聴き比べればDOCCHI!?
★ DO IT AGAIN ★
Steely Dan(本家) VS BAHO(カバー)
STEELY DAN
Can't Buy A Thrill (1972)
1.Do It Again
2.Dirty Work
3.Kings
4.Midnight Cruiser
5.Only A Fool Would Say That
6.Reelin' In The Years
7.Fire In The Hole
8.Brooklyn (Owes The Charmer Under Me)
9.Change Of The Guard
10.Turn That Heartbeat Over Again
◆新しく発売されたスティーリー・ダンのアルバム『everything must go』 20年ぶりの前作『Two Against Nature』 から3年でリリースされるとはファンにとっては嬉しい悲鳴なのかも知れません。私は『Two Against Nature』nbsp; は所持していなくて『シークレット ライヴ・イン・NY』 のDVDなのですが… 1ヶ月ぶりの音楽日記はようやく本来の洋楽オシャレなスティーリー・ダンについてふれてみることにしました。
スティーリー・ダンは、もともと、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの二人組から始まったグループといってよく、最終的には、この二人とスタジオミュージシャンという組み合わせでもって、スティーリー・ダンといっても過言ではありません。自分たちが作る音楽にとって、最良のミュージシャンを集め、何回となくセッションをおこない、同じ曲に違うミュージシャンによる演奏を聴き比べたりといった、妥協を許さない作品作りをしてきました。
スティーリー・ダンとの出会いはドナルド・フェイゲンの『ナイト・フライ』 (バンド解散後の82年に発表した初のソロアルバム)でフェイゲンの音楽を好きになりました。そしてフェイゲンがこのアルバムを出す前にはスティーリー・ダンに所属していたと言うことを知りました。スティーリー・ダンのアルバムを聴いているうちに何とも言えないフェイガンのとても不思議な音階をとる独特なボーカル、コード進行、キーのはっきりしない曲調、どれをとってもコード進行が相変らず奇妙で一風変わったコード進行でグイグイ押し進めていくのが特徴なサウンドの中毒になりました。
ドナルド・フェイゲンからスティーリー・ダンを耳にするようになり不思議なサウンドに魅せられていきました。スティーリー・ダンの代表作と言えばグラミーを受賞している『Aja』 と 『Gaucho』。『Aja』(1977)は 歴史的な名盤。有名スタジオ・ミュージシャンを贅沢に多用した大成功作。『Gaucho』 は(1980) 前作の延長線上にあるが、さらに研ぎ澄まされた名盤と言われています。
しかし、72年に発表されたSteely Danの記念すべきデビュー作品『Can't Buy A Thrill』 のアルバムにDo It Againと言う曲があります。 私的にはどこか心地よいノリを感じ奇妙だが耳あたりがよい彼ら独特の雰囲気色濃くラテンビートに先導される初スティーリー・ダンのヒット曲。
70年代初頭という時期を考えると、とてつもないクオリティの高く不思議な魅力が宿っている名曲だと言えます。当時、スティーリー・ダンは6人編成のバンドで、デビッド・パーマーというボーカルがいたが、曲によってはキーボードのドナルド・フェイゲンや、ドラムのジム・ホッダーもメインを張るという形態だったようです。ボーカルはフェイゲン。全米6位のヒットとなり、ある意味では命運を分けた1曲ともいえますね♪ スティーリー・ダンの本家元歌Do It Againをカバーしているのが日本のギターの大御所チャー&石田長生のBAHO。アルバム『TREMENDOUS 』 からピックアップしてみました。
本家のDo It Againを30年余りの時を越えてBAHOがカヴァー。 ギターのアレンジがとても趣が違っていい感じに仕上がっています。どちらも聴き比べてくださいね♪
ザ・ベスト・オブ・スティーリー・ダン
(A Decade Of Steely Dan)
あらゆる意味で革新的だったフェイゲン、ベッカー・コンビが作り出した名作を集めたベスト。
時代を追ってアルバムを聴いてこそ真価のわかるバンドなのですが
入門用としては最適な編集となっているので
スティーリー・ダンをを知る意味ではオススメ♪