Every Breath You Take


Synchronicity(1983)
The Police

1.Synchronicity
2.Walking In Your Footsteps
3.O My God
4.Mother
5.Miss Gradenko
6.Synchronicity II
7.Every Breath You Take
8.King Of Pain
9.Wrapped Around Your Finger
10.Tea In The Sahara
11.Murder By Numbers


この曲は、1983年にリリースされたアルバム『シンクロニシティー』からの ファースト・シングルで、本国イギリスではすでに成功を収めていたポリスが、 アメリカでも初めてナンバーワンを記録したジャイアント・ステップ・シングル。

当時のアメリカのミュージック・シーンは、映画『フラッシュダンス』でサントラ・ブームに火がつき、その一方で、カルチャー・クラブや デュラン・デュランに代表されるようなニュー・フェイスがイギリスから登場して、 第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンとも呼ばれる現象が起こっていました。そんな中、この曲は、全米チャートで8週連続1位になり、
1983年の年間シングル・チャートでもトップの座に輝いています。
当時、スティングは、この曲に関するインタビューの中で、ピアノを使って作曲している段階で、すでに大ヒットを確信したと言っていましたが、まさかこれほどまでの記録的なヒットになるとは思っていなかったようです。
「見つめていたい」が収録されている 5枚目のアルバム『シンクロニシティー』。
ポリスはこのアルバムで、これ以上望めないような成功を収めましたが、 その後、メンバー3人はソロ・プロジェクトに臨み、これに続くアルバムは発表されていません。 “ロック史に残る名作”と謳われたアルバム
『シンクロニシティー』が、事実上、ポリス最後の作品となったわけです。

●ポリス(The Police) スティング(vob)、スチュワート・コープランド(ds)、アンディ・サマーズ(g)の3人からなるポリスは、パンク・ムーヴメントが吹き荒れていた1978年にアルバム『アウトランドス・ダムール』でデビューを果たしました。 このデビュー・アルバムでは、レゲエ・リズムを採り入れていたため、ポリスは当時、“ホワイト・レゲエ”などと呼ばれていました。
この頃、髪を金髪に染めてチューイング・ガムのコマーシャルにモデルとして出演したために、ブロンド3人組みというのがポリスの売りになってしまい、しばらく髪を染めつづけるハメになったという、おかしなエピソードも残っています。

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