ロックの女王というか…姉御?


Suzi Quatro
Can The Can (1971)

1.48 Crash
2.Glycerine Queen
3.Shine My Machine
4.Official Suburban Superman
5.I Wanna Be Your Man
6.Primitive Love
7.All Shook Up
8.Sticks and Stones
9.Skin Tight Skin
10.Get Back Mamma
11.Rockin' Moonbeam
12.Shakin' All Over
13.Can the Can


SUZI QUATRO
スージー・クアトロ 70年代に人気を得て、今でも現役で頑張っているスージーについて……。私がロックに目覚めるきっかけのアーティストでした。

本名;Susan Kay Quatro 誕生日;1950年 6月 3日 出身地;アメリカ ミシガン州デトロイト デビューのきっかけ;ファミリーバンドとして活動していたが、ソロデビューのきっかけは、 イギリスのプロデューサー、ミッキー・モスト(ドノバン、メリー・ホプキン、ジェフ・ベックなど) に見出されて渡英(’71)。 こうしてデビューしたスージーですが、デビューシングル「Rolling Stone」は特にパッとせず。 印象としては2ndシングル「Can the Can」がやはり強烈でしょう。 この曲から、初期のスージーのサウンドの核ともいえるマイク・チャップマン&ニッキー・チンの
2人がソングライティングに参加しています。ここで、「キャッチーなメロディーライン、シンプルでタイトな演奏、シャウトする歌い方」という スタイルは確立しはじめていると言えます。
その後出すシングル出すシングルがことごとくヒット。日本でもかわいいルックス、それにちょっときわどい発言、 (有名な「ベースの音で股間の付け根がしびれちゃう」など)、当時はめずらしかった女性ロッカーということで人気が出たようです。 イギリスに続いて人気が出た日本についてはスージーも気に入ったらしく、77年に当時のギタリスト,
レン・タッキーと東京で結婚式をあげたりしています(92年に離婚したらしい・・・)。 また来日公演の模様を収めた日本独自のアルバムも発売されたりとファンにとってはうれしい限りです。

曲の話にもどりますが、3rdアルバム「ママに捧げるロック」ではファンキーな感じを取り入れたり、 その後はミディアムテンポな曲調へと傾いたり、フォーキーな感じの曲もやったりと音楽性を広げていっています。 やはり曲のインパクトとしては落ちてきた感が否めませんね。 ボクの必死の後追い情報も、ミッキー・モストのレーベル、RAKを離れたあとは「Rock
Hard」ぐらい までで、しばらくは音信不通でした。 久しぶりにスージーの名を見たのは88年、フランスで買ったドイツの音楽情報誌に出ていた小さな記事 でした。ドイツ語だったんで内容はわからなかったんですが、現役だというのが確認できただけでうれしかったですぇ。でも、そこの写真写りが良すぎて、最初娘かと思っちゃいましたけど(笑)。 と思っていたら、いきなり「ぴあ」で名前を見掛けたんですよ。
また、来日もその後92年、93年と連続してあったり(プレイヤー誌に載ったり)、 新作「Oh SUZI Q」とか出たりと話題豊富でした。 最近また音沙汰ないんですが、どうしてるのでしょうか?
あと忘れられないCM、彼女がロック・グラス片手にカメラ目線で「サケロックスォゼキ(酒ロックス大関)!」と言うわけ分かんないのがあった。(日本酒のCM、念のため)
73年中盤から一気に独走した、まさに“女王”。 その名も、スージー・クアトロ あのピッチリしたジャンプ・スーツにイカれた中学生はデビューシングル「Can The Can」を買いにレコード屋へと自転車を走らせたのだった・・・ ところが、ある日『ミュージック・ライフ』をめくっていたら 目ん玉に飛び込んできたのが、スージーちゃんのピッチリとしたジャンプ・スーツのお姿・・・。 またなんとも中学生のガキには刺激がきつすぎる御言葉が・・・ 「サディスティック・ロックの女王」???
サディズムなんてのがまだまだ分かるわけはないが、 写真で見るレザーのジャンプスーツとひれ伏すバックの野郎メンバーどもの姿で 中学生にも、なんとかうすうす感じ取れる。 今とは違って、当時の中学生はまだまだウブだったのだ!(モチロン私の事ですが(^_^;) しかし、小悪魔的なロックの女王様でしたわ〜〜♪


SUZI QUATROのHP ちらも