breeze

徳永さんファン歴は"Revolution"からのクシャナです。 このページでは徳永さんがパーソナリティーとして出演されていた BAY-FM「ラフ・ドリームス」からの情報、オモシロ話などを ピックアップしてお届けします。
ご感想・ご意見などは
クシャナ まで よろしくお願いいたします。

私のお友達の“虹色のスニーカー”さんが、11月6日、 大宮ソニックシティのコンサートレポートを書いてくださいました。 幸運にも1F1列の席で見られたそうで、間近に徳永さんの視線を浴びたなんて、ウラヤマシイ〜!!もう、ライブ見ちゃってもう内容知っても平気、っていう人や今回行けないのって言う人は見てくださいね。ここからどうぞ。

<97.10〜11 <97.12〜98.1<98.2〜3<98.4〜5 <98.6〜7<98.8.〜9 <98.10〜11

2000年5月21日

11月14日の「ラフ・ドリームス」、徳永英明アルバムピックアップは、「INTRO.」についてでした。徳永「さあてそれでは、アルバムピックアップは、今日は、ですね。INTRO.という初のベストアルバムですね。一番、最初に出したベストアルバムの、アルバムフラッシュです。」(INTRO.のアルバムフラッシュ♪)
徳「はい。というわけで、まぁこれは、『輝きながら…』が売れたということで、うちの事務所の社長が『よし、ベスト盤だあー!』なんて。」
酒「はは…」
徳「いきなり、なにかベスト盤なんだって。」
酒「あ、そういう感じで?」
徳「すごかったですね。『輝きながら…』が売れて、なにがベスト盤なんだって。」
酒「ふふふ…」徳「僕は思ってたんですけど。まぁベスト盤が出てしまって。その中に、あのー初めてそのー、このベスト盤が出た時に詩を書いたんですね。それは『セレブレイション』っていうのと『さよなら言葉』っていう歌なんですけど。まぁ今聴くと甘いですよ、詩が。
よくディレクター、こんな詩 をOKしたなーなんて思いますね。」   酒「あ、そうですか?」
徳「いや。だから僕あのー今、ちょっと面倒を見てる、うちの事務所で面倒見てる女の子がいるんですけど。やっぱり、彼女の詩と、僕の今書いてる詩を、こう、見比べると、いい悪いっていうのは、勿論ないんでしょうけど。その、彼女の詩っていうのは、サラーッと見れちゃうんですよ。上から下まで、ウィーッと。でも、そのーやっぱり、こう、僕らやっぱり経験してきた分、そこにこう、ね。噛み締めながら、やっぱり読めるところがあるというふうに、彼女が言ったんですけど。だから、こん頃っていうのは、ただ詩が、ね、詩を書きたいとか、ただ詩が書けたっていうだけなんで。なんだこの言葉の表現は?なんて思っちゃいますけどね。」
酒「あ、甘いなーって。」
徳「ああ。甘い甘い。」
酒「ああそうですかー。」
徳「じゃあその甘さを、存分に堪能していただきたいと思います。INTRO.から、徳永英明で『さよなら言葉』。」

INTRO.は初期のベスト盤ですから、徳永さんの声も初々しいですよねぇ。 1999年のhonestoツアーでは、久しぶりに「セレブレイション」が歌われて、感激しました(^^)。ただ、曲のリズムが初期の「セレブレイション」と変わっていたので、今までずっと慣れ親しんできた観客の手拍子(タン、タタン…)では 合わなくなっていました。それで大宮のコンサートの時に、 徳永さんが「セレブレイション」を歌い終わってからMCで「タン、タン、タン…」の リズムで手拍子するようにと、自ら指導されていました(笑)

