新澤健一郎 (piano) 岩瀬立飛 (drums) 安ヵ川大樹 (bass) 音川英二 (tenor & soprano saxophone) |
Quiet Leaves |
personnel : 新澤健一郎 (p) 岩瀬立飛 (ds) 安ヵ川大樹 (b) 音川英二 (ts,ss) 香取良彦 (vib) number : 1. Sunshine 2. Sightseeing 3. こもりうた 4. Chopper 5. My Blues Tune 6. La Voyant 7. The Way to Read Fact 8. Song for ... 9. Quiet Leaves |
新澤さんのHPには、このアルバムのレコーディング・エピソード なども掲載されていますので、是非、そちらもご覧ください。 |
1999/11/29 (Mon) 青森県弘前市 ADVENT HILLS にて Quiet Leaves のライブが開催されました。 Quiet Leaves は、ピアニスト 新澤健一郎 と ドラマー 岩瀬立飛 をリーダーとする双頭バンド(新澤&タッピー・プロジェクト)のアコースティック・バージョンです。これまで六本木ピットインを本拠地のようにして活動を続けていましたが、今年9月30日にバンド名と同名アルバム、初CDをリリースしましたので、これを記念して初の東北ツアーを敢行! と言っても、今回は、弘前市 ADVENT HILLS のみの開催でした。東北地方、他地域の皆さん、ごめんなさい。 なお、CDには vibも参加していますが、今回は両リーダーとサックスの音川英二、ベースの安ヵ川大樹によるカルテット。 さて、このライブ前夜から青森は悪天候に見舞われ、断続的に吹雪き。メンバー達は、ライブ当日の昼頃に青森空港着の予定でしたので、現地スタッフは、ちょっと心配。でも、無事に着陸した空飛ぶ鉄の船から降り立った勇者4名は、降り積もる雪をものともせず会場入り。 聞いたら、音川さんは新潟出身、新澤さんは幼少の頃、札幌に住んでいたとの事。それじゃ、この程度の雪は、なんとも無いネ状態で談笑のリハ開始! 一応、PAは準備していたのですが、この日の会場コンディションが非常に良く、完全生音で演りましょう、と意見一致。ECMサウンドを彷彿とさせる音響空間ができあがりました。 これは、ドームのような吹き抜けと船体内部を思わせる梁で構成される非常に面白い空間を持つ会場 ADVENT HILLS と当日の気温湿度とが絶妙にバランスしたのだと思います。 そこで、2曲目で音川さんの吹くソプラノは、中二階、梁の上から会場へ降り注ぐようにしてみよう、という事で... ...と、こんな実験的試みを。因みに、この位置へ演奏者が登って演奏したのは、今回が初めてでした。 そういうアイディアなどを出し合いながら、更に、いきなりフリー・ジャズ的アプローチあり(これがまたメチャGOOD!だったのですが、本番では無し)のリハも終え、ちょっと一息つくメンバー達です。 この時も会場の響きの話題からECMの話題となり、ひとしきりヤン・ガルバレクなどで盛り上がった後は、いよいよ本番。 今回のコンサート・サブタイトルは、『スリリングなのに癒される』。 まずは、SNOOZEな雰囲気のアプローチでホンワカさせるのかナ?という安易な予想は見事に覆され、電気信号に腐食されない生音の鋭く温かい直撃で会場は満たされた。そのダイナミックスには、もう、癒されっぱなし。心地良いとは、こういう事を言うのだろう。きっと。 新澤健一郎(p) 岩瀬 "Tappy" 立飛 (ds) 安ヵ川大樹 (b) 音川英二 (ts) 1st set 1. Sunshine (新澤) 2. Chopper (岩瀬) 3. soprano sax solo 〜My Blues Tune (岩瀬) 4. drums solo 〜Sightseeing (Wayne Shorter) (*)2〜4はメドレー 1. Bye Bye Blackbird 2. Quiet Leaves (新澤) 3. 〜 piano solo 〜 Song for ... (新澤) 4. Fairyland (新澤) 5. こもりうた (新澤) (*)2〜3はメドレー Autumn Leaves 打ち上げは、同会場にて中華料理のバイキングとワインで盛り上がるのでした。 取り敢えず、ここでの報告は、このへんで... |