最新の注目&お薦めディスクをご紹介 (03.3.10) <<past
THIRTEEN SENSES
Thru The Glass (7") Vertigo
RAZORLIGHTと同じレーベルから、Cornwall出身4人組のデビュー・シングル。安易な例えですが、ColdplayやLongview(一緒にツアーしてます)といった叙情系メロが好きな人にお薦めの新人。声高めなヴォーカルが湿り気の多いメロをしっとり歌っておいて、サビで一気に光り輝くような感じがいいですね。Delaysのようなキラキラ感はないんですが、琴線にふれるようなメロとちょっと温度低めな感触のサウンドはUKらしくて、かなりのツボです。プロデュースはColdplay、Elbow、ESPなど手懸けているDanton Supple。(Q's)
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THE CRIBS
You Were Always The One (7") Wichita
The Blueskins, 10,000 Things等とツアーもしているWakefield出身、Ross、Ryan &Garyの3人兄弟によるバンドのこの2ndシングルがいいんです!ちょっと屈折しつつ悩みつつ、でも元気みたいな、青臭くて切なさのあるポップなメロがなんともいい感じ。3ピースらしいというか単音ギターにブンブンでドカドカと厚くしようなんて全然考えてないようなスカスカ・サウンドなんだけど、それがむしろ個性的。Buzzcocks、The Smithsも引き合いにだされているけど、自分的には、初期Death Cab+初期Ashとか、Frank & Waltersをロックさせた印象かな。ジャングリーなギタポ好きな人にもいいんじゃないかな。デビュー・アルバムは3月8日リリース予定。(Q's)
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DOGS DIE IN HOT CARS
Man Bites Man (7") V2
グラスゴーの5人組のV2と契約しての第一弾シングル。前作は、スカのリズムとDexy's Midnight Runnersのような雰囲気があったんだけど、これもやはりDexy'sぽさが漂いつつ、中期以降のXTCぽいねじれたポップさが加わった曲。そのあたりの80年代好きな人のツボを付きそう。80年代の影響といってもガレージやエレクトロクラッシュ勢が受けたのとも違ってるし、こういうバンドが話題になるのは最近なかったんじゃないかな。コステロとかでお馴染みのAllan Winstanley & Clive Langerコンビのプロデュース。(Q's)
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KEANE
Somewhere Only We Know (7") Island
以前Fierce Pandaからの2ndシングルを紹介したEast Sussex出身3人組のメジャー移籍第一弾シングル。今作も伸びのある透明感のある声で歌われる素直に良いといえるメロディの暖かい曲で、全く期待を裏切っていません。ヴォーカル、ピアノ、ベースという編成で派手さもないですが、とにかく力強さがあって、華やかなダンス系アイドルやロケンロー勢にも全く負けていません。アルバムが楽しみな今年期待の新人。(Q's)
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EARTH THE CALIFORNIAN LOVE DREAM
In The Garden (CDS) Random Recordings
SpiritualizedのJonny、元Six By SevenのSamをメンバーに含む、Nottingham出身4人組のデビュー・シングル。サイケデリアを放ちつつ、爆音を鳴らしながら疾走するサウンド、そしてサビのポップなエッジを効かせた高揚感のあるメロディと幸福感のあるハーモニーが飛び出すタイトル曲は、Motorhead meets Pink Floydとも例えられているように、只者ではない強烈な一撃を放っている。(Q's)
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KILLERKOUCHE
Die Zeit Steht Still (CDS) Superrock
アルバム"REVOLUTION"が話題だった、ドイツの3人組、KILLERKOUCHEのニューシングル。メロディの良さは相変わらずですが、よりポップ・より柔らかになってイントロのギターから「来た−!」とニヤけてしまう、一気に駆け抜ける疾走ギターポップ!甘いボーカルと3分半鳴りっぱなしのギターが最高の相性で、ワクワクする曲です。SPACE KELLYやVIRGINIA JETZT!、というとそんな感じですが、VIRGINIA JETZT!とは一緒にライブをやったりもしているらしいです。観てみたい。(アスカ)
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STANDS
Here She Comes Again (7") Echo
ノエルもお気に入りのリバプール出身4人組の3rdシングルですが、今までで一番好き!前2作のようなべたな60年代フォーク臭さがあまりなく、1stのPrimalや1stのThe Stone Roses、La's、あるいはDelaysなんかにも共通するような爽やかなメロディとサウンドが、かなり良いです。そういえば、FarrahのJezも曲確認しに来たな。デビュー・アルバム『All Years Leaving』は23日リリース予定。(Q's)
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RIVIERA
Wake Up Wonderland (CD) Philter Records
2001年のデビュー・アルバム以来、通なポップ・ファンを虜にしているドイツ在住のJulia&Roland兄妹ユニットの4枚目のアルバム。ソフト・ロック〜ボサノバ〜ディスコ・ポップ〜フレンチ・ポップなど幅広いポップ・フレイヴァーを閉じ込めたスウィートで美しいラウンジ・ポップを聞かせてくれます。センスの良さ、サウンドの完成度も高いのですが、何よりも歌心を大事にしているのが魅力。2人の優しいハーモニーもすーっと心に溶け込み、癒し効果も抜群。T6のような軽い疾走感のある曲などは、インデイ・ポップやギター・ポップ好きにも間違いなくストライク。こんな21世紀型ポップをBGMにするだけでお洒落度もワンランク・アップ!なんて。(Q's)
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SPECIAL NEEDS
Sylvia/Tarts (CDS) Twinstar Revolution
Razorlightのサポートなども経験済みのロンドンで活動中の5人組のデビュー・シングル。Razorlight風なサウンドを期待するとちょっと肩透かしを食らうかな。同じようにVelvet Undergroundの影響は感じるが、 もっとModern LoversというかJonathan Richman、初期Pavementのようなどこか壊れた脱力風なガレージ・ロック。そんなところはAlan Mcgeeのお気に入りってのもわかる気が。"Tarts"の「ナナナ」ってコーラスが印象的。2ndシングルはどんな感じなのかな?(Q's)
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