映画「TOMMY」より

windowsmedia.comへ飛びます!
THE WHO
Tommy - Remastered (1969)

 

1969年にリリースされた2枚組みのコンセプトアルバム「TOMMY」のオリジナル版のレコードジャケット。トミーは史上初のロックオペラとして話題を呼び、約2年のロングヒットを続けながら様々な記録を更新していった。1969年5月にザ・フーの通算5枚目のアルバムとしてリリースされたオリジナル版のTOMMY(2枚組)シングルカットされた「ピンボールの魔術師」や「シーミー・フィールミー」などの名曲の数々は多くのミュージシャン達に影響を与え続けている。

イギリスのパンクロックの神様と言われたグループ、ザ・フーによるロック・オペラである。したがって、セリフじゃなくすべて歌だったのです。ザ・フーのメンバーも出演し、主演のトミーはボーカルのロジャー・ダルトリー(くりくりのカーリーヘアが決まっていました♪)叔父さん役には今は亡き天才ドラマー、キース・ムーン、リード・ギターのP・タウンゼントは音楽監督の他、劇中でもギタープレイを存分に魅せている。
ロックの伝道師にエリック・クラプトン(ギターの神様が登場)、ジプシーの麻薬の女王にティナ・ターナー、ピンボールの魔術師にエルトン・ジョンが扮してシャウト!!あのジャック・ニコルソンまでが歌うのですよ〜ビックリ!ニコルソンは母を口説く医者の役です。音楽と共に、シュールで重厚感あふれる映像に込められた魂の叫びに胸を貫かれたような思いでした。今から思えば、豪華キャストのロックオペラだったのですね〜♪(しみじみ)当時この映画を劇場で見たのは、高校時代。
まだ、ROCKの「R」ぐらいしか判っていなかったひよっこでしたが(笑)なぜか、フツフツとスクリーンを見ながらにも熱くこみ上げて来る興奮がありましたね♪最初から最後までロックでドラマを作り上げる壮大なロック・オペラでスクリーンにぶったまげ、大きなカルチャー・ショックを受けました。

                   
                所有のEPレコード 左:ロジャー・ダルトリー 右:エルトン・ジョンのピンボールの魔術師

●ザ・フー(THE WHO ) 元祖モッズといえば、やっぱりこの The Who ですか。で、キース・ムーンのめちゃめちゃなドラム。ピート・タウンゼントの長い顔、じゃなくて腕グルグルのギター。どれもかっこいいですね。
一般的にビートルズ、ローリング・スト−ンズ、ザ・フー、キンクスを称して英国四大ロックバンドと呼ばれている。これら60年代の英国が生んだもっとも偉大なロックバンドの一つがThe Whoである。
1962年ロジャーのバンド、ディトゥワーズにジョンが参加したのをきっかけに、ジョンの学友だったピートが翌年参加。その後同名バンドがいることを知り、バンド名をThe Whoと改める。その後1964年にフォンタナ・レーベルと契約した彼らはグループ名をハイ・ナンバーズと改め、'I'm The Facc'でシングルデビューをリリースするが不発に終わる。
その後当時のドラマー、ダグ・サンデンより上手くドラムをたたいてみせるとステージに酔った勢いで乱入してきたキース・ムーンをメンバーに加え、ラインナップが完成する。そしてバンド名をThe Whoに戻し、毎週火曜日、マーキー・クラブで演奏するようになる。この頃からギターやドラムを叩き壊す過激なステージが話題となり、話題のバンドへと成長していく。そしてブランズウィック・レーベルより'I Can't Explain'をリリースしこれが全英8位のヒットとなる。特に第3弾シングル'My Generation'は当時のロック・アンセムとなり、彼らの現在までを通じてのもっとも有名な曲となっている。
1967年には初のアメリカツアーを行い'I Can See For Miles'が全米トップ10ヒットとなり、モンタレーポップ・フェスティバルで見せた過激なステージも相まってアメリカでの評価も高まっていく。その後ロック・オペラTommyが英米で大ヒット、アメリカでの人気も不動のものとなる。その後、Live At LeedsWho's NextQuadropheniaと言った傑作を次々とリリース、ツアーでもスタジアム級の会場が続々とソールド・アウトとなるなど、名実ともに世界的なビッグ・ネームとなる。
しかし1978年、キースがドラッグとアルコールの過剰摂取により死去、後任に元Facesのケニー・ジョーンズを迎え2枚のスタジオアルバムをリリースするがついに1982年、ピートにより解散発表が行われフェアウェルツアーを収録したWho's Lastを最後にバンドの歴史に一応の幕を閉じた。
しかしその後1985年のライブ・エイドや1989年のシルバー・アニヴァーサリー・ツアー、1996年のQuadrophenia再演ツアーなどでたびたび再結成を行っている。しかしまだ一度も来日経験が無く、「未来日の最後の大物」とも呼ばれています。

オフィシャルHP