The Rolling Stones
理屈など一切なし♪♪で良い音楽は、心を癒してくれる。いいものはいい♪この一言につきます。私は、英語の歌詞をあえて日本語に記載しているのは、歌詞の意味を一緒に聴いて欲しいからなんです。悲しみのアンジー(Angie)」の初演は、73年のアルバム『山羊の頭のスープ』。本国英国では5位、アメリカでは第1位を記録した。数あるストーンズ・チューンの中でも、特に日本で人気の高い曲だ。TVドラマ『フェイス』のエンディング・テーマに使われ、97年にシングルCDでも発売になった。
●ローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES) ●ミック・ジャガーとキース・リチャーズほどロックンロール史上、多くの作品を作り出したコンビはいないだろう。結成当初からローリング・ストーンズはセクシーでワイルドで不良っぽいイメージを打ち出し、ダンディなリヴァプール・サウンドのビートルズとは好対照をなしていた。ローリング・ストーンズはビートルズに比べるとよりヘビィでブルース調の、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの影響を受けていた。ストーンズ最大の強みは何と言っても、彼らの興味の対象だった東洋音楽やサイケデリック・ロック、カントリー・ミュージック、さらにはディスコ・ミュージックの要素をブルース・ロックの枠の中に自在に取り込むことができた点だろう。ハイな気分の「Thier Satanic Majesty's Request」とホンキートンク調の「Exile on Main Street」、現代的な音運びの「Bridges to Babylon」を聴いて、同じバンドがレコーディングしたものとはなかなか信じ難いほどだ。もちろん、ローリング・ストーンズは度重なるメンバー・チェンジを経てきているし、これが彼らの音楽の多様性に貢献したという見方もできるだろう。しかし、この紆余曲折を経てきたバンドの中でも数少ない不変のものと言ったら、やはりミック・ジャガーの独特の節回しと、キース・リチャーズのだらしなさげでいて優雅なギター・プレイでっしょ♪