【11/14にオンエアされた徳永さんの曲】
「輝きながら…」、「さよなら言葉」、「情熱」


2000年4月11日

11月7日の「ラフ・ドリームス」、徳永英明アルバムピックアップは、「DEAR」についてでした。 徳永「さて今日のアルバムピックアップは、それではですね。 DEARというアルバムに、いってみたいと思います。」
酒井「まずはそれでは。」
徳「全曲フラッシュ。」(アルバムDEAR全曲フラッシュ♪) 徳「さ、まあDEARというアルバムは、これ僕の中では、すごくこう、否定したアルバムになってるんですけども。だから否定したアルバムがあったからこそ、次のRealizeというアルバムが売れて、売れてというか、生まれて。それで、いいセールスをずっと維持し続けてきているんですけども。」
酒「その、否定していたと。」
徳「だから、自分のメッセージ性が何もなかったんですね。DEAR…親愛なる、って。 で、その、曲というものは、人に向けて、人に向けて曲を書くんだと。 音楽というのは人のためなんだと、すごくそういうふうに考えた時期なのね。 考えたというか、当たり前のように考えてたのね。じゃなきゃやっぱり、音楽っていうのは、自分に歌うもんであるし、自分のためのもんなんだよな。それはすべてそうだよな。仕事っていうのは、皆さんがやってる仕事っていうのは、例えばマザーテレサが、世界の人々を救った。ね。それは、救った。世界の人々のためにやった。そうじゃない。あの人は自分のためにやったんだ。自分のためにやったことが結果として、世界のためになったということでしかないと思うんだよ。だから、サッカーなんか見てて、得点を入れた。サポーターが喜んだ。俺たちのためにありがとう、じゃないんだよね。あいつのために。うん、やったんだ。それがチームのためになり、サポーターのためになった。で、勝利に結びつくんだな。だからその、DEARというのは、そういった意味では、自分のためっていうか、自分のことを考えないで、なんか、人のために人のために。人のためにどういう曲を作ろうか、なんていう事ばっかり考えてたから、すごく考え方として、すごくこのアルバムを作った時を否定してるわけ。」
酒「うーん。今、聴きなおしてみると、やっぱりその頃のことが・・・」
徳「うん、やっぱり甘いと思うな。だから楽曲の選定なんかにしても、そういう考えで選定してるから、なんか自分の中でのメッセージ性があまりない、というか。逆にメッセージ性が出来てきてから、やっぱり詞が書けるようになった、っていうのがあるんだけどね。」
酒「さあ。そんな中でもですね。1曲選んで・・・」
徳「そうですね。じゃあ、この中で僕が一番、この中で一番好きな曲なのかな?DEARの中で、『Melody』。」・・・『Melody−永遠の鍵−』が流れて♪・・・
徳「あのやっぱりこう、このへんのアルバムまで…を聴くと、なんですかね?サシスセソの問題も、もちろんあるんですけど、声が、すんごい鼻声だと思いません?」
酒「うーん。」
徳「だから、鼻が詰まったまま、♪ぼーくぅぅ〜♪…ははは。鼻がなんかな、詰まってるっていう感じがするんだよな。」
酒「今、聴きなおして。」
徳「そりゃ、Realizeにしても、まだ鼻に甘い、甘ったるい声なんだよな。」
酒「そうですかあー!?」
徳「今のほうが、逆段々、鼻にかかる声が、鼻にかからなくなってきたね。まぁ、それがいいのか悪いのか、わかんないけども。」
酒「うーん。」
徳「ま、だけど、今の自分をやっぱり愛してあげることが、全てじゃないかなと思います。」

徳永さんは歌を歌う時、今でもよく、自分のために歌うと言われますよね。徳永さんが言われる通り、人のために、誰かのために、やっている、というのは違う気がします。人が喜んでくれるのが嬉しくて、やっているのかなと思います。

