「Ballade of Ballade Tour
11.6 「大宮ソニックシティ」

6時40分、会場に着いたら長蛇の列、あれ!?何かアクシデントか?と不安が。でも、10分前には無事入れました。ステージを見ると深海をイメージさせる幕、目を閉じて彼の歌を聴いていると海の中を漂う気分でした。今回私の席は幸か不幸か、一階一列の左寄りステージの奥までは見回せません。でも、彼の表情、心の動きが手に取るようにわかりました。曲によって歌い方、心の移入がイントロから徐々にその顔になり、さすがプロはおみごとです。ミディアムテンポの曲の時は、手と目でゆったりとラブラブ光線を発し、最前列の私はその光線が自分のものと思い込み、幸せな気分にさせていただきました。
「Ballade of Ballade 」からの新旧おりまぜてのセレクトと本人のナレーション、少しだけのMC。懐かしい曲はもちろん聴いた事があるのですが、改めてLiveで歌われると徳永さんの成長が顕著に表れてビックリしました。細く、壊れそうな、母性本能くすぐりまくりの声と歌い方、特に高音の部分など、果たして今あの声が出るのか?イントロが流れてきた瞬間心配しました。でも今の徳永さん、しっかりノスタルジックにしっとりと力強く歌い上げてくれました。ファンとしては、この違いが分かっただけでも参加した甲斐があったと言うものです。
第二部(アンコールです)。ピアノでの弾き語り。これがまた上手とは決して言えない、何回もつまづきながら、何とかワンコーラス。くやしさと恥ずかしさからか、床にペタリと座りお茶目なお詫び。どうしてヘタなのに弾き語りをするのか、帰りにピアノをやっている友人に聞いてみたら、さすが彼女は専門用語を並べて徳永さんをフォローしてくれました。アレンジがかなりむずかしい曲なのだそうです。終わりに向かって徳永さんはテンションが上がって行くのですが、 客席はあまりの気持ち良さに座りモードでスタンディングせず、コーラスも力が入らなかったような…。やはり、最後はスタンディングオペーション。大きな身体全体を使っての拍手を彼に贈らなければと思いました。Tourは生き物。 本数を重ねる事により会場とのいい関係が生まれてくるのではないでしょうか。期待したいと思います。

〜虹色のスニーカー〜

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