさよなら。



35話目 (4,22) ”なにもかもうんこばかり”

一人暮らしを始めてからというものの、食生活が悲惨になって仕方がありません。 米だけはなんとか口に入るのですが、野菜や肉、魚などは値が張るためにほとんどたべることができません。 

ついに今日、体に異変を来たしたのか猛烈な腹痛が襲ってきました。 しかし僕だって負けるわけにはいきません、冷や汗を垂らしながらも顔からは笑みを漏らしてトイレに駆け込みます。 すんでのところで便座に腰をかけ、排泄を済ませたところ、なんとそこにはウサギのフンそっくりなコロンコロンしたかわいらしい僕のうんこが。。。僕は驚きのあまり、うんこを流すのも忘れてトイレを後にしてしまいました。

30分後、そのうんこはチョコボールと勘違いした祐輔君が食べた。

僕は まだ 大丈夫だ。



36話目 (4,28) ”飼育の毎日”

僕の家にはブタがいる ブタがたくさんいる ブタが腐るほどいる。 

僕はブタが嫌いなわけではないが、やつらの飼育はとても難しいのだ。 ブタという生き物はとても嫉妬心が強いので、一匹をちょっと可愛がってやると、すぐに他のブタがヘソを曲げ、ふて腐ってしまうのだ。

そして毎週水曜日、僕は腐ったやつらを捨てに行く。



37話目 (4,28) ”夢”

眞鍋かをりにオムツを変えられている夢を見ました、すごく恥ずかしい。
 



38話目 (4,30) ”忙殺”

昨日は久しぶりにお酒を飲みました。 男3人女2人というメンバー構成だったのですが、酒が進むにつれて女の子達が 『あついあつい』 と言って服を脱ぎだして、最終的にはキャミソールにスパッツというひどく挑発的な格好になったなどというイベントも起こらずに、ただ淡々と夜は更けてゆきました。 

そういえば今はもうゴールデンウィークなのですね、連休中に海外旅行やバカンスなどを楽しもうと考えている方は、交通事故にあってみんな死んだ、みんな死んだ、死体を埋めてやりましたあはは。



39話目 (5,7) ”18日がXデー”

ゲット!合コンゲット! というわけで、先輩が合コンを開催してくれることになりました。 相手は銀行勤務の20代のOLさん、皆さん自称美人だということなのであまり期待は出来ませんが、研究室で80頭もの犬に囲まれて暮らしている僕には人間というだけでもったいない気がします、しません不細工反対。 

そんな感じで浮かれていたわけなのですが、男性陣のメンバーを聞いてびっくりしました、僕以外の皆さんは特定の恋人なんて作らないようなカッコマンばかりなのです。 なんで僕のような者が合コンに誘われたのかが気にかかっていたのですが、ただのかませ犬として呼ばれただけみたいです、目指せかませ犬検定2級獲得(2級から履歴書に書ける)。 


。。。ストッキングとか、触らせてくれないかな。。。
 



40話目 (5,10) ”酒癖”

僕は最近お酒に弱くなってしまいました、何故だかわかりませんがお酒を飲んで家に帰ってからの記憶が全く無いのです。

 今日も気が付くとベッドの上で寝ていたようなのですが、何故か右手には血がべったりとついています。 どこかにひっかけたのかなと傷口を探したのですが、血の吹き出た痕跡などはどこにも見当たらず、はておかしいなと悩んでいると、床に血が点々と垂れているではないですか。 

奇妙に思いつつも血の跡をたどっていくと、途中に真っ赤な血で汚れた柳刃包丁を見つけました、魚でもさばいたのでしょうか。 さらに血をたどっていくと、今度は黒い髪の毛の束がばさりと落ちています、すごく気持ちが悪いです。 そして、血の跡をさらに追いつづけると、そこには冷蔵庫がありました、閉め忘れたのか少し開いています。 もしやと思った僕が恐る恐る扉を開け冷蔵庫の中身を確認したところ、そこにはなます斬りにされた僕の恋人らしき肉塊が。。。


嘘です、僕に恋人なんかいません、殺したのは隣の部屋の女の子。




31話〜40話
     


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