【11/7にオンエアされた徳永さんの曲】
「情熱」、「Melody−永遠の鍵−」、「LOVE IS ALL」


2000年3月14日

10月31日の「ラフ・ドリームス」、徳永英明アルバムピックアップは、 「BIRDS」についてでした。
酒井「アルバムピックアップなんですが、今回は?」
徳永「いや今回は、前回radioだったんで、今回BIRDSという3枚めの・・・」
酒「失礼いたしました、前回は。」
徳「何がですか?」
酒「あのー、サシスセソを話せない、発音できないということで、大爆笑を・・・」
徳「いいえ。」
酒「してしまったんですよ。」
徳「いいえ、全然。爆笑してもらって、結構ですよ。」
酒「さあ、今回、まずは」
徳「はい。では、全曲フラッシュから。」(アルバムBIRDS全曲フラッシュ♪) 「さあBIRDSという、これ、ま、3枚目なんですけど、丁度アルバム出して3枚目ぐらいで、だいたい僕ら、皆、煮詰まってくるところなんですね。 曲が書けなくなったり・・・で、もうこれは、いろんなところで言ってるんですけど、この時に、この曲、このアルバムを作る時に、全然曲が書けなくって。で、まぁプロデューサーとか、 事務所の社長に、もう歌う、ね、歌専門でいけっていうふうに言われて。で、もう俺もいいや、それで、と思ったんですけど。」
酒「書けなかった…」
徳「なんとかまあ、なんとか切り抜けて。ま、切り抜けた時は、 すがすがしいですけどね。」
酒「すがすがしかったですか。」
徳「ええ。まぁそういう、すごく、こう・・・葛藤した、あれだったです。で、その葛藤しながら、打破した曲っていうのがあって、『ため息のステイ』って曲があるんですけども。この曲を書いたおかげで、ダーーッと曲が、トゥルルルルッとこう、全曲フラッシュのように、曲が書けてしまったという。」
酒「すごいですねー。そういうことが、あるわけですね。」
徳「やっぱりね。勝たなきゃ駄目なんだよ、自分に。他人に勝つんじゃなくて。間違っても、もう、他人に勝つんじゃないのよ。自分に勝つんだよ。そうそう。」
酒「そっかあ」
徳「だから、隣の人に負けちゃあ。負けてるでしょ?あの子はああいうことができますよーとかね。そういうことじゃなく、あの子はああいうことができるんじゃなく、あなた、俺、ね。もう個人なんだから。間違ってるんだ。競争するやつを。では、曲を聴いてもらいましょう。
BIRDSから徳永英明で、『ため息のステイ』」

1曲、書けた事をきっかけにして、次々と曲が書けるんですね!ずっと悩んでいても、ある瞬間で、ガラッと気持ちが切り替わる事って、ありますよね(^^)自分に勝てる強い意志を持っていたいと思います。

【10/31にオンエアされた徳永さんの曲】
「MYSELF〜風になりたい〜」、「ため息のステイ」、「LOVE IS ALL」


12月27日

10月24日の「ラフ・ドリームス」、徳永英明アルバムピックアップ、パート4は、「radio」についてでした。
徳永「えー、それじゃGirlからいったので、radioという2枚目のアルバムを。
じゃあ全曲フラッシュ。」(アルバムradio全曲フラッシュ♪)
