Woodstock
Jimi Hendrix
◆Woodstock、と言えば、60年代ロックファンなら涙モンのロックの聖地だ。 1969年、NY州のBethenという田舎の牧草地で三日間に渡り ロックコンサートが敢行された。
先日、CDショップでDVDを見つけ32年前の伝説のウッドストックを再び見た。1950年代の豊かだけど画一的なアメリカンライフ、車にテレビ、 新築の家のリビングルームでの一家団欒。
そんな画に描いたような”アメリカ”に反旗を翻したのが カウンタカルチャーの草分け、ビートニクス世代。
文学から始まったこのムーブメントは次第に服装や髪型、 そして音楽にも波及した。 60年代は混乱の時代だった。 いつまで続くともしれないベトナム戦争、アメリカ史上もっとも人気のあった大統領の暗殺という形での後味の悪い終焉、終わるあてのない ソ連との核戦争・・・・・。
アメリカは何処へ行くのか?そんな想いがアメリカの若い世代の胸に 渦巻き、そして彼らはその想いを様々な方向へと爆発させていった。 セックス、ドラッグ、そしてロックンロール。 この三種の神器が彼らの武器だった。 そんな彼らが60年代の最後にNY州の片田舎に集まって ロックコンサートを開いた。
この映像は時々テレビなどで放映されているから少し見たことある。 真夏の暑い太陽が照りつける中、ギターをかき鳴らすミュージシャンたち。
広大な土地を埋め尽くしたヒッピーたちの顔、髪、肌。 そこに漂うマリファナの匂いまでもが強い日射しと共に伝わって来そうなその映像は、現在見直しても、
尚、十分の衝撃度を持っている。 今では伝説となったウッドストック・・・・ ジミヘンのギターを是非堪能していただきたい。 ウッドストックのライブより、アメリカ国家のインストメンタルから紫の煙へとギターが唸りまくりっ♪10分15秒をご堪能くださいませ♪
●ウッドストック(Woodstock) ●ヒッピー文化の集大成となる歴史的コンサートのフィルム。
最近発売されたDVDは完全盤ということでジェファーソン・エアプレインや ジャニス・ジョップリンが追加されている。アメリカのミュージシャンの中に は最早時代遅れのアーティストもいるが、フー、テン・イアーズ・アフター、 サンタナ、スライ・アンド・ファミリーストーン、ジミ・ヘンドリックスの ステージは圧巻。
●ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix) 彼が華々しく活躍していたのは、1967年から70年までのわずか3年程で、発表したアルバムは5枚しかない。その存在の大きさからすると意外なほど短い生涯である。しかし、彼の才能はいまだに色褪せることなく語り継がれている。ギターを歯で弾き、火をつけ、叩き壊すパフォーマンスは観客を熱狂させ、69年に開催された愛と平和と音楽の祭典ウッドストックでの、歪められた「星条旗よ永遠なれ」は爆撃をイメージしているといわれ、当時激化していたベトナム戦争の悲惨さを世界に訴えかけた。この作品にはそれら、ジミの業績を偲ばせる映像が克明に刻まれ、改めて彼の才能を目の当たりにする。
幼い頃からギターに親しみ、デビュー後すぐに活動を開始、参加したバンドは2年間に40を超えた。確認されているだけでも、アイズレー・ブラザースを筆頭に、B・B・キング、サム・クック、リトル・リチャード、アイク&ティナ・ターナーなど錚々たるメンバーである。没後30年を経過しても、未発表音源・映像が続々と発掘されているのは、その精力的なライブ活動ゆえである。 ジミが急死して3年後の1973年に製作された、この『ジミ・ヘンドリックス』はまだ生々しさが感じられる。
偉大なアーティストを失った悲しみと、彼に対する憧憬が、父親、恋人、そして多くの友人たちなど、さまざまな人の口か語られる。ここでは、ミュージシャンというよりもむしろ一人の人間としてのジミ・ヘンドリックスを垣間見ることができる。
現在活動しているミュージシャンは、少なからずジミの影響を受けている、といってよいだろう。作品に登場するエリック・クラプトン、ミック・ジャガー、ルー・リードなど人気のあるミュージシャンたちはもちろんのこと、ロックに限らず、ジャズやソウルといった分野までも。今、ジャンルを越えてこれだけ多方面に影響力を持つミュージシャンが他に存在するだろうか。さまざまなジャンルに細分化し、一年も経てばまた新たな流れが作り出されているような、めまぐるしく動く今のミュージック・シーンの中でも、ジミ・ヘンドリックスの存在は偉大かつ特別である。60年代後半から70年代前半の狂乱に満ちた文化の流れの中で、生き急ぎ、燃え尽きたミュージシャンの一人に数えられる。おそらく今後も、彼を超えるようなオリジナリティ溢れるギタリストが現れることはないだろう。そしてこれからもずっと、ジミを知らない若い世代が、彼の音楽に触れ、憧れをもってギターを手にすることだろう。
●jimihendrix.com
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