51話目 (8,12) ”そんなあなたに会いたくて”

僕が一人暮らしを始めてから最初の夏休みである今現在、既に夏休みの終わりを切望している自分がいるのです。

 思えば去年までの夏休みは良かった、付き合いの良い遊び相手(犬)はいたし、少し年上だが異性(母)との交流もあった、交配は無かった。 ところが今年はどうだ、せっかく出来た同居人(コックローチ)は僕が帰って来ると逃げ出すし、頑張って異性を呼び出してもあんあん喘ぎ声を上げるだけで僕の声なんか届きやしない、僕もブラウン管に向かって話し掛けるのはさすがにためらう。  

こんな退屈な日々があと一ヶ月以上も続くのだから、いっそ死んだ方が楽かなとも思うのですが、それではあまりにも生産性がないなと、一万円札を握り締める僕、人肌を求めて風俗へ。。。

店の前までは行ったものの勇気が無くて退却、今日も僕はブラウン管の中の異性に話し掛けています、ためらいなし、全くなし。



52話目 (8,16) ”一陣の風”

決してぼくに振り向かない あなたのことが大好きです 
あなたの視線は遥か先 僕はあなたの遥かうしろ
それでも 僕は頑張れる  だから 僕は頑張れる
いつかあなたの前に出て 視線の先に立ってやる
それまで僕は止まらない 足の動きを緩めない
いつかあなたの前に出て 視線の先で言ってやる
こんなに僕は元気です あなたのことが大好きです



53話目 (9,7) ”かえってきた もどってきた”

牧場実習から帰って参りました、別に牧場実習に行ったからといって何が変わったわけでもなく、強いて挙げるとするのならば肌の色と髪の色が茶色くなったというくらいなのですが、僕がチュニジア国籍に変わったことなんて、この世界の事象からすればものすごくちっぽけなことなのです。 
チュニジアの新鋭、カルタゴの鷲ことシュンイチ・ペニペロ・カリデカが日本ゴールを脅かす、おーっとピーチ・ジョンを使ったシースルーパスが通ったぞぉ、この絶妙なパスを受けたのは今シーズン代表入りしたばかりのシュンイチ・ソープ・イキタイヨだぁ!ソープイキタイヨが行く、ソープイキタイヨが行く、ゴールキーパーマラ崎が必死に飛び出すが間に合わない、チュニジアの救世主、シュンイチソープイキタイヨが行ったーーーーーーーー!!!!!

早漏の治し方教えて下さい。。。。



54話目 (9,17) ”帰る者”

映画 「リターナー」 を見たりしました、少し前まで小便や大便をもりもりちびってたあの鈴木杏ですが、あまりの可愛さに驚かされました、一緒に映画を見に行った友人のひでゆき君がちょっと勃起してたのにも驚かされました、相手は14歳ダヨ!! 

しかし僕ももう21歳になるというのに一体何をやっているというのでしょうか、単純計算でいけば鈴木杏の1、5倍可愛くなっていなくてはいけないはずなのに、女の子に声をかけても『げろげろー』と言われて逃げられます、カエルですか? 確かに特技はオタマジャクシを出すことでーす!!!



55話目 (10,1) ”長い長い”

いつ頃からでしょうか、僕の部屋のタンスに妖精が住み着いているのです。 どうやら恥ずかしがり屋らしく、僕と時たま目が合うと 『ぎゃ!』 と言いながらタンスの中に隠れてしまいます。 別に妖精が恐ろしいなどということはないのですが、いつも誰かに見られていると思うとおちおち自慰行為にふけることもできず、欲求不満が溜まりに溜まった僕は、妖精と話をつけて出て行ってもらうことに決めました。

「妖精さん妖精さん、タンスの中から出てきてくださいな」

呼びかけてからしばらくすると、タンスの中からかわいらしい妖精さんがひょこっと姿を現したのですが、驚いたことに妖精さんは随分と今風のファッションをしているではありませんか。 まるで現代の女子大生を小さくしたような妖精さんを前に、僕はさっきまで妖精さんに出て行ってもらおうと思っていたことなど忘れて、純粋な興味を持ってしまいました。

