和菓子の基本

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 和菓子の種類は多種多様です。それぞれ、深い味のものが多く、見た目に圧倒されるものもあります。
和菓子を作る際には、感謝の気持ちをもって、集中力が必要とされます。
 晴れの日、雨の日、その日の気温や湿度によって、味が微妙に変わってきます。
和菓子づくりの際は、感覚で作るということも大切となってきます。

和菓子の種類について

1. あん

和菓子の基本で、小豆こしあんと、白こしあんが多く使われています。大きく、こしあんとつぶあんがあります。
つぶあんとは、小豆の皮を破らないように柔らかく煮たものです。こしあんとは、清潔な布巾などに包んで揉んで使うものです。

2. もち菓子

いちご大福やきびだんごの事を指します。
もち菓子には、もち米を8時間程度水に浸して使います。
もち菓子は、作ったら当日食べるように、手順をよく考えて作るようにしましょう。

3. 蒸し菓子

蒸し上げて作る菓子、蒸しパンなどが代表例です。
ふくらし粉を使う薬まんじゅうや、大和芋を使う薯蕷まんじゅう、酒類を基にして作る酒まんじゅうがあります。

4. 焼き菓子

どら焼きなどの焼き菓子は、平なべなどの鉄板の鍋を使います。
包み焼きのもの、栗まんじゅうなどは天火を使って焼きます。

5. 上生菓子 -じょうなまがし-

職人技が光る菓子、練りきり、茶席菓子のことを上生菓子といいます。
季節を表現した外見の菓子、お茶に合わせた菓子、まさに芸術品です。

6. 流しもの

寒天やようかんのことを指します。
寒天は粉のもの、糸などの形状であります。それを、たっぷりの水に浸してふやかします。
ふやかした寒天の水けをちぎって、火にかけて、溶けたものに砂糖を加えて作ります。

7. 打ちもの

らくがんや葛のことをいいます。
砂糖にみじん粉を合わせて、蜜などで固めます。
固めるときは、型に入れて固めます。その型で色々な絵を描いたりされる時もあります。

8. あめ

基本的に砂糖と水で煮て作ります。

9. 甘味豆

おしるこ、ぜんざい、甘納豆など、豆を煮て砂糖を含ませるものです。



和菓子の起源について

和菓子は、昔から「くさくだもの」と言われ、野生の実や、草の実が菓子の役割をしていたようです。

垂仁天皇の命で、田道間守が霊薬を求めて、はるばる中国に渡り、やっとの思いで探し求めたものが、
みかんの原種、橘でした。喜び、急ぎ帰国してみると、天皇はお亡くなりになっていました。
大そう嘆き、悲しんだという伝説があります。その為、
菓子の祖神として、田道間守を祭る社もできたと言われています。
当時は、柿、栗、橘、なつめなどの自然の甘味は、ぜいたくな菓子だったそうです。

その後、奈良時代に、遣唐使によって、唐の珍しい菓子や技術が入ってくるようになり、
それらを唐菓子-からくだもの-と呼んで、日本に広まっていきました。
この菓子は、主に、もち、うるちの粉をこねて、油で揚げたものが多いです。
日本の和菓子の元祖として、後々まで影響を残しました。

鎌倉時代には栄西禅師が、茶を中国から持ち帰ったことで、
禅宗の中で茶の間食として、点心(茶菓子)が作られるようになりました。
点心は、まんじゅう、麺類、ようかん類などです。
中でも中国の僧、林浄因が奈良で塩瀬姓を名乗って、作られたまんじゅうは有名です。
これから、日本の各地に、まんじゅうが育っていきました。

一方、東洋的な菓子の成り立ちに対して、
桃山時代にはスペイン、ポルトガルとの貿易によって砂糖が入り、
今までの蜂蜜、甘葛の甘味から、砂糖の甘味に移りました。
宣教師によって、織田信長に贈られた菓子が、
日本で始めての金平糖だったと言われています。
有平糖、カステラなど次々に西洋味が入ってきましたが、これを
南蛮菓子と呼ばれるようになりました。
この時代まで貴族階級だけが、贅沢な菓子を食べてましたが、
ようやく一般庶民の間でも、口にすることができるようになりました。

こうして優美な菓子から庶民の菓子へ移り、
多種多様に開花したのはなんといっても江戸時代です。
素朴にして粋な感覚で作られた、わらびもち、くずもち、桜もち、きんつばなど、
今もって親しみのある菓子として、現代までも受け継がれてきました。
また、俳句菓子、踊り菓子など、江戸時代の風俗を写し出した菓子も考案され、
祝につけ、不祝儀につけ、菓子が生活の中にじっくりと入ってきたのもこの時代です。
また、駄菓子、雑菓子とも呼ばれる今川焼、ゆべし、たんきりあめ、かりんとうなど、
人気ある菓子が街頭を売り歩く菓子屋によって、広くひろめられました。

明治に入って、バターやミルクを加味した、
洋菓子風な和菓子もつくられるようになりました。
しかし、基本的に純粋な和菓子は、根強く日本の生活に定着し、
あわただしい生活の中で、憩いと安らぎを求めるときに、求められました。

長い歴史と日本の風土に培われ、わび、さびをめでる和菓子の一つ一つに、
あらためて親しみと、愛おしさを見つけ、
大切に次の世代へ受けついでいきたいと思います。


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中学時代のレポートを下記に記します。何かの参考になればと思います。
調べーた1 〜和菓子について〜
調べーた2 〜10年前に訪れた老舗メモ〜
調べーた3 〜まとめ(中学生編)〜
旅録



日本食のいいところをまとめました。
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