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1999年
現実の3分間/非現実の3分間
〜ピアソラへのオマージュ〜

音楽構成:浅野 淳
美術:宮崎 秀人
衣装:井上 幸子
照明:関根 有紀子
初演:初台新国立劇場小ホール

「世紀末の今、男と女はすごいスピードで光(現実)と影(非現実)を行き来していると思う。孤独でいると共存を求め、共存に甘んじていると孤独を求める。そのエネルギーとは何なのか。」
(新国立劇場情報誌「The Atre」より)

「この作品を創ろうと思ったきっかけは、ピアソラの『現実との3分間』という楽曲のタイトルにインスピレーションを感じたことによる。またピアソラのタンゴの音楽には、人間の様々な心の情景が描写されているように思う。ノスタルジックな中にも感じられる暴力、怒り、不安、愛、欲望、光、影、孤独…。
  さまざまな瞬間をエピソードとして描き、人間の本質の一面をこの作品の中に押し込めてピアソラへのオマージュとしたい。」
(創作ノートより)

ピアソラ 
1997年  
Regeneration
待っていると来ない
1.10.15.30.30.120
ツカレタ
それって僕?

見ていた
見ようと思った
見ていたいと思った
そのうち消えた
それって自分?
(田口市広のテキストより)

電話がならない
昨日もならない
今日もならない
明日もならない
それって私?

2人の後ろ姿
あの人のとなりで笑ってる
それって夢?それとも私?
(金子仁美のテキストより)

Regeneration
新国立劇場開場記念公演委嘱作品

音楽構成:浅野 淳
美術:前田 哲彦
衣装:井上 幸子
照明:杉浦 弘行
初演:初台新国立劇場中ホール

「今日でも、ロミオとジュリエットのような愛は成立するだろうか?ハムレットとオフィーリアは?アダムとイブは?と疑問を投げかけてみると、現在生きている自分自身さえもが分からなくなってしまうだろう。私は誰?あなたは誰?とつぎつぎ疑問が湧いてきて、やがては存在の迷宮に迷い込んでしまう。
  そういう“?”を背負って生きていかなければならない現代の男と女の新しい関係が、果たして見えてくるだろうか。」
(新国立劇場現代舞踊パノラマ展プログラムより抜粋)

1996年  

Uncertain-不確かな-

音楽構成:浅野 淳
美術:松本 剛
衣装:井上 幸子
照明:関根 有紀子
初演:新宿パークタワーホール

触っていると安心するのに
触り続けていると不安になる
見えるものには関心はあるが
見えないものには関心がない
でも見えないものを愛したがる
光の中にいると闇をほしがり
闇の中にいると光をほしがる
だから部屋には明るいところと暗いところがある
安定していると安心するが
安定しすぎると不安になる
だから、やじろべいが好き
過去を欲しがり、未来を欲しがり、特に現在を欲しがる
何故、人は、確かなことを欲するのか…

(公演プログラムテキストより)

Uncertain 
1995年
シンデレラ  THE LAST ERA OF CINDERELLA

音楽構成:浅野 淳
衣装:井上 幸子
照明:杉浦 弘行
初演:光が丘IMAホール
1998年光が丘IMAホールにて再演

「ある映画の、女の死体を抱く男を描いたラストシーンに刺激を受けてイメージが生れた。男が抱いているのは、現実に存在する女ではなくて架空のものだ、と思い、そこから、王子はシンデレラを愛しているのじゃなくて、靴を愛していたんだという着想になった。」 (新国立劇場現代舞踊パノラマ展プログラムより抜粋)
 

CONTACT IN THE CAVE

音楽構成:浅野 淳
衣装:井上 幸子
照明:足立 恒
初演:池袋芸術劇場小ホール
1996年バニョレ国際振付賞ジャパンプラットフォームにて再演

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