R&R Fragments
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予定では「カヅミバンドのその後(仮題)」をまたもやStonesに絡めて書くつもりだったんですが、ちと煮詰まってしまったので、かわりにupしました ↓
第7回 |
Re: Faces |
From: mack |
Dated: '01/06/07 |
ごくタマに 何も考えてないおバカなR&R(以降バカRと表記)を聴きたくなることがある。
僕の場合、精神的に疲れてしまったとき・ハードなものに体が拒否反応を示しているとき以外は大体、Stonesを中心としてあくの強い音楽を聴いているので、POPで明るくて何も考えてない(ヒドイ言われようだな)R&Rを聴くことってあんまり無かったりする。
まぁ嫁に クリス・レア聴かせたりはしてますが
…彼はmackのなかではライトでPOPなブルーズ、の範疇に入っているので…
ま、ヒューイルイスとかJガイルズでも好いようなもんだが、
やはり読後感、じゃなくて聴き終わったあとの感動が欲しいときは FACES!だ。
初めて聴いたのは、お決まりの " Maggie May "、だったと思う。
それ以前にロッドのアルバムから何曲かは聴いていて( Hot Legsが大ヒットした時 ラジオで聴いた記憶あります) その時点ではまだ「ヘンな声だなぁ」とか不埒にも思っていたが、
前後して ジェフベックグループの1st "Truth"を入手しぶっ飛んだ。
もうその辺りの順番はごっちゃになっているが
・Stonesにハマリまくって
・その周辺のソロ作なんかも聴くようになって
・特にロンウッドが好きになって
・またロッドに帰って来た、
というような感じで自然に FACESも聴くようになったんじゃなかったかな…。
まぁ、やっぱり(どのR&RバンドもそうだけどFACESも)真骨頂はライブにあったわけで、
このアルバムは1973年10月の全米ツアーでロサンゼルスのアナハイムとハリウッドパラデイアムの公演を収録したものだ。既にベースはロニーレインが脱退していて山内テツさんになっている。
このアルバム" Coast To Coast "を初めて買って愛聴盤になってた時って、
かなり実りのない恋愛をしていて、そんな心情と相反するような明るいバカRにハマってしまったようだ。本当にこの頃のFACESは酒飲んで何も考えずに(一部記憶無くしてたという噂あり)ステージしてたらしい。何とも羨ましい話だ
ホンキートンク風のロックンロールバンドとでもいうのか。ジェフベックから離れてロッドスチュアートが目指したというか安住したのがこのサウンドというところに興味を覚えつつ、またグラスに氷を放りこみウィスキーを注ぐ。〜ついつい酒に手が…
まず耳に心地よいのがイアンマクラガンのピアノ、それにまとわりつくようにからみ・またある時はリズム主体のリフや(あんまりブルース臭さを感じさせない、あくまで明るくそしてちょっとだけ哀しい)スライドで存在を主張するロンウッドのギター、ビルワイマンとはまた違った意味で巧い・メロディックなロニーレインのベース、シュアでタイトなR&Rドラマーを地で行くケニージョーンズ、そしてロッドのあの声…なんてゴージャスで輝いているバンドなんだろう。〜今残っているライブ映像などを見ても凄く楽しんで Same O' R&Rを演っているのがわかる、スポットライトが照らす光のなかステージを駆け回るロッドとロンはやんちゃ坊主のようだ
そうこうしてるうちにA面が終わり(当然2,3杯とグラスを重ねていく)B面だ;
I wish it would rain ~ I'd rather go blind ~ Boastal Boy/Amazing Grace ~ Jealous Guy
この選曲と曲順は反則…(酒で涙腺緩みまくり感涙の雨)
# 多くを語るのは野暮(かな?)、敢えてコメントすればジョンの" Jealous Guy "がこんなにブルージーに、かつ共感できる曲になってしまうなんて、という感じだ。〜いやジョンに共感できないわけじゃないけど、ね、こっちのほうが「くる」んです
〜バカRとか言ってスミマセン、といつも最後に謝るハメになる。バカは俺のほうだ…