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U-220

音色あれこれ

比較的スタンダードな音色から、Roland的な特徴のある音まで揃っている。 カードも含めると専用音源だけあって、その音色は非常に多岐に渡り、いずれもクォリティは高い。

エフェクト

無し

出音の傾向

JVシリーズに比べ、荒々しくも瑞々しいといった感じで、圧と粒立ちがしっかりと際立っている。 ミックスさせた時は、後ろに引っ込ませても適度に主張してくる。

シンセサイズ

2音までのレイヤーをサポートしていて、パン、ピッチはもちろん、ディケイの設定などもちゃんとできる。 Nuanceというパラメータで、太鼓の鼓面と胴鳴りの比率や、ライドのベルとカップの比率などを簡単に変えられる。 フィールパッチという機能で、演奏上のバラツキ感を意図的に作ることができる。

ボタンの数が少ないものの、場面場面に応じて混乱しにくい程度に役割が変化し、一見するよりもずっと操作性は良く感じる。

他、長所と感じるところ

古いRoland音源だけども44.1kHzサンプルされているので、Drums音源としては精神衛生上よろしい。 やはりテンポラリ機能が強力で、ユーザー領域に保存せずにユーザードラムを使いやすい。 拡張カードが3枚も差せる。

他、短所と感じるところ

番号にして10番以上のカードは、キットを自分で組まないと音が確認できない。 強いて言えば、内蔵エフェクタがあればもっと強力だったろうか。

向いていると思われること

本体だけでは、金物音源として比較的いいかな。 拡張カードを含めれば、Pop/Rock系分野やエスニック系では、時代を問わずに使えると思う。

私の使い方

迫力のあるキャッチィな音が欲しい時。基本的に、SC/JVの親玉みたいな音なんで。

使い方Tips

特に無し

注意用語
インストパート
パッチ内部に存在する領域。いわゆるドラムキットパート。
テンポラリ

現在エディットしているものが格納される一時領域のこと。 テンポラリパッチ、テンポラリフィールパッチが存在し、それぞれダンプアウトすることができる。 全てダンプアウトしておいて、それをR-8Mに送信すると、現在の音源の演奏設定がダンプアウトした時点と同じものになる。 これにより、インターナルメモリを壊さずに独自の音色をシーケンスで手軽に扱うという芸当が可能。 ある意味、Rolandの強さの最たるところかも。

パッチ
1つのインストパートと1つのパフォーマンスパートを持っていて、プログラムチェンジによって呼び出せる最大のもの。
パフォーマンスパート
パッチ内部に存在する領域。通常は音階を持ったパートを作成するのに使う。いわゆる普通のパート。
メーカーサイト

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