徳「このアルバムはね、もうプロになって、やっぱり環境が全然変わったじゃない?だから、すっごくメロディーラインがボンボンわいてきたわけ。だから、僕はメロディーライン的に言うと、このアルバムは、すごくいいメロディーが沢山入ってるような気がするね。ただ、いかんせん、まだ、サシスセソがはっきり言えない時期ですから。」
酒「はは。いかんせん。ま、次のアルバムも、まだ?」
徳「ま、若干ですね。で、4枚目のRealizeでぬけました。」
酒「じゃ、この、先週そして今週はまだ?」
徳「はい。そうですね」
酒「そういったところでは、未完成なんですかね。」
徳「このときは、ほんっとに1枚目のアルバム…デビューアルバムとか、デビューシングルって、みんな宣伝してくれるんですよ、ね。この時、2枚目なんていうのは、誰も宣伝してくれないし、ずっと暇で。」
酒「あぁー、思い出すと。」
徳「もう暇で。」
酒「おいくつですか?」
徳「25とか、6の時でしょう?暇でさぁー。年明けの2月の時、radioていうアルバムを出す前の時、全然仕事ないんだなぁ、もう。」
酒「えぇ、その時はどうなさってたんですか?」
徳「何してたんですかねぇ、わかんないです。」
酒「じゃあもう、忘れてしまうぐらい。」
徳「まぁ、だって俺なんて、俺くらいまでは、アルフィーとかもそうだけど、取手の駅の近くのエキスタとかで、ライブやったりとか、してたもの。名古屋のなんか、地下ビルとかで。で、必ずアイドルと一緒にやるわけ。それと、前列に紙袋持った、メガネかけた、なんかいかにも追っかけっていう男の子達が沢山いるの。アイドルのね。」
酒「うーん、でも精一杯、お客さんは少人数かもしれないですけれども。」・・・
「これは、どうしてradioというタイトルを?」
徳「まぁ、色々あるんですよ、いい加減な理由が。 『君のハートを僕のチューナーに合わせてごらん』みたいな。そんな事なんですよ。」
酒「ああー、そういったところですか。はぁー、いいじゃないですか。」 徳「いいですか。」
酒「なかなかね。素敵だわ。」
徳「わかりました。じゃあこの中から、そうですね。『僕のハートに君はステイ』」
 …曲が終わって… 徳「というわけで、サシスセソが言えない、というね」
酒「ええー、かわいいー!」
徳「お送りしましたけど、ねえ。だから、♪僕のハートに君はステイステイステイ♪って今は言えるんですけど。」
酒「ねえ、何の問題もないですよね。」
徳「♪僕のハートに君はフテイフテイフテイ♪って、ベロ噛んでますよ。全部ね。」
酒「あはは、難しいですよね。噛んで歌ったほうが。」
徳「で、やたら鼻声でしょ?」
酒「ああ。すごくなんか、ピュアな感じっていうか。」
徳「ピュアですよね。」
酒「ほんとに♪ステイステイステイ♪が。」
徳「笑っちゃいますよね。」・・・
酒「(発音が変わったのは)これはやっぱり何か、特訓なされたんですよね?きっとね。」
徳「これね、なんでかね。やっぱりね、発声の仕方なんですよ。…あの頃の声を出せって、出せませんね。」
セカンド・アルバムなのに、ほとんどプロモーションもなかったのでしょうか?プロデビューした後も辛いものですね。