「妖精さん妖精さん、もっと近くまで来てくれたりはませんか?」

僕がそう言うと、妖精さんはびっくびっくと体を震わせながら顔を強張らせましたが、僕に敵意が無いのを感じ取ったのか、おそるおそるながらパタパタと飛んできて、僕の手のひらに乗っかりました。 そんな妖精さんの行動が僕には可愛くて仕方が無く、僕は思わず手の上にちょこんと立っている妖精さんに顔を近づけて唇を奪おうとしたのですが、そのときです、納豆を食べさせて育てたアメリカザリガニが腐ってもう一度腐ったような香りがこれでもかというくらい鼻の奥を突き刺しました。 「ぶぅげげぇ!!」 「ぶぅげげぇ!!!」 と嗚咽をもらしながらのた打ちまわる僕を、とても怪訝そうな顔で見つめる妖精さんがいました、、、、、なんで、、、、彼女は、、この匂いを、、、、、感じない、の、でしょうか、、、、、そもそもこの、、、、、、忌まわしい、、、、、、、、に、匂いはどこ、、から、、、やってきたというのでしょう、、、、、は!そ、そうか、、、、か、、、、彼女は、、、、か、彼女はァ、、、、、。


妖精さんは汚ギャルでした。



56話目 (10,3) ”色恋”

今日は学校にほとんど顔を出さずに、友人のひでゆき君と卓球(2人)→サッカー(2人)としゃれ込んでいたわけなのでありますが、あれは丁度七時をまわった頃でしょうか、ひでゆき君が突然、『おれ、これからデートだから帰るわ、シャワー浴びなきゃ』 などとわけのわからないことを口にしやがったのであります。 ひでゆき君には好きな女の子がいて、今日はその子となんとか約束を取り付けたらしいのですが、全く持って僕のことを無視した酷い話だと思いませんか?一人でサッカーしろと? ボールは友達だと? 

そして一人取り残された僕は、サッカーボールを保育園のうさぎ小屋に蹴りこんで家に帰ると、部屋中の明かりを消して隅っこで呪詛の言葉をぶつりぶつりとつぶやいていたのですが、10時ごろにひでゆき君からメールがありまして、内容を見てみますと 『ドタキャンされた、しにますさよなら』 ワーーーーーーーーードタキャンだぁ!! 「ねぇねぇママ、あれってなんていうんだっけ?」 「しぃ! 大声でそんなこと言っちゃだめでしょ、あれはね、ドタキャンって言って土壇場キャンセルの略だったりするのよ」 「へーそうなんだぁ、うんこ」 「うんこまんこ」 「わぁ」・・・・

やっぱりひでゆき君は友達です。



57話目 (10,27) ”でいと”

昨日は後輩の女の子とお酒を飲みに行きました。 と、大抵の人間はここでその女の子がかわいいのかどうかが気になるはずですが、やきもち焼きな皆さんのためにもここは 「かわいいはずがなかった」 としておきましょう。 しかし、女の子を可愛いとか可愛くないとか決めるのは好みの問題なので、半数くらいの人間はまだ気にしているはずなのですね、そこで代わった好みをお持ちな皆さんのためにもここは 「やけに太っていた」 としておきましょう。 さて、ここまで書けば大半の人間は、僕が昨日不細工なデブ女と飲みに行って、今日ここで面白おかしく体験談を綴ってゆくのだなと思っていることは間違い無しなのでありますが、それでもほんの一部の人は 『ちくしょう、俺の好みのぽっちゃりした女の子とイチャイチャしやがって』 と僕のことを恨めしく思っている可能性があるわけですよ、そんなデブ専な少数派のためにもここは 「実は昨日は家に引きこもっていた」 としておきましょう、しておきます、、、、、まぁうんこ食うよりいいじゃないですか、引きこもりでもいいじゃないですか。  

あ、美人のうんこなら食べます、食べましたおかわり。


えんえんたる話
     since 2002.2.22 by 俊一


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