R&R Fragments
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第2回 |
Re: ジョンの魂 |
From: ランナー |
Dated: '01/05/14 |
彼はCIAのブラックリストに載るほど、国家権力を批判する発言を繰り返していた。
彼が暗殺されて一番喜んだのは米国政府だろうな。現代のミュージシャンは恋の歌一色で殆ど政治的発言をしないし、声明を出すときは環境問題がその大半だ。もちろんエコロジーは大切だが、自然を守れと言うアピールは誰にとっても正論であり、その発言から生まれる敵対者は多くはない。ジョンは自分の名声を逆に利用して、とにかく反核・平和運動に燃えまくっていた。ベトナム反戦運動では、戦争で大儲けしている軍需産業を糾弾し、連中を震え上がらせた。当然右翼の敵も増えまくり脅迫も多かったであろう。
自宅の玄関前で背中から何発も銃弾を浴び、無惨に撃ち殺されたジョン。
犯人は熱狂的ファンと名乗っているが、それを短絡的に信じることはできない。この混乱した世紀末に彼がいないことは、我々人類全体にとって、あまりにも痛いと思わないか?