【10/24にオンエアされた徳永さんの曲】
「壊れかけのRadio」、「僕のハートに君はステイ」、「LOVE IS ALL」


7月20日

10月17日の「ラフ・ドリームス」、徳永英明アルバムピックアップ、パート3は、「Girl」についてでした。
徳永「太陽の少年、blessといきましたんで、じゃあすごく初期に戻りまして、今日はGirl。デビューアルバムをピックアップしてみたいと思います。」
酒井「デビューアルバムですね。」
徳「はい。」
酒「もう今からはや12年。」
徳「ええ、じゃあとりあえず。」
酒「いっちゃいますか?」
徳「全曲フラッシュを。」(アルバムGirl全曲フラッシュ♪)
徳「というわけで、えーまあ、こんな感じの、こんな声が。」
酒「かわいらしい」
徳「サシスセソがうまく言えなかった。シャシィシュシェショみたいな。これね、業界の七不思議なんですよ。僕がどうして発音が変わったか、っていうのが。普通、発音っていうのは、骨格がもう、サっていうのが抜ける人の骨格っていうのは絶対、サって言えないわけですよ。僕はRealizeっていうアルバムから発音が変わったですね、発声が。」
酒「それまで言えなかった?」
徳「言えなかった。だから『輝きながら…』も『素顔にメロディー♪』を『しゅがおにメロディー焼きつけて君は今?♪』」
酒「それは、精一杯歌ってい らっしゃるんですね?」
徳「今はだからちゃんと、素顔にメロディー。だから、なんだろう?…」
酒「あご?」
徳「あごかなあ?」
酒「はあー。でも、顎関節症とかには…」
徳「いえいえ。」
酒「なってないんですよね?」
徳「はい。なんですかね。ただ昔、高校時代とか佐々木サーヤなんていう名前のやつがいたら、絶対言えません。 佐々木さーん、佐々木さーんっていうのが、しゃしゃきしゃーん、しゃしゃきしゃーん、しゃしゃきしゃん、いてっ!とか言ってもうベロ、噛んでましたからね。」
酒「そうなんですか。ベロが長いのかな?」
徳「いや、わからない。今は佐々木さんっていうふうに言えますけどね。」
酒「うーん。そんなGirlというアルバムですけれども、これは徳永さんが、にじゅう…」
徳「5です。あ、4の時ですね。だから今から、じゅう…3年。もう約14年前ですね。」
酒「どんな気持ち?初めてのアルバム…」
徳「どんな気持ちっていうか、もう最初デビュー前に作ってた曲を、ま、全部。詞なんか当時書けませんでしたから。詞は全部、作詞家の人に書いてもらって。まあ色々と、悪戦苦闘しながらね。ま、今ラジオを聴いてる人たちでも、デビュー前の子たちとか、デビュー目指してる子たちいると思うんですけど。僕も今1人ちょっと女の子で、まあ、面倒みてる女の子がいるんですけども。そのー、なんていうのかなあ。やっぱり誰が頑張んなきゃいけないかって、自分自身なんですよ。本人なんですよ。で、僕も、デビューの時、その、なんていうのかなあ。『デビューが決まるから』決まるからって言われてから、すごい経ってたと思うんですけど。けど、その、あてにしなかったですね。デビューが決まるからって、ここから、レコード会社ここになりそうだからなんて言われても、 えーうそー、じゃあそれを待とう、なんていうんではなかった。」
酒「もうなんか、そう言われたら、もう決まったものっていうような気持ちになってしまうのが、よくないんですね。」
徳「っていうかね。俺やっぱり、いろんなオーディション、沢山、受けたし、やっぱり挫折もなんかデビュー前、味わったりしてるから。で、『デビューさせてやるよ』なんて言われた事もあったりした。逆にデビューっていう 言葉に、もう慣れてたし。まぁ、そういう事あんまりあてにしないで、自分が今もっと曲を作ったり、詞を書いたりしようっていう事を、沢山やってましたよね。あの、決められた、ね。プロデューサーとか事務所の社長が、決められた『こういう事やってこい』、『こういう事やんなさい』、それだけやってたんじゃ、絶対無理なんですよ。」
酒「駄目ですね。甘い、こう…水につかって、うまく行くっていうのはね。」
徳「だから、決められた事以外の事やって、自分から、『こういう事やってきました』」
酒「うん、アピールして。」
徳「『こういう曲作りました』ってアピールしてから、そういう人達を動かしていかないと。もう絶対、駄目なんですよ。」
酒「大変な事なんですね。」
徳「で、最初、皆ね。デビューしたい子とか、デビューが決まりそうな子っていうのは、最初はすごくパワーあるんですよ。でもそのうち、だんだんだんだん、その空気に慣れてて、あたかもプロの空気に、自分がなったような気持ちになってきて。俺たちは、サボりながらでも前向きにいけるわけ。サボっているような雰囲気でも。
だけどそこを誤解して、サボってしまったりとか、やっぱりパワーがなくなったりとか。そうやってデビューできない子とか、デビューしても終わっちゃう子とか、沢山いるから。あのー、デビューっていうのは形。そこにひとつ、紙っきれをね、紙のテープを切ってスタートするだけであって、永遠にそこから続いていくわけだから。やっぱり自分が、1年後2年後の自分がね。
だから蓄えていかないと。だから、アリさんになんないとさ。次の冬を越せるかなっていうぐらいの、やっぱり曲を作ったりとか、体力をつけていったりとか、そういうことをしないと、もう絶対この世界は生きていけないよね。」
酒「スタートを切ってそこからもう、やっていかないと、なんですからね。」
徳「だから、スタートするにあたって、じゃあ3曲、曲が必要だ、でもやっぱり、自分に不安になんなきゃ。3曲より、やっぱり4曲5曲6曲っていうふうに。ふとね、その人がふと『えー、あ、4曲かー、もう1曲欲しいなあ』って言った時、『実はあと3曲ぐらいあります』、『えっ?うそー!』ってやっぱり、驚き。うわっ、こいつすごいなあーって、そういうものを出していかないと。そんな甘い世界じゃないですね。」
酒「そうですね。さあ、Girlですけれども、この中から1曲ピックアップ…」
徳「そうですね、もう…やっぱり何回もこの曲を録音するのをやめようとかね、この曲をもう歌うのをやめようとか思いながらも、この曲がずっと自分のそばにいたお陰で、デビューしたという曲をおかけしたいと思います。徳永英明で『レイニーブルー』」

『レイニーブルー』は、徳永さんを支えてきた曲だと思いますね。いつまでも色褪せる事なく、歌い続けてほしいです! 徳永さんは、デビューするまで、長い期間があったそうですが、 それを全部、自分の栄養にしているのでしょうね。98年の1年間の休養期間も、しっかりと充電されたから、また素晴らしい曲達が生まれてきたのでしょう(^^)

【10/17にオンエアされた徳永さんの曲】
「恋人」、「レイニーブルー」、「MYSELF〜風になりたい〜」


5月27日

10月10日の「ラフ・ドリームス」は、アルバム「bless」についてのお話がありました。
酒井「ニューアルバムが出るのは、もうちょっと先なんですが、待ちきれないあなたのその思いを、どんどん盛り上げていこう!という事で、徳永英明アルバムピックアップ パート2です。」
徳永「今日はね、blessというアルバムをピックアップしたいと思いますが。ま、これは太陽の少年、前回言いましたが、すごく煮詰まって、迷ってるそこを少しこう、抜けかけたところで出来たアルバムでありました。ただ、まだ自分が何を伝えたいのかっていうのがねー、すごく整理整頓できてなくて。詞がほんとに、詞をね、4曲ぐらいしか書いてないんですよ。で、もう、『夢』っていう曲がその中にあるんですけども、それもすごく、こう…1ヶ月ぐらいかかったり。もう迷いながら詞を書いて。自分が一体、何を伝えたいのかっていうのがね、うまくわかんなくて、あのー書いたの。だから自分らしさを捨ててやったけど、じゃなかった。で、自分らしさは何だろう?って、また、まだそこで色々考えながら、悪戦苦闘しながら、そのー、これは、サウンド作って。」
酒「あのーすごくこう、blessの事を思い返すと、最近だなぁーって思いますか?もう随分、昔だなーって。」
徳「いや、随分、昔だなーって。あのー、僕にとって、出来が良かったか不出来だったかっていうのは、その僕が決めるにはblessというアルバムというか、太陽の少年とblessという時の、レコーディングやっている時のその、スタッフワークが、まず、いかんせんどうしようもなかったから。なんかチームワークもバラバラだったしね。えーすごくだから、なんか色々と辛い思いばっかりあったっていう、それを打破しようとして作ったアルバムだったなあという気もするんですけども。」・・・
徳「曲が沢山おさめられてるんですけど、今日はこの中から、さっきも言いましたけど、1ヶ月かけて詞を書いたという、『夢』という曲を聴いてほしいんですが。ただ、この『夢』というのはね、僕は今回のアルバムでは夢っていう言葉がほとんど出てこないんですよ、次のアルバムでは。で、その、夢ってさあ…その、貴乃花の話になるけども、貴乃花の夢って何だろう?ってなった場合。」
酒「横綱に。」徳「これもう夢じゃないと思うわけ。横綱道をまい進していくっていうのは夢ではなくて、なんか使命だな、自分の。」  酒「夢がまず一つ、到達したわけですからね。」
徳「だから、夢って何かになりたいとかって、こうしたいとかっていうのが、夢であって。」
酒「そこからは使命だと。」
徳「うん、なんかそういう感じがするのね。で、僕はまあ、夢という言葉を今回の、次のアルバムで、使うことは使ってるところもあるんだけど、敢えて、その夢というのを簡単に流して、今まで夢は、こうこうこうであるかっていうものだったんだけど。夢っていう言葉を簡単にさらっと流しているような感じが多いのよね。その、すごく夢っていうのは、使いやすいんだよな。曲とか、人に言葉を、夢をさあー、とかさ、夢を頑張ろうよ、とか、夢を何か信じて頑張ろうよとかね。そういう自分がちょっと今、僕はそういう感覚がないなー。この時に『夢』っていう曲を書いた時も、夢っていうのは、一体なんなんだろうっていう。そういう、夢って何?って自分に自問自答してて。その結果、夢というのは、日の出なんだっていう風に僕はここで。」
酒「ああ、これはあの、自分の夢って今はなんなんだって悩んだ。」
徳「うん。夢っていうのはなんだ?夢っていうのは、もう、こう、あの、ハローハローサンシャインなんだっていう。それが夢なんだって。それが僕と君の夢なんだ、って。だから、光り輝いていくっていう。何かになりたい、 こうじゃないっていう、こういう事を指定する事が夢なんではないんじゃないか、っていうような事を歌ってるんですけども。」
酒「すごく、こう、やっぱり、年を重ねて、何か自分の置かれている立場が変わっていくにつれて、言葉の意味が変わっていくっていうか。」
徳「そうですね。まあ、だけど、それをまた越えたところで、何年か経ったら、夢ばっかりを使うアルバムが出てくるかもしれないよね。ほんと、そうだと思うよ。だから、人間っていうのは、どんどんどんどん、こう、あの、否定して肯定して否定して肯定して、生きていくもんだと思うから。今、僕はそういう感情です、という。だからそれに、ちがーうっていう反論をもらっても、あ、それはそうでしょう、と、あなた達はね。俺は今そうなんだ、って。」

夢というのは、光り輝いていく事なんだ…この考え方、素敵ですね!いつまでも、瞳が輝いている人でいたいと思います(^^)

【10/10にオンエアされた徳永さんの曲】
「夢の続き」、「夢」


4月29日

10月3日の「ラフ・ドリームス」から、新しいコーナーが始まりました。徳永さんのアルバムの中から1枚をピックアップして語るというものです。
酒井「徳永英明アルバムピックアップ!という事で、今日のピックアップするアルバムは?」
徳永「僕はね、敢えて太陽の少年というアルバムをピックアップしたいと思いますね。僕が今までアルバム作った中で、一番苦しく、一番迷った時期に作ったアルバムなんですよ。やっぱり、良いものからっていうよりも、自分が一番苦しかった、一番迷っている時のアルバムを、今ここで振り返る事の方が、何かすごくいいような気がして。」
酒「いいような気がして、一番、最初に持ってきました。アルバムのタイトルをつける時というのは、これは全て徳永さんが。」
徳「そうです。」
酒「この時は?」
徳「いや、この時は、太陽の少年っていう曲が、もちろん中にあったんですけども、なんかこう…Nostalgiaっていうアルバムを作った後に、まあすごくNostalgiaって、どっちかっていうと、すごくネガティブなアルバムだったんですけども。まあ、ポジティブになろうと、ポジティブ?太陽?少年であるという、そういうところから太陽の少年としたんですけど。あのー、決してこう…心がもう満たされていたとか、もうすごく快調だったりとかっていう事じゃないにもかかわらず、すごくポジティブっていうところに憧れてアルバム作ったっていう。で、今までの自分を変えたい、徳永英明っていう、どっちかっていうとアルバム全体のトーンが暗いとか、バラードとかっていうものを変えたいっていうものがね、すごく僕の中にあって、こう…なんかチャレンジしてたつもりなのね、当時は。だけど今、今考えればやはり維持していく事が一番のチャレンジであって、自分のね、カラーっていうものを、その…守る事を、こう…破棄してね。何か、だからよく言うけど、そば屋がね、代々受け継いだ味を捨ててカレー屋を始めたような、そんなアルバムだったんですよ。だから、顧客を全部捨ててまでも、新しいものを開拓するという。それがやっぱり僕にとって今考えると、太陽の少年っていうのは、すごく迷い、苦しかった、当時レコーディング中ね。その理由っていうのは、自分に合わない事をやっていたんだろうなー。自分の細胞が喜ばないようなメロディーを作って、自分の細胞が喜ばないような詞を書いていたんではないかなー、なんて気がするんですけどね。」
酒「さて、このですね、太陽の少年の中から、そのアルバムの中でも1曲選ぶとしたら?」
徳「やっぱり、そのもう…迷って…苦しんで、で一番、このアルバムの中で否定してた曲をかけたいと思います。当時、もう僕のカラーなのに、逆にこの曲は、アレンジもメロディーも詞も、その…ほんとは僕の心の叫びだったにもかかわらず、それに気づかないで、いやいやレコーディングをして、コンサート中も途中まで全然歌わなかった曲なんですよ。でも、今考えれば、このアルバムの中でこの曲を作ってて、この曲があったっていう事が、すごくその…自分を、次のね、自分へと繋いでくれたんだなーなんて気がするんですけども。
では、お届けしましょう。太陽の少年から、『君と僕の声で』」
 …曲が終わって…
徳「えー、今の曲、めちゃくちゃ否定してたんですよ、これを。」
酒「これを否定してた。あの、実際に歌っている時は、どう思われたんですか?この曲を歌っている時に。」
徳「今こう、実際に聴いてみて、あの…口を開けてないなって感じがしますね。だから、すごく嫌いで、この曲が。」
酒「歌いたくなくて?」
徳「いや、何なんだろうねー。もう出来上がりも嫌いで、何もかも、嫌いだったんですよ。で、ずっと僕のファンの人達が、何でこれを歌わないんだ?って。俺の周りのスタッフも、何でこれを歌わないんだ?って。これが一番いい、とかって言ってたんですけど。俺には当時、その良さが、もうなんにしか、自分がいやだったから。で、『裸足の太陽』だったり、いろんな、なんかこう、『Mr.Blue』だったり、ちょっとサウンド指向の曲ばっかりに憧れてて。
今、久しぶりに僕もこれ聴いたんですけど、なーんだここにすごく自分の叫びがあるなーって。ええもうほんとに、こう…涙を流しそうになりましたけど。」

このアルバムの中で、『君と僕の声で』は、やはり徳永さんに歌ってほしい世界の曲ですね。太陽の少年ツアーの最後のほうで歌われた時は、本当に感激しました!(^^)この曲は、映画『男はつらいよ(寅次郎・紅の花)』の挿入歌になっています。シングルカットされていない曲なのに、映画に使われたというところに、この曲の素晴らしさが現れている気がします。

【10/3にオンエアされた徳永さんの曲】
「君と僕の声で」、「永遠の果てに」、「未来飛